【基礎って何？】現役阪大生が語る阪大工学部と基礎工学部の違い

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国公立大学や、早慶上理、関関同立、産近甲龍
といった難関私立大学に逆転合格を目指して
通っている生徒が数多く在籍しています！

皆さんこんにちは。武田塾茨木校です。

今回は私が実際に受けた質問について回答していきます。

「大阪大学工学部、基礎工学部何が違うのか」についてです。

私は工学部ですが、公平に紹介するように努めます(笑)

”基礎”工学部なのでレベルが低い？
工学部、基礎工学部の違い

”基礎”工学部なのでレベルが低い？

よく言われるのは「基礎」とついているので工学部よりレベルが低いのではないか？ということです。

これについては「NO!」です。

「基礎」とは一言で言うと「理論」という意味です。工学部に比べてより理論に寄っているという意味です。

簡単にいうと「工学部と理学部の中間」ということとなります。

基礎工学部はΣのロゴが有名ですが「工学と理学の融合」を表しているとのことです。

基礎工学部

ちなみに博士号については基礎工学部(基礎工学研究科)では工学博士か理学博士か選ぶことが出来ます。

これは工学部にはない基礎工学部の魅力ですね。

工学部、基礎工学部の違い

1.学科の違い

身もふたもないですが、実際には学部ごとというより学科ごと、研究室ごとに違いがあります。
それぞれの設置学科を示します。詳細は各学科のHPをご覧ください。()内は略称

工学部	基礎工学部
応用理工(応理)	システム科学(シス科)
応用自然(応自)	電子物理(電物)
地球総合(地総)	化学応用科学(化応)
電子情報(電情)	情報科学(情科)
環境エネルギー(環エネ)

それぞれの学科ごとの説明は割愛しますが、注目してもらいたいのが、黄色く塗った部分です。

例えば建築やインフラ系について学べる学科は基礎工学部には無く、工学部の地球総合工学科のみです。

また似たような学科でも分属が異なります。

例えば情報を専攻したい場合、

①工学部電子情報工学科
②基礎工学部情報科学科

の2学科で学べます。

しかし①の場合は電気系と情報系の分属があります。一方で②の場合は計算機科学、ソフトウェア科学、数理科学に別れます。このように一見被っているように思える学科でも分属が異なるのでしっかり確認するようにしましょう！

2.キャンパスの違い

工学部は、2年次からは吹田キャンパスに移動しますが、基礎工学部は卒業までの6年間は豊中キャンパスです。(ただし情報科学研究科は除く)
部活やサークル等の課外活動の大半は豊中キャンパスが拠点となっているので、豊中キャンパスの方が良いと思う人も少なくありません。
吹田キャンパスは、「大学」というよりかは「研究所」「工場」に近い見た目であるので、人を選ぶようなものとなっております笑

豊中キャンパスの周りには石橋商店街等の学生街がありますが、吹田キャンパスの周りにはそのようなものが無いのは寂しいところです。

立地の面では豊中キャンパスにある基礎工学部の方が良く、これが後述する難易度の違いにも表れているのかもしれません。
茨木からなら吹田キャンパスの方が近いです(万博公園の近く)

3.入学難易度の違い

参考までにパスナビの偏差値と共通テスト得点率を載せます.(去年からは共通テストの配点も同じです)

工学部	基礎工学部
応用理工学科:60.0,79%	システム科学科:62.5,81%
応用自然科学科:62.5,80%	電子物理科学科:60.0,80%
地球総合工学科:60.0,79%	化学応用科学科:60.0,81%
電子情報工学科:62.5,80%	情報科学科:62.5,82%
環境エネルギー工学科:60.0,79%