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【受験情報】成績標準化・得点調整とは? 有利になるの不利になるの?

武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分

大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です。

 

今回は、講師の日比野が担当させていただきますm(__)m

特に早稲田受験生注目!成績標準化や得点調整についてお話します。

 

大学入試の実態

皆さんこんにちは。

11月に入り、やっと秋らしい少し肌寒いですが過ごしやすい気候となりましたね。

そんな秋の本格的な訪れを感じる昨今、受験生にとってやはり気になるのは

志望校の入学試験の実態

ですよね。

 

この時期になって、志望校を決めている受験生はさすがに一回は志望学部の過去問に目を通しているとは思いますが、

さらにその奥の

頻出の分野・各単元(大問)の点数配分や時間配分・設問様式

などなど

自分自身の学習到達度とは無縁であり、ほぼ不可抗力的に大学側から課される部分の実情などにも神経を尖らせていると思います。

 

また、この時期から特に早稲田大学受験生からよくこんな質問をよく受けます。

「早稲田って成績標準化で点数いじられちゃうんですか?」

「せっかく入試本番で良い得点をとっても、得点調整で点数を自動的に下げられちゃうんですか?」

そこで今回は、例年特に早稲田大学受験生が大きな関心を寄せる

成績標準化制度(もしくは得点調整)

についてお話ししていきます!

 

そもそも得点調整って何?

そもそも得点調整(成績標準化)とは、

入試本番において、異なる科目を選択して違う問題を解答した受験生間の不公平さを解消する制度です。

 

言うまでもなく、大学受験には様々な科目が存在します。

東大などの難関国公立大学必須となる受験科目も多岐にわたるのですが、

多くの私立大学の一般入試

英語(文理問わず)+国語(文系)・数学(理系)+社会1科目(文系)・理科1科目(理系)

の計三科目で行われることが多いです。

 

そこで、得点調整(成績標準化)制度は以下のような働きをします。

例として

A君がX大学のY学部の一般入試を世界史選択で受験したとします。

しかし、その年の世界史の問題が例年よりも難化していたため、受験者平均点(合格者平均点ではないことに注意)が他の選択科目よりも下がってしまいした。

(例:世界史の平均点・・・25/50、日本史の平均点・・・35/50、地理の平均点・・・34/50)

そこで、A君は世界史でその平均点よりも10点高い35点を取ったとします。

そうなると、

科目というくくりを外してみたときにA君や彼と同じく世界史で高得点を獲得した受験生が他の科目を選択した受験生よりも不利になってしまっている

ことがお分かりでしょうか。

 

詰まるところ、受験は総合点で勝負をするので、その年の特定の科目で何点を取っていても、合否判影響うも出ません。

しかし、そうなると先ほど例に挙げたA君が、その年の同じ学部を日本史や地理で受験した受験生と比べて不利になってしまいます。

A君には泣き寝入り以外に成す術はないのでしょうか,,,

そこで、登場するのが

得点調整(成績標準化)制度です!

 

この例の場合なら、世界史受験の学生には得点調整分の数点が与えられるので、A君のように総合点を用いての合否判定で不利になることはありません。

 

実際の例

ここで、実際に得点調整が行われたと思われる試験の実例を見てみましょう。

以下は早稲田大学商学部2015年度入試の結果(受験者平均点)です。

外国語  40.589(80点満点)
国語   37.725(60点満点)
・日本史  33.364(60点満点)
・世界史  35.967(60点満点)
・政治経済 41.998(60点満点)
数学   16.631(60点満点)

商学部の受験科目は、全受験者必須の英語と国語に加えて、世界史・日本史・政治経済・数学から一科目選択となっています。

ここで注目してほしいのが、選択科目4つのうち、数学だけ極端に平均点が低いということです。

もちろん早稲田大学商学部は、文系数学の中でもトップクラスの難易度で有名ですが、これだと数学選択の受験生が不利ですよね。

そうならないように、大学側が公式に得点調整の実施を認めているのです。

 

もちろん、ただ単に該当科目の平均点が低いということだけでは得点調整実施の基準にはならないそう(受験者数やその科目の客観的な難易度)ですが、受験者サイドからしてみたら、その制度の存在自体があるだけで安心できますよね。

 

しかし注意が必要なのは、具体的にどのような状況になったらこの制度が適用

されるかは、この事例(早稲田大学商学部)を含めて多くの大学・学部では公表されていません。

(この点はまた後程詳しくお話します。)

 

得点調整のデメリット

ここまで、得点調整とは具体的にどういったものなのか、実例を含めてお話ししてきました。

そこで皆さんは

「得点調整って受験生の味方じゃん!」 「安心して志望校を受験できる」

といったように、得点調整のポジティブな面がおわかりいただけたと思います。

 

しかし、実際は受験生やその周りの人々の認知しえないところで、様々なデメリットが生じているのです。

 

デメリット①

得点調整がどのような規則に則り行われているのかが不明

上記で触れたように、我々受験する側は得点調整がどのようなものなのかはわかっていても、では実際にどういう事態になったら、どのような形で行われているかは把握できていないのです。

 

大学や学部によりさまざまではあるはずなのですが、実際に、どの科目の平均点がどのくらいの時に、どんな計算式を使って得点調整がされるのかは具体的にはわかっておりません

しかし、長年の経験や情報などからその実態に限りなく迫ろうとする試みもなされています。

以下は、ほぼこれで間違いがないとされている、早稲田大学の学部共通の得点調整時の計算式です。

(素点-平均点)×0.25+(素点-平均点)+満点の半分の点数=標準化後の点数

 

また、この方式では自分の得点が実際の平均点とどれくらい離れているかで、得点が与えられるか、引かれるかが変わってくるのでその点も考慮する必要があります。

 

デメリット②

得点調整後はだいたい点数が下がる

これもまことしやかに囁かれていることですが、得点調整後の素点(受験者が実際に獲得した調整前の点数)よりも

下がる

ことがほとんどです。

したがって、過去問演習で自分の満足いく点数が取れていて、安心できないということです。

一般的に、社会科目の素点の平均点が高いことは有名です。

故に、社会科目に限っては、素点(実際の点数)×0.8と、

またそれ以外の科目に関しても、素点(実際の点数)×0.9ほどと認識しておきましょう。

 

有名大学の得点調整

今回は、都内の主要私立大学の得点調整(成績標準化)の実施の有無についてお伝えします。

ただし、上述したように調整方法については一般に公開していないことがほとんどなので、

特記のないものはすべて未公表であると考えてください。

 

早稲田大学

早稲田大学は学部によって得点調整される科目が異なります。

詳細は以下の通りです。

法・商・文・文化構想・教育・人間科学:全科目

政治経済:外国語、地歴または数学

社会科学:地歴・公民または数学

スポーツ科学:国語または数学

国際教養:地歴または数学

 

慶応義塾大学

常に実施されるのではなく、得点状況に応じて実施されます。

以下は2019年度の実施状況です。

文・法・商:地歴

総合政策・環境情報:数学、情報、外国語または数学及び外国語

看護医療:数学、化学、生物

 

明治大学

受験生の間では、「明治大学には得点調整がない」と言われていますが、実際にはあるそうです。

ただし、選択科目のみの実施で、共通科目における実施はありません。

 

青山学院大学

明治大学と同様に、選択科目においてのみ得点調整が実施され、共通科目は素点で計算されます。

 

立教大学

こちらは全科目とも得点調整の実施があります。

また、立教大学は得点調整の方法も偏差値方法であると公表しています。

 

偏差値法とは、科目の平均点を偏差値50として、点数の分散に基づいて

受験者の点数が平均点からどれくらい離れているかを算出する方法です。(数学Ⅰで習いますよね!)

 

中央大学

すべての科目、すべての学部で得点調整が実施されます。

また、調整方法としては「偏差法」を用いるとしていますが、これは立教大学の用いる偏差値方法と同じものと考えても良いでしょう。

 

法政大学

一般入試では、すべての学部・学科における試験のすべての科目で、得点調整が実施されます。

調整方法については、「本学独自の計算式を使」うとしか発表されていなく、詳細は非公表です。

 

また、共通テスト利用の場合、得点調整は行わないとしています。

 

 

おまけ

ここまで、得点調整が実施される私立大学の受験生(特に早稲田大学)を対象にしてお話ししてきましたが、

実はこの制度、日本全国のほぼすべての大学受験生に影響を及ぼすものなのです!

 

それはなぜかというと、

大学入試共通テストにおいて得点調整の実施が公表されているからです。

調整の対象となるのは以下の通りです。

理科:生物・科学・物理・地学 間 (もちろん基礎科目における実施もあり)

地歴:世界史B・日本史B ・地理B 間

公民:現代社会・倫理・政治経済 間

 

ただし、こちらの試験においては実施となる条件があらかじめ公表されていて、

各科目の平均点の差が20点を上回った際に実施されます。

 

最後に

今回は、得点調整(成績標準化)のお話しをしました。

例年、多くの受験生を惑わせるこの制度、実態の多くは闇に包まれています

しかし、受験生の皆さんは、実際にこの制度が適用されて点数の変動があったとしても、

受験者平均よりも高い点数を獲得すれば、素点よりも得点が低くなることはあまりありません

また、そもそもこの制度は受験者間で有利・不利が発生しないように作られたものである、ということも忘れてはいけませんね。 

なので、皆さんは安心して受験勉強に勤しんでください。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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