英文解釈の勉強はいつからはじめる！？勉強法と参考書をご紹介！

武田塾の塾生が英語の勉強をする際、基本的には”英単語”と”英文法”からスタートします。英単語であれば「システム英単語」や「ターゲット1900」、英文法であれば「肘井のゼロから英文法」や「Next Stage」「Vintage」といった参考書を使用して進めます。

英単語と英文法を一通り完璧にしたら、その次に英文解釈に入るのですが、実は多くの塾生が英文解釈の参考書のやり方･使い方を正しく理解できていないんですね。この英文解釈が正しく勉強できれば、さらに英語のレベルを1ランク上げることが可能なので、みなさんもぜひ参考にしてください！

そもそも英文解釈って！？

英文解釈とは、英文の構造を理解した上で和訳をすることです。1文をまともに訳せない人が、英語長文を正確に読解することって、非常に難しいですよね？

みなさんは模試などで、長文を読んでいるときに、1文がやたらと長い文章に遭遇した経験はありませんか？

中学英語から高校英語に変わって、英語の難易度はドンドン上がっているのに、中学生の頃は英文解釈をやっていなかったからといった理由で、高校生になっても英文解釈をやらない人は実は多いんです。しかも、英文解釈という言葉さえ知らないという高校生も実際に多くいます。英語の難易度が上がって長文が読めなくなってくると、長文の問題集をひたすら解く高校生もいますが、それは効率が非常に悪いんです。むしろ、間違いと言っても良いでしょう。

大学入試では、出題者も受験生全員に長文をスラスラ読まれたら、受験生を差別化できなくなってしまうので、大抵の場合は大問1題の長文の中に2～3文の難しい文を混ぜてきます。そこで、英語ができない受験生を振るいにかけて、誤った解答に導いて差別化を図る戦略なのです。

そこで、SVOやSVOCなどの文型や、修飾関係、単語･文法などを駆使して、英文の構造を理解した上で長い1文を正しく和訳できるようになるのが、英文解釈をやる狙いというわけです。

英文解釈をマスターすると、1文がどんなに長くても正しく訳せるようになり、文がいくつも連なった長文問題で苦戦するということが劇的に減るというわけです。

成績上昇

英文解釈っていつからはじめる？

前述の通り、解釈は単語と文法を一通りマスターしてから始めましょう！

今の段階で単語と文法に着手していない人は、まずは単語と文法からスタートさせてください。

すでに単語と文法に着手している人は一通りマスターしたら、英語長文の前に英文解釈に入りましょう。

5月末までに単語と文法を一通り終わらせ、6～7月で解釈を一通り終わらせ、8月末までに英語長文の問題集をやるといった流れが理想ですね！単語･文法の復習期間に解釈を追加し、解釈の復習期間に長文を追加するとスムーズにいきますよ！

英文解釈でおススメの参考書

英文解釈の重要性を理解してきたところで、おススメの参考書を難易度別にご紹介します。

●肘井の読解のための英文法

●入門英文解釈の技術70

●基礎英文解釈の技術100

●ポレポレ英文読解のプロセス50

英文解釈

「肘井の読解のための英文法」は、「英文解釈なのに英文法？」と思う人も多いかとは思いますが、こちらは英文解釈の参考書になります。例文が多く、短めの文章が載っている参考書なので、英文解釈の取っ掛かりに最適な参考書となっています。

「入門英文解釈の技術70」と「基礎英文解釈の技術100」は、英単語や英文法を一通りマスターしている人におススメです。例文も多く、長めの文章が載っている参考書なので、「入門英文解釈の技術70」であれば共通テストで6～7割、「基礎英文解釈の技術100」であれば共通テストで7～8割を目指すことができるでしょう。

「ポレポレ英文読解のプロセス50」は、紹介した参考書の中でも一番難易度が高く、MARCHレベルと言われる難関大学を志望している人向けの参考書になります。

自分の志望校に合った参考書を選ぶようにしましょう！

英文解釈の勉強方法

①参考書に載っている英文をまず和訳する。

②英文にＳ、Ｖ、Ｏ、Ｃ、Ｍを振る。

③正解しているかをチェック！

④間違っていたら、解説をよく読む。

⑤再度問題を解いて、正解の根拠まで言えるようになる。

和訳も無理に意訳を覚えるのではなく、直訳で構わないので、まずは構造を理解していきましょう！

英文解釈の勉強で気をつけなければいけないことは、

①和訳だけをして終わりにしないこと！

②意訳にとらわれすぎないこと！

③正解の根拠を説明できるようにすること！

この3点に注意して勉強してみてください！

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