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今回は「情報Ⅰの入試対策」についてお話ししていきます。
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はじめに
2022年4月、当時の高校1年生から新学習指導要領がスタートしました。
つまり2024年の4月時点で受験生となる人たちは、基本的にその「新学習指導要領」に基づいて勉強を行うことになります。
2025年度から新しい課程、いわゆる「新課程」の内容で大学入試も行われることになるのですが、2025年度のみ浪人生には経過措置という「旧課程の科目で受験してもいいよ！」といった救済措置があてられます。
その救済措置によって、新課程での社会科や数学科の改変の影響は受けることなく旧課程のまま受験をすることができます。
しかし、その救済措置があってしても問題となってくる教科があります。その教科は「情報」です。
一応「情報」という教科は、旧課程のときからもともとあったのですが、科目が見直されました。しかも、共通テストの教科として新設されたのです。
社会や数学と同じように旧課程での受験はできることにはなっているのですが、情報の授業を受験科目として受けていない人にとっては旧課程での受験でもかなり厳しくなりそうです。
したがって、情報という教科においては旧課程科目での対策がなかなか難しく、しかも新課程の「情報Ⅰ」の方が参考書が充実していて勉強がしやすいので、浪人生の人にも「情報Ⅰ」の勉強を１から行う方がいいと思われます。
「情報Ⅰ」の対策を1年間で行うにあたって、「情報Ⅰ」という科目の概要から勉強方法まで紹介しようと思います！
「情報Ⅰ」という科目で何を勉強する？
「情報Ⅰ」は4つの分野から成り立っています。
①情報社会・②情報デザイン・③ネットワーク・④プログラミング
①〜③に関しては、基本的に情報モラルやデータの活用について学びます。
勉強の仕方は、社会科の勉強の仕方に近く、基本的には内容を理解し重要な用語を覚えるといった感じです。
④の「プログラミング」に関しては、コンピュータの内部や情報通信ネットワークの仕組みを理解した上で、プログラミングによって問題を発見・解決する方法を学びます。
プログラミングのスキルを用いて問題を発見・解決していくといった思考力が必要になるため、数学や物理に通じる部分があると思います。
余談ですが情報Ⅰという科目は4つの分野を総合的に見ると、暗記系でもあり思考系でもあるといったところや、今も続いているテクノロジーの進歩による内容の更新が行われる点から、従来の科目の中では「生物」に近いと言えるのではないでしょうか。
「情報Ⅰ」の勉強法とおすすめの参考書
この節では「情報Ⅰ」の初修者に向けた勉強法を紹介しようと思います。
勉強の流れとしては、
①薄めの講義系参考書で全体の流れを掴む
②分厚い講義系参考書で細かいところまで理解し覚える
③問題集でアウトプットする
がおすすめです。
勉強の手順に沿って細かい内容とそれに付随する参考書を紹介していきます。
①薄めの講義系参考書で全体の流れを掴む
学校で学んでいない「情報Ⅰ」をいきなり分厚い参考書で勉強するのはかなり苦しいです、、。
そのため、まずはページ数の少ないかつ読みやすいテイストの参考書を用いて、「情報Ⅰ」という科目を一通り把握しましょう。
ここで紹介する講義系参考書は『高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本』です。
ページ数が少ないため取り組みやすく、フルカラーでイラストが載っていてイメージがしやすいので、初学者にとっても理解しやすい内容となっています。
扱っているテーマが他の参考書に比べて日常生活に寄り添われていて面白いので挫折しにくいため1冊目にとてもおすすめです。
②分厚い講義系参考書で細かいところまで理解し、覚える
①で情報Ⅰの概要が掴めたら、細かいところまでインプットしていきましょう。
そのためにはページ数が多く基礎〜標準レベルまで対応している参考書を使用しましょう。
ここで紹介する講義系参考書は『です。
教科書の隅から隅までを取り上げる要点にまとめている網羅系参考書です。図や例え話を用いて丁寧に説明されており理解しやすい内容となっています。
難易度の高い内容も含まれておりページ数が多く1冊目にやるのにはハードルが高いですが、この参考書を勉強しておくとインプットには十分なので2冊目におすすめです。
↓著者がより詳しく使い方を紹介しています！
③問題集でアウトプットする
インプットを一通り終えたら次はアウトプットです。
インプットした知識を使って問題演習を進めていきましょう。
その前に、共通テスト試作問題を一通り見てみましょう。
試作問題を見るときのポイントは全体を見渡すことです。結構難しく感じると思いますが、どういうところがどのくらい深掘りされて出題されているかなどを見ておくと問題の難易度の把握が大まかにはできると思います。
では、アウトプットの段階で紹介する参考書は『ベストフィットです。
共通テストレベルまで抑えることができる演習系参考書です。
全体的な問題数はもちろん、思考力を問う問題の数も十分にあるので、この参考書一冊で十分に応用力がつくと思います。
まとめ
＜情報Ⅰの勉強法とおすすめ参考書＞
① 薄めの講義系参考書で全体の流れを掴む（おすすめ参考書：高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本）
② 分厚い講義系参考書で細かいところまで理解し覚える（おすすめ参考書：）
③ 問題集でアウトプットする（おすすめ参考書：ベストフィット）
新課程になり共通テストの科目として加わった「情報Ⅰ」は2025年度からなのでまだ過去問がありません。
とはいえ、勉強法や参考書の使い方を正しく学べば力も身につくと思います。１年間で全然間に合う！！
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