偏差値の伸び悩み・・・原因と対策は?

受験生の皆さんにとって、偏差値の伸び悩みという問題は切っても切り離せない問題の一つですよね。中には一生懸命勉強しているのにもかかわらず、偏差値が上がらないどころか逆に下がってしまったなど、常に緊張状態の受験生の皆さんは偏差値の伸びによって勉強に対する意欲やモチベーションにも影響していきます。そこでこのページでは、武田塾チャンネルに寄せられた偏差値の伸びに関する様々な質問に武田塾の先生方がお答えし、受験生の偏差値との上手な付き合い方を紹介します。

偏差値が伸びない・・どうしたらよいか

「違う!!」詳細動画①はこちら

ある生徒さんから偏差値についてこのような悩みが寄せられました。
「模試で偏差値37をとりました。原因は問題慣れしていないこと、科目の範囲が終わっていないからだと思います・・・」
この生徒さんはマーチ志望なのですが、河合のマーク模試で偏差値37をとってしまいあと一年で合格できるかという悩みです。このような場合はどうしたらよいのでしょうか。武田塾の先生方と一緒に考えていきましょう。

振り返りと対策

模試の結果が届いた後に、自分で振り返りをすることと問題点の洗い出しをすることは大切なことです。しかし、この生徒さんの場合、偏差値37をとってしまった理由が問題を解き慣れていないことと出題範囲すべてを終わらせていなかったことだと思い込んでいます。

武田塾教務の高田先生は毎年新浪人生に、「現役生の時何が足りなかった?」という質問を必ず尋ねるそうです。多くの生徒さんは今回の質問者と同じように「演習量が不足していて・・・」「解き慣れていなくて・・・」というような理由を挙げる方がいますが、ずばりこれは間違いです。

本当の原因というのは知識量が足りていないことです。予備校や塾で授業をたくさん受けているからと言って勉強しているわけではありません。独学に重きを置いている武田塾では、授業ではなく参考書一冊を完璧にすることが最も重要だと考えています。「偏差値が伸びない」「下がってしまう」このような悩みをお持ちの生徒さんのほとんどは、自分が持っている参考書が最後まで終わっていな傾向があります。

そのため、新しい参考書や問題集を買うのではなく、すでに持っている参考書を一冊ずつ完璧にして、その参考書の問題が全問正解できるレベルまで仕上げましょう。そうすれば必ず偏差値にも影響してきます。逆に参考書を完璧にすれば、一気に成績が上がる状況だといえます。この段階に来て初めて実践問題の数をこなして慣れるということを気にしましょう。今現在、完璧になっていない参考書がある場合はまずそれを終わらせることだけに注意して、完璧に解ける参考書を一つずつ作っていきましょう。

偏差値はすぐには上がらない!

自分の勉強量に対して偏差値が比例しない、という悩みを抱えている受験生は多いと思います。しかし、偏差値というものはすぐには上がらない仕組みとなっています。英語を例として説明すると、英語の偏差値を上げるためには、総合的な点数を上げる必要があります。総合的な点数を上げるためには基礎である英単語、熟語、文法、をしっかり固めた後長文解釈もできるようになる必要があります。このように段階を踏んで学習を進めていくことが唯一の偏差値を上げる方法なので、短期間で劇的に偏差値が上がるということはほとんどありません。

勉強してるのに偏差値が下がった!?

「一時的に成績が下がることはよくある」詳細動画②はこちら

武田塾チャンネルにこのような悩みの声が寄せられてきました。
「最近受けた模試が五か月前に受けた模試の結果より偏差値が下がってしまいました。」
毎日勉強しているのであれば偏差値が上がるのが普通ですが、この生徒さんの場合はなぜ逆に下がってしまったのでしょうか。武田塾の先生方と一緒に考えていきましょう。

偏差値が下がる原因と対策

勉強しているのに偏差値が下がってしまう理由として、次の三点があげられます。まず偏った勉強をしていないかということです。英語科目を例に説明すると、英単語や文法の暗記だけしていて、応用の長文解釈問題などの対策がしっかりできていなかったり、数学の場合は基礎問題ばかり集中的に練習して演習問題が解けていなかったり、このような学習内容の偏りが偏差値が下がってしまう一つの要因となります。落とした問題には落とした理由が必ずあるものです。

また、最初に自己流で何かをインプットした後、参考書や授業の内容で同じことを新たに学び直し、アウトプットした直後は一時的に成績が下がることはよくあります。これはインプットした内容とアウトプットした内容を自分の中で調整している準備期間なのでこれは仕方がないことです。この場合、以前模試などで解けてた問題を今落としてしまう理由は、以前は勘で取れていた部分が取れなかっただけかもしれません。特にマーク模試などでは勘であたる問題もあるため、点数の上下は偏差値を測る手段としてあまり参考できません。

そして三つ目の理由として、「勉強をやった気になっていないか」ということです。塾や予備校でたくさんの授業を受けているからしっかり勉強をやっている!と思い込んでいる生徒さんも中にはいますが、肝心なのは学んだことが身についているかということです。

対策としては、学習を進める際に基礎、応用とまんべんなく学習を進めることです。余裕が出てきたら問題集やプレテストを使い、より実践的な形式で問題を解けるようにしておくと、模試や試験本番の対策も同時にできるのでぜひ実践してみましょう。

偏差値よりも大切なこと

受験生の皆さんの多くは、模試が終わった後に偏差値しか気にしない方が多いですが、総合的な結果より大事なことがあります。それは、「これまで学習してきた内容がしっかり解けているか」ということです。受験生の中には模試を受ける際に、その試験の範囲がまだ終わってないという方もいると思います。その場合は総合的な偏差値や点数ではなく、自分がこれまで学習した内容の問題がしっかり解けているかという部分的なところに注目してみましょう。まだ学習してない問題が解けないのは当たり前です。しかし、すでに学んだ内容ができていない場合はもう一度しっかり基礎から見直してみましょう。

受験生の偏差値との付き合い方

急がず焦らず一歩一歩

毎日受験勉強を頑張っている受験生の皆さんにまず覚えておいて欲しいことは、「偏差値は急激には上がらない」ということです。毎日何時間も勉強をするということを繰り返してもすぐには上がりません。というのも、偏差値を上げるためには一歩一歩の積み重ねが必要だからです。例えば、英語の場合、基礎である単語、熟語、文法などの基礎が固まって初めて長文が解けるようになり、そのあとに結果につながってくるため決して焦ってはいけません。たとえ長文解釈問題が解けていなくても、実際に学習した単語や文法問題がしっかり解けいれば焦る必要はありません

本番直前期になると周りも一気に受験モードになりピリピリとした雰囲気が流れるため、偏差値の伸びに不安を感じてしまうことは仕方がありません。しかし、大切なことは模試が返却され自分の偏差値が分かった後に、部分的に問題をすべて振り返り、問題点の洗い出しとこれからの改善策を練り、それらを実践することです。受験で成功するためには、いかに周りに流されず自分のペースで着実に結果を積み上げていくことが大事なので、そのことをしっかりと肝に銘じ日々の受験勉強に励んでください。