コラム

武田塾が教える大学受験勉強のモチベーション対策とは?

2018年04月20日(金)

毎日ハードな受験勉強をしている多くの受験生にとってありがちな悩みの一つが、モチベーションの維持です。大学受験は長く孤独な戦いであるとよく言われていますが、一生懸命努力しているのにも関わらず、模試の成績がよくなかったり、なかなか結果に結びつかなかったりすると受験勉強に対するモチベーションが下がってしまいますよね。それでも何とか自力でモチベーションを立て直し勉強に対する意欲を取り戻すことができる方もいると思いますが、受験生も人間である以上、感情を完璧にコントロールすることは難しいですよね。そこでこのページでは、武田塾に寄せられた大学受験勉強に対するモチベーションの対策についての質問をもとに、武田塾の先生方がモチベーション維持のための2つの方法について紹介します。

モチベーションの維持の方法は大きく2つ!

武田塾教務主任の中森先生曰く、受験生の多くが陥りがちな問題であるモチベーションの維持に効果的な対策は2つあります。一つ目は「目標を設定する」こと、そして「ものの見方を考える」ことです。それら2つの方法について詳しく説明していきます。これらの方法は受験生が陥りがちな勉強に対するモチベーションの問題に効率的なのでぜひ参考にしてください。

方法①:目標設定

「それだけ勉強が続くか?」詳細動画①はこちら

短期目標と長期目標を区別しよう

受験勉強だけに限らず、日常生活の何事にも共通することですが、まずなにか新しいことを始めようとする際は誰でも目標を立てますよね。しかし、漠然とした目標を立てるのではなく、注意するべきことがあります。それは比較的目先にある短期目標と最終的なゴールとなる長期目標を区別して立てることです。受験勉強に関して短期目標の具体例を挙げると、たとえば「次の模試でここまで点数をとりたい」、「今日1日でここまでやりたい」、もしくは「この参考書を完璧にしたい」このようなすぐ目先にある事柄で比較的達成しやすいのが短期目標の特徴です。

一方長期目標は、「自分が行きたい志望校」を設定したり、「今学期中にはここまでの内容を終わらせたい」などという内容が当てはまります。長期目標を達成するには、短期目標の達成を積み重ねることが必須となるため、明らかに不可能な内容や高望みした目標設定などは長期目標としては適していません。

受験勉強に対するモチベーションの維持が困難な受験生に共通する傾向として、最終目標である志望校合格しか見据えていない方が多いです。その漠然とした長期目標だけで三年間モチベーションを維持するのはまず不可能です。そのため、長期目標だけでなく短期目標もしっかり設定して日々の受験勉強に取り組むことが、モチベーションを維持しながら進めていくための一つの効率的な方法となります。

武田塾のルートが薄い理由

もうすでに武田塾に通い、ルートにそって学習を進めている生徒さんはお気づきでしょうが、武田塾のルートで使用している参考書や問題集は比較的薄い冊子になっています。これも短期目標に当てはまることですが、それらを一冊完璧にすることによってモチベーションが向上し、数をこなしていくと自然と力もついてきます。短期目標を一つずつしっかり達成しそれを積み重ねることによって、結果的に最終目標となる志望校合格につながるので、今現在のご自身の学習状況を顧みて満足がいかない方はこの2つの目標設定を試してみましょう。

方法②:ものの見方

「モノの見方は3つある!」詳細動画②はこちら

「ニュートラル」「ポジティブ」「ネガティブ」

中森先生曰く、ものの見方には大きく分けて「ニュートラル」「ポジティブ」「ネガティブ」の三種類があります。例えば、『水泳で25m泳げる』というのがニュートラルな考え方ならば『25mも泳げる』がポジティブで『25mしか泳げない』というのがネガティブなものの見方になります。これらのものの見方をしっかり理解することも受験勉強のモチベーション維持のために重要になってきます。

これらの見方を受験勉強に当てはめていくと、すなわち、先ほど紹介した長期目標にはニュートラルな視点を、そして短期目標に関してはポジティブな見方を持つことがモチベーション維持につながります。

まず長期目標にあてはまる「志望校の選定」ということに関しては、ニュートラルな視点で冷静に判断する必要があります。というのも受験で成功する人の特徴の一つとして、現状の自分の学力と、試験本番までの残された時間を考慮して長期目標を設定する能力があるということが挙げられるからです。あまりにも高望みしてしまいレベルの高い大学を志望校として設定してしまうと、学習を進めていく上で短期目標するら達成することができなくなってしまい、逆に挫折してモチベーションが下がってしまう可能性があるからです。

一方、短期目標に関してはポジティブな視点で捉えると効率的です。例えば、今までできなかった数学の問題が解けたときや、新しい英単語をおぼえられた時などはポジティブに考えるとその短期目標の達成が自信となって積み重なり、モチベーション向上につながるからです。

受験生の中には、志望校を決めただけで目標達成したと勘違いしている方もいますが、大事なことは実際にやったことに対して自信を持つことが大切なのです。これは武田塾の指導方針にも当てはまることで、たとえ一問でも以前できなかった問題が解けた際は褒めて自信をつけるということに重きを置いています。

それでもやっぱりモチベーションが上がらない時は?

「勉強をやめたくなる」詳細動画③はこちら

「今やめると必ず後悔する」

たとえ、受験勉強に対するモチベーションの対策方法を知っているからといっても、特に緊迫感が増す受験の直前期などは不安に押しつぶされて脱力してしまったり、勉強をやめたくなってしまうこともあると思います。受験生も一人の人間である以上、完璧に自分の感情をコントロールすることは不可能です。そんな受験生に対して武田塾の高田先生と山火先生からアドバイスがあります。それは「今やめてしまうと必ず後悔する」ということです。

大学受験経験者でこれまで多くの受験生を見てきたお二人は、「あの時しっかりやっていれば・・・」と後悔している生徒さんもたくさん見てきました。まさに今現在受験勉強をしている受験生にとっての『あの時』とは『今』なのです。後悔先に立たずという言葉もあることから、今やれることを精一杯やり遂げましょう。

その経験は受験勉強だけでなく、将来社会に出て大きなプロジェクトを任された際や責任がある仕事をやらなければならない時にもきっと役立ちます。「今頑張れない奴は、一生頑張れない」のです。苦しいのはどの受験生も同じです。そんな時は問題を一人で抱え込まずに先生や友達に相談してみましょう。

受験生とモチベーションの関係

毎日受験勉強に励んでいる受験生の皆さんにとって、勉強に対するモチベーションを維持することは大学受験に成功するためにとても重要なことです。孤独で長い闘いとも言われている大学受験を乗り切るためには、まず長期目標と短期目標をしっかり設定しそれを実行することが重要です。そして志望校の選定にはニュートラルな視点で冷静に判断し、日ごろの積み重ねである短期目標には常にポジティブな視点をもってモチベーションを向上、維持していきましょう。

以上で武田塾が教える大学受験勉強のモチベーション対策について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。このページで紹介したことをぜひ参考にして志望校合格につなげてください。

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