コラム

受験生必見!コスパの良い大学や学部・学科の偏差値や特徴をご紹介!

2021年05月13日(木)

コスパの良い大学と聞いたとき私立大学をイメージする方が多いと思いますが、国公立大学にもコスパの良い大学はたくさんあります。

大学を選ぶとき、偏差値の高さなどを重視して探してしまいがちですが、コスパの良い大学にもフォーカスをあててみるとよいです。

そこで今回は、コスパの良い大学や学部・学科の偏差値や特徴をご紹介していきます。

コスパの良い大学は私立よりも国公立?

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コスパの良い大学としてよく入試科目が3教科のみの私立大学が例にあげられますが、実は国公立もコスパの良い大学がたくさんあります。

例えばコスパの良い国公立大学としては東京学芸大学があり、その理由としては2次試験が1教科のみというのが理由の一つです。

東京学芸大学には教育学部しかなく、「東京学芸大学は先生になるための学校では?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、教育学部でも一般企業に就職することはできます。

それに東京学芸大学には教員免許を取得しない学部もあり、必ずしも先生になるためだけの学校ではありません

就職のことを考慮しても思っている以上に、国公立の中にはコスパの良い大学がたくさんあるのです。

国公立は全教科が得意じゃなくても入れるコスパの良い大学

東大や京大といった最難関大学を目指すとなると私立大学のほうが入りやすい可能性もありますが、それ以外にもたくさんの国公立大学が存在します。

そして国公立がコスパの良い大学といえる理由としては、「全教科が得意じゃなくても入れる可能性がある」という点もあげられるでしょう。

きちんと自分に合った志望校を見つけその志望校に合った受験勉強を進めていくなど、戦略を見極めて勉強していけば関東の倍率が高い私大と比較して合格しやすいといえます。

国公立でコスパの良い大学を見つけるためのポイント

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国公立における全国共通テストのボーダーラインは大学によって差があり、高いところなら85%、低いところなら70%の大学もあります。

私立大学を共通利用で取ろうと思うとかなり高い点を取らなければなりませんが、「国公立の70%なら目指せるかも」と思う方もいるのではないでしょうか。

では国公立でコスパの良い大学を見つけるためには、どういったポイントがあるのかご紹介していきます。

コスパの良い大学を見つけるポイント①得意科目で稼げるところを探す

国公立大学の受かりやすいパターンとしては、得意科目で稼いで苦手科目をそこそこ底上げするという点です。

今、私立大学が難化している中で国公立を狙うのもありでは? と考えていても実際には5教科7科目やるのはきついという方もいるでしょう。

しかし全国共通テストで70%必要なケースの場合、勉強をしなくても科目によっては5割取れる可能性もあります。

そう考えるとあと2割上がればいいわけですから、勉強の仕方や戦略の立て方次第では合格の可能性も見えてきます。

得意科目でできるだけ稼ぎつつ苦手科目もそこそこ底上げしていけば、旧帝大以外の国公立の場合なら70%を狙って合格することもあり得るのです。

これまで「コスパの良い大学は私立」という時代がありましたが、ここ数年MARCHや早慶などの難易度がどんどん上がっている中で、逆に科目数が多い国公立が穴場になりつつあるでしょう。

コスパの良い大学を見つけるポイント②情報収集をしっかりする

国公立でコスパの良い大学を見つけるには、情報収集をしっかり行うことが何よりも重要になってきます。

それぞれの国公立大学のレベルにどれくらいの差があるのかは、はっきりしていないため知らない方も多いですが、だからこそ情報戦で有利に立つことが大切です。

情報収集してみると「この大学なら自分でも戦略次第で目指せるかも」というところが見つかるでしょう。

では、国公立のコスパの良い大学と具体的な戦略の立て方について解説していきます。

国公立のコスパの良い大学と具体的な戦略の立て方

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国公立大学の場合は共通テストと2次試験がある点が重要で、基本的に共通テストのほうが点は取りやすく「基礎の試験・教科書レベルの試験」と言われています。

そこで国公立で狙い目となってくるのは、難関大学といわれているわりに共通テストの配点が高いところです。

例えば、よく例として挙げられるのが横浜国立大学 経営学部で、この大学は2次試験がなく共通テストと調査書という方式を取り入れています。

しかし難関大学でもない限りは、基本的に地元の国公立を受けるケースが多いため選択肢はそれほどなく、大学選びに悩む人が一番多いのは医学部といえるでしょう。

では、国公立の医学部を志望するケースで偏差値が同等の場合、どのように対策を立てどのように選べばよいのでしょうか。

国公立大学医学部医学科志望の場合の対策の立て方と選び方

国公立大学医学部医学科の得点配分を表で比較にしてみました。

今回ピックアップしたのは、それぞれ偏差値が近い琉球大学、滋賀医科大学、旭川医科大学の3つの大学です。

大学 共通テスト 2次試験
琉球大学
医学部医学科
900点
(900点満点中そのまま)
800点
(内面接200点、英・数・理で600点)
滋賀医科大学
医学部医学科
600点
(英・数・理が半分の配点)
600点
(英・数・理は2つ)
旭川医科大学
医学部医学科
550点
(理科以外が半分の配点)
350点
(内面接150点、英・数が100点)

勉強が苦手でゼロから受験勉強を進めていく場合、共通テストの点数が取りやすいため、共通テストの配点が高めの琉球大学を目指すという選択肢が出てきます。

国語や社会など文系科目が得意な方は、共通テストで英・数・理が半分の配点になる滋賀医科大学を目指す、反対に英・数が得意な方は、2次試験で英・数の配点が高い旭川医科大学を目指すなど、どこが有利なのか見極めることが大切です。

国公立医学部志望の場合、偏差値2.5前後でさまざまな大学がひしめいており配点や科目次第で戦略が変わってきますし、大学によって問題の傾向や質も変わってきます。

国公立医学部ならどこでもいいと思っていても、自分にとってどこが有利なのか見極めたうえで戦略を立てていくことが重要になってくるでしょう。

医学部以外で国公立のコスパの良い大学はどこ?

3教科で受けられる国公立のコスパの良い大学としては以下があります。

大学 学部・学科 偏差値
東京都立大学 理学部 数理科学科など 52.5~62.5
滋賀大学 経済学部 経済学科など 45.0~57.5
京都府立大学 文学部 歴史学科など 52.5~70.0

どうしても国公立行きたいけどたくさんの科目を勉強するのはきついという場合、3教科だけを集中的に勉強することでで受かる例はあります

この他にも東京学芸大学は共通テストは5教科7科目ですが2次試験は1教科ですし、東京外国語大学は2次試験科目が英語と社会と少ないです。

コスパの良い大学まとめ

コスパの良い大学としては、意外にも私立より国公立という点についてお話しました。

難関大学となるとまた話は違ってきますが、そこそこの大学を目指すのであれば戦略次第で十分狙える大学も多いです。

とはいえ、ひとえに国公立を受けると言っても、受け方、配点も違えば問題の傾向、科目も違うため、その中から自分に合った大学を探し出しましょう

大学の情報はインターネットでも見つけられますが、情報の調べ方がわからないという方もいると思います。

どの大学を目指せばいいか困ったら、まず武田塾の無料受験相談を検討してみてください。

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