コラム

学習計画が大学受験を制す!受験勉強のスケジュールの立て方と解説

2021年03月30日(火)

皆さんは今の勉強のスケジュールに満足していますか?

学生の方なら誰もがバランスの良い勉強のスケジュールの立て方を知りたいのではないでしょうか。

特に大学受験生や受験に向けて勉強を始めたい人は、バランスの良い勉強のスケジュールの立て方やコツなどを知りたいと思っているはずです。

そこで今回は、武田塾で大学受験の勉強計画を立てる際に気をつけているポイントやコツなどをいくつかご紹介します。

受験生だけでなく定期テストを控えた人も参考にできるため、ぜひ今日の勉強から試してみてください。

目次
  1. 受験勉強の計画が崩れてしまう人の特徴
    1. 具体的な勉強計画を立てられていない
    2. 無理をしないといけない勉強計画を立てている
  2. バランスの良い勉強計画の立て方は?
    1. バランスの良い勉強計画の立て方①目標からスケジュールを逆算する
    2. バランスの良い勉強計画の立て方②科目ごとに勉強計画の立て方を変える
    3. バランスの良い勉強計画の立て方③段々勉強量を増やす&計画を調整する
  3. 科目別|大学受験に向けた勉強計画の立て方
    1. 大学受験に向けた勉強計画の立て方|英語
    2. 大学受験に向けた勉強計画の立て方|数学
    3. 大学受験に向けた勉強計画の立て方|国語(現代文)
    4. 大学受験に向けた勉強計画の立て方|理科
    5. 大学受験に向けた勉強計画の立て方|社会(地歴公民)
  4. 【大学受験】志望校別の勉強計画を立てよう!
    1. 【大学受験】難関大学はいつまでになにを勉強すればいい?
    2. 【大学受験】医学部はいつまでになにを勉強すればいい?
  5. 受験勉強をスケジュール通り進める時のポイントとコツとは
    1. ①復習に力を入れる【大学受験】
    2. ②得意教科から始める【大学受験】
    3. ③自分に合った参考書を使う【大学受験】
    4. ④勉強をしない日や休憩する時間を必ず確保する【大学受験】
  6. バランスの良い勉強のスケジュールの立て方|まとめ

 

受験勉強の計画が崩れてしまう人の特徴

受験勉強の計画が崩れてしまう人の特徴

誰もが大学受験で第1志望校や学部に入学したいと思っているはずです。

ですがそれを望むあまり目標に向けた勉強計画がご自身に合わず勉強計画通りに勉強が進まないという人もいるのではないでしょうか。

そんな計画通りに勉強が進みにくい人の特徴について解説していきます。

具体的な勉強計画を立てられていない

1つ目は「具体的な勉強計画を立てられていない人」です。

勉強計画を立てたからと言ってその勉強計画が現実的で細かく決められていないとあまり意味がありません。

例を挙げると「今週は数学に力を入れて取り組もう」「今週中にこの参考書の問題を解き切ろう」などです。

これらは具体的な単元・ページ数・学習時間などを指定していないため自分に言い訳をしやすくなってしまいます。

心当たりがある人は、まずは大学受験の長期的な計画ではなく短期・中期的な勉強計画を立て、具体的な単元・ページ数・学習時間などを細かく決めると、バランスの良い勉強計画が立てられます。

無理をしないといけない勉強計画を立てている

次に「無理をしないといけない勉強計画を立てている人」です。

上述したものとは異なり、具体的な勉強計画を立てるものの勉強計画を詰めすぎて体調・やる気・勉強計画が上手くコントロールできなくなり精神的に落ち込むなんてこともありえます。

大学受験は長い時間をかけて対策や勉強することが多く、最後までモチベーションをキープさせるのも大切なことです。

大学受験合格を叶えるためには、バランスのいい勉強計画や効率の良い勉強を行う事が求められます。

効率の良い勉強法を知りたい方は、ぜひ以下の記事も合わせて読んでみて下さい!

・受験勉強の仕方がわからない。効率の良い勉強方法とは?

バランスの良い勉強計画の立て方は?

バランスの良い勉強計画の立て方は?

勉強計画を立てる上で大切なことは、自分の知識や学力がしっかりと身につけられるように余裕をもってバランスよく組むことです。

余裕を持った計画を立てることで苦手科目に取り組む時間が生まれ、自分の弱点をつぶしていくことができます。

バランスの良い勉強計画の立て方は以下の順番で決めましょう。

・目標からスケジュールを逆算する
・教科ごとに勉強計画の立て方を変える
・段々勉強量を増やす&計画を調整する

そこで、ここからは大学受験期の時間を無駄にしなくて済むバランスの良い勉強計画の立て方について解説していきます。今日からの勉強にぜひ活かしてみてください。

バランスの良い勉強計画の立て方①目標からスケジュールを逆算する

1つ目は「目標からスケジュールを逆算する」です。

大学受験に向けた勉強計画を立てる時に、いきなり「明日までにこの範囲を終わらせる」といった単発的な決め方をするのではなく、1番大きな目標である「どこの大学に合格を目指すか」を決めましょう。

それから志望校合格や目標に向けて今の自分に何が足りてないのかを考えながら、目標を少しずつ志望校合格から「大学受験日直前の○月はこの教科の暗記をする」「それまでにこの範囲の発展問題を完璧にする」など目標を年間→月間→1週間→1日と少しずつ小さくしてみてください。

そうすることで勉強計画を論理的にどこかの単元や範囲が抜け落ちるのを防ぎ、細かく決めることが可能です。

バランスの良い勉強計画の立て方②科目ごとに勉強計画の立て方を変える

2つ目は「科目ごとに勉強計画の立て方を変える」です。

受験科目を対策するうえで、できる限り苦手科目の対策を立てたい方が多いですが、苦手科目に時間を割きすぎるあまりに得意科目の点数が伸び悩んでしまうことも少なくありません。

そういった事態を防ぐために、科目ごとに勉強計画を立ててみましょう。科目ごとに計画を立てると、それぞれの分野で基礎固めができていないのか演習が足りていないのかがはっきりとわかります。苦手な科目も得意な科目も目標を作るようにすれば、勉強の計画に偏りがなく、大学受験に向けて、どこまで学習をすればいいのか明確なので、科目ごとに計画を立ててください。

苦手科目のみをやると受験勉強が捗らない事や、得意科目で満足していると苦手科目が放置されてしまうこともあるため時間配分は変えるようにしましょう。

詳しい科目ごとの勉強計画の立て方については後述しているのでチェックしてみてください。

バランスの良い勉強計画の立て方③段々勉強量を増やす&計画を調整する

3つ目は「段々勉強量を増やす&計画を調整する」です。

大学受験勉強を始めたての時はそこまで勉強量を多くする必要はありません。

例を挙げると、最終的に1日10時間くらい勉強出来ると良いですが、受験勉強始めたての人がいきなり1日10時間勉強するのはなかなか大変です。

そのため最初は無理のない勉強量に設定し、計画通りに勉強を進めることに慣れてきたら少しずつ勉強量を増やしていくと良いでしょう。

しかし、1番やってはいけないのは最初に決めた勉強量から後で量を減らすという方法で、これは計画通りにいかず失敗するパターンです。

ただし、ときには計画を変えて調整することも必要だと思います。

そういう時は、例えば全体の勉強量自体は減らさず苦手な教科にその分の勉強時間を費やすなどをしましょう。

そういった場合の調整は問題なく、「今最も自分に必要な勉強は何か」をその都度考えながら適度に計画を調整することも、大学受験で第1志望校に合格するためには必要なことです。

・受験生必見!勉強効率が上がる・暗記に便利なグッズ15選をご紹介!

科目別|大学受験に向けた勉強計画の立て方

科目別|大学受験に向けた勉強計画の立て方

教科別のおすすめの勉強計画は以下の通りです。

英語:大学受験では繰り返し何回も勉強できる勉強計画
数学:公式や定理などの基礎に時間をかける勉強計画
国語(現代文):参考書の解説の理解に時間をかける勉強計画
理科:基礎理解に時間をかける勉強計画
社会(地歴公民):流れで丸ごと暗記する勉強計画

ここからは科目別の大学受験に向けた勉強計画の立て方を解説していきます!

実際に勉強計画をたてるのはひとりだと難しいかもしれません。目標までの道筋は実際にカレンダーに書き込み、可視化することが重要です。武田塾では生徒さん1人ひとりの状況や大学受験の最終目標などに合わせて科目ごとの参考書選びから担当し、勉強計画の作成や調整などを行います。受験においてどの参考書を用いて対策するかは非常に重要になってきますので、参考書でお悩みの方も勉強計画でお悩みの方も入塾の有無に関わらず一度ご相談ください!最適な参考書と勉強計画を大学受験のプロが提案いたします。

▶武田塾の無料受験相談会はこちらから

大学受験に向けた勉強計画の立て方|英語

英語などの言語を学ぶ教科はその言語に慣れることが大事なため、繰り返し勉強する時間が確保できる勉強計画がおすすめです。まずは、単語を覚えることから始めましょう。その次に英文法や、長文読解と段階を踏んだ勉強計画を組み立て、過去問等の実践的な演習に取り組むようにしましょう。

特に単語と文法に時間をたくさん使えるスケジュールが良いでしょう。

大学受験に向けた勉強計画の立て方|数学

数学は1つの単元でも理解を怠るとその後の内容を理解できないということがあり得る教科のため、公式を使った基礎問題に時間を使える勉強計画がおすすめです。

数学は教科書レベルの参考書で基礎的な公式や例題を理解し、インプットすることで基礎が固まります。基礎を固め終えてから難易度を上げた問題集や過去問に挑戦しましょう。

なので、基礎的なことがしっかりと身に付いていない場合はいくら難しい問題に挑戦しても、難易度の高い問題に対応できる実力を身に付けることが難しいため、基礎は早い段階で身に付けることができるような勉強計画を立てましょう。

大学受験に向けた勉強計画の立て方|国語(現代文)

国語(現代文)は問題をひたすら解き間違えた問題の解説を読み理解するのに比重を置いた勉強計画がおすすめです。

特に評論文や小説を読み解くためには語彙力や読解力・文法力・解答力を養うことが重要です。実際に長文問題を繰り返し解いていく時にわからない言葉や熟語をその都度辞書で調べることで正しい日本語が理解できます。

漢字や慣用句などの暗記するべき項目はコツコツと学習を進める必要があるので、暗記計画もしっかりと立てることが大切になります。

大学受験に向けた勉強計画の立て方|理科

理科は「どうしてそうなるのか」といった根本理解を徹底的に行う時間が確保できる勉強計画がおすすめです。

高校の授業のペースに合わせて勉強すると習い終わる時期がギリギリになってしまうので、理系の人は特に予習が必要になります。

「なんとなくわかった」という状態ではなかなかしっかりと学力を身に付けることができず、発展問題や応用問題で手こずってしまう可能性が高いので、しっかりと時間をかけて行う必要があります。

計算がある物理や化学問題は公式の暗記やどうしてそうなるのかの理解を早い段階で学習し、しっかりと勉強計画を立てたうえで勉強を進めましょう。

大学受験に向けた勉強計画の立て方|社会(地歴公民)

社会(地歴公民)は流れや繋がりで丸ごと暗記すると効率が良いため、無理のない範囲で少しずつ丸暗記する勉強計画を立てると良いでしょう。

この時、最初から暗記しようとするのではなく、最初は全体の大まかな流れをつかんでから暗記に取り掛かると比較的簡単に暗記することができます。全体の大まかな流れを学習することで、単語ごとになぜその出来事が起きたのか、なぜその制度ができたのかが理解がしやすくなります。

【大学受験】志望校別の勉強計画を立てよう!

【大学受験】志望校別の勉強計画を立てよう!

大学受験で時期ごとに中間目標を設定することは、目標の志望校に合格するためにとても重要です。いつの時期までに何を達成するかを決めると、自然と大学受験に向けてのスケジュールが出来てきます。なので、難関大学や医学部志望者は中間目標の設定をすることは大学受験において必須です。ここからは、志望校別に時期ごとに達成したい目標を紹介します。

【大学受験】難関大学はいつまでになにを勉強すればいい?

春(3年生) 夏(3年生) 秋(3年生9月~11月) 冬(3年生12月以降)
基礎力を固める 基礎力を固め終える 演習が中心 大学受験の実践演習

大学受験は基礎力が重要なので、3年生の春〜夏には基礎力を固め終えるようにしましょう。そうすることで次の実践的な演習を勉強し始めるときに、もともとの基礎力があるかないかで大学受験の勉強が変わります。なるべく早く基礎力を固めて苦手な科目の対策をしましょう!

難関大学受験では最低でも秋(3年生9月〜11月)には演習問題を勉強するようにしましょう。演習問題を繰り返すことで、基礎力を使った解き方を理解します。国公立大学では苦手科目でも少しでも点数が取れるように、繰り返し学習することがおすすめです。

そして冬(3年生12月以降)には各大学の対策や共通テストに向けて実践的な演習を行いましょう。志望校別でするべき受験勉強は異なりますが、実践的により志望校へ向けた演習を行うことは、他大学の大学受験にも活用できるのでおすすめです。

【大学受験】医学部はいつまでになにを勉強すればいい?

春(3年生) 夏(3年生) 秋(3年生9月~11月) 冬(3年生12月以降)
問題演習が中心 苦手な問題演習 早めに過去問 志望校別の過去問

医学部の大学受験の難易度はとても高いです。なので、2年生の段階で基礎力を固め終えている必要があります。3年生になった時には、問題演習を行えるようにしましょう。そこまで勉強量が必要になるのは、医学部の志望者の半数は浪人生が占めているからです。

1〜2年生のときには英単語の暗記や数学の基礎的な知識を理解し、3年生になった時には問題演習を繰り返すように目標を立てましょう。3年生の春〜夏の時期に一度目標としている医学部の過去問をやることで目指すべき合格ラインが理解できます。

3年生の秋には実戦的な問題演習を繰り返すことで、結果的に基礎力が向上しています。早めに過去問に取り掛かると目標が明確になります。

3年生の冬は志望校別の過去問演習を行いましょう。ここで今までとは違うテキストで勉強するよりも今まで使っていた問題集や参考書を復習しながら完璧に身につけることで、医学部の大学受験の準備が万端になります。

受験勉強をスケジュール通り進める時のポイントとコツとは

受験勉強をスケジュール通り進める時のポイントとコツとは

ここまではせっかく勉強計画を立ててもその通りにうまく勉強が進まない人の特徴や、バランスの良い大学受験の勉強計画の立て方などについて解説してきました。

以下では大学受験勉強をスケジュール通り進める時に気を付けるポイントとコツについて解説しているため、志望校合格に1歩近づくためにチェックしましょう!

①復習に力を入れる【大学受験】

最初は「復習に力を入れる」です。

勉強をするときに新しいことを学んだり問題を解くことに注力することが多いですが、実は勉強において1番大切なのは復習です。

また復習は1、2回だけでなく何度も回数を重ねることで頭に定着し、知識として脳に蓄えられていきます。

そのため、苦手な教科や単元は特に復習に力を入れて取り組むのが良いでしょう。

武田塾では独自の予習復習スタイルを取り入れているため、苦手科目や大学受験に使う科目でも復習をしっかり行うことによってしっかりと理解を深め、苦手意識をなくしていくことが可能です。

「どうしても苦手科目があって困っている」
「この科目だけはどうにもならない」
「大学受験で必要な科目なのに理解ができない」

などのお悩みをお持ちの方は一度武田塾の無料受験相談にお越しください!

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②得意教科から始める【大学受験】

次に「得意教科から始める」です。

勉強をする人の中には苦手な教科や単元などから終わらして得意教科の勉強をする人もいるかもしれませんが、実は得意教科から勉強することで学習効率が上がると言われています。

得意教科から取り組むことで勉強に取り組むコンディションや勉強のリズムなどを作ることができ、その後の勉強にも良い影響を与えるからです。

大学受験の勉強で、もし苦手教科があってどうしても気が進まないという人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

③自分に合った参考書を使う【大学受験】

次は「自分に合った参考書を使う」です。

今や書店には様々な参考書がありますが、選ぶ時にどの参考書にするか迷って「今1番売れている」や「東大生が選ぶ」などと書かれている参考書を購入した経験はないでしょうか。

その選び方をしてもご自身にその参考書が合っていれば何も問題はないと思いますが、難易度や量などがご自身のレベルや学習スタイルに合っていなかった場合、お金だけでなく時間も無駄にしてしまいます。

そこで参考書を購入する前に量・使いやすさ・難易度・範囲・過去問などご自身が求めるものと照らし合わせて選ぶのがおすすめです。

④勉強をしない日や休憩する時間を必ず確保する【大学受験】

最後は「勉強をしない日や休憩する時間を必ず確保する」です。

大学受験日が近づいてきたり周りからのプレッシャーを感じて、必要以上に自分を追い込み睡眠時間を削ってまで勉強をしていませんか。

睡眠は脳に知識や記憶を定着させるうえで最も大切な行動です。睡眠時間を削ったり十分な休憩が取れていないことで、心身に支障をきたして勉強を続けることができなくなってしまっては本末転倒です。

また集中して勉強に取り組むためにも、趣味の時間をきちんと確保したり勉強しない日を1日設けるなど体や心だけでなく脳が休まる時間を確保してください。

バランスの良い勉強のスケジュールの立て方|まとめ

大学受験で志望校に合格するにはバランスの良い勉強計画を立てることが何よりも大切です。

志望校や目標が決まっている人はそこからどんどん逆算して「年間→月間→1週間→1日」と細かく決め、それに従い勉強をするだけで目標に少しずつ近づいていきます。

今回紹介したポイントやコツは大学合格への近道になり、科目ごとに細分化した対策は点数が向上していきます。計画を立てるときは目標とそこに辿りつくまでの計画を立てましょう。

しかし勉強計画は意外と立てるのが難しく、無理な計画を立てたせいで挫折してしまう人も少なくありません。武田塾は無料受験相談を実施しています。

もし「1人でスケジュールが立てられない、上手くいかない」「どの参考書を使えばいいか分からない」「受験勉強について悩みがある」という人は、お気軽にご相談ください。

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