コラム

受験勉強にライバルの存在は必要?メリットやデメリットを解説

2021年02月06日(土)

皆さんは受験勉強の”ライバル”はいますか?

今回は、受験勉強におけるライバルの存在について、メリットやデメリットを解説していきたいと思います。

ライバルの存在は普段の勉強のやる気にも繋がりますし、直前期の大変な時期に心の支えとなってくれることもあります。

受験勉強でライバルがいるメリットは?

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受験勉強は孤独な戦いになりやすく、いかにモチベーションを維持して頑張れるかが合格のカギとなります。

ライバルの存在は受験合格まで気を抜かず頑張り続けるための助けとなることが多く、お互いに支え合えるというのがライバルのメリットになるでしょう。

絶対にいた方が良いというわけではありませんが、競争相手がいた方が頑張れるタイプの人に取ってはライバルの存在は非常に大きなものとなります。

メリット①挫けそうな時の心の支えになる

受験中は勉強が辛くなることも多く、勉強をやめてしまいたいと思うことが何度もあると思います。

しかし、ライバルがいれば挫けそうになった時に「あいつだけには負けたくない!」と踏ん張ることができるため、追い詰められた状況で心の支えになります。

例えば自習室で勉強している時、1人だと「そろそろ帰ってご飯食べたいな...」とつい気を抜いてしまうこともあるかもしれません。

そんな時同じ自習室にライバルがいれば、「まだあいつは勉強してるから私も頑張ろう!」という気持ちになり、普段より長時間、集中して勉強できるようになります。

このように、ライバルの集中して勉強する姿はモチベーションアップに繋がるため、ライバルがいるとお互いに高め合うことができるのです。

メリット②競争意識により高得点が狙える

模試や定期テストも、ライバルがいた方が高得点を狙いやすくなります。

1人でテストを受けているだけでは前回の点数や志望校の合格ラインと比較するだけですが、ライバルがいればライバルの点数にも負けないように頑張れるようになり、自然と目標が増えモチベもアップします。

それに、例えば自分の志望校の合格ラインに入ったとしても、まだライバルに点数で負けていれば「自分もまだ頑張らなきゃ」と更に高い目標を目指せるようになるかもしれません。

このようなお互いに高め合える関係のライバルは非常に良い存在となるので、競争心強い人はライバルとなる相手を見つけてみることをおすすめします。

メリット③受験勉強の情報交換ができる

ライバルだと思える相手なら、きっと実力もだいたい同じくらいで切磋琢磨できるくらいの相手かと思います。

そうした実力が同じくらいの相手なら受験での悩みや解いている問題、志望校も共通していることが多いため、お互いに有益な情報を交換できるというメリットもあります。

例えばお互いに得意な教科を教え合うことができれば更に成績アップを狙うことができますし、志望校のレベルが近ければ一緒にオープンキャンパスに行ったりすることもできるかもしれません。

受験勉強でライバルがいるデメリットは?

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ライバルを作るデメリットとしては、勉強がライバル依存になってしまうことが挙げられます。

人によっては1人で黙々と勉強していた方が捗るという場合もあるかと思うので、絶対にライバルがいた方が良いというわけでもありません。

デメリット①目標が”ライバルに勝つこと”になってしまう

ライバルがいて、そのライバルを追い越せるように頑張るのは非常に良いことです。

しかし大学受験の本来の目的は志望校に合格することであり、ライバルに勝つことが目標ではありません

ライバルに勝つことだけに集中してしまうと自分自身の成績の推移を把握できなくなってしまったり、ライバルに勝っただけで満足してしまうようになるためその点はデメリットと言えます。

自分の志望校に合格するだけならライバルと競い合うよりも志望校対策に時間をかけた方が良かったり、ライバルを超えても志望校まではまだまだ実力が足りないといったことが起こるので、本来の目的を見失わずに頑張るようにすることが大切です。

デメリット②ライバルと比較して落ち込む可能性がある

模試などの結果を競い合って「自分もまだまだ頑張らなきゃ!」と考えられるならそれはメリットになります。

しかしライバルに勝てないあまり「自分はダメかもしれない」と落ち込んでしまうと、ライバルの存在がデメリットになってしまうかもしれません

先述の通り大学受験の目的は志望校に合格することです。

他人と比較してかえって落ち込んでしまうくらいなら、1人でコツコツ努力して自分の成績を上げることだけに集中した方が合格に近づけるという人もいるでしょう。

ライバルだけを見て落ち込みすぎず、前回の自分よりも成長できたかどうかで見ることも大切です。

デメリット③足を引っ張り合う友達になる可能性がある

お互いに高め合えるライバルなら良いですが、一緒に勉強している時におしゃべりをしてしまったりと、お互いに足を引っ張り合うような関係になってしまうと良くありません。

あくまでもライバルの存在がメリットになるのは、お互いに競争相手になったり支えあったりできる関係である時です。

一緒に勉強している時についついお喋りを始めてしまい、勉強時間を無駄にしてしまうくらいなら1人で勉強していた方がよっぽど効率的です。

一緒に勉強できるライバルを作るなら、勉強と遊びのメリハリが付けられる人にすることをおすすめします。

結局ライバルの存在は必要なの?

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では、結局のところライバルの存在は受験勉強に必要なのでしょうか。

結論から言ってしまうと絶対に必要ではありませんが、お互いに刺激し合える相手ならいた方が良い、となります。

受験勉強中はどうしても自分に甘くなってしまったり、孤独になって精神的に不安になってしまうことが多々あります。

1人で合格まで勉強を続けるのは辛いですが、同じ境遇で、しかも同じレベルの志望校を目指している仲間がいるというのはメンタル面でも気持ちがラクになり、モチベーションアップに繋がります

そういった意味で、やはりライバルはいるに越したことがないでしょう。

ただ、勉強方法は個人差がありますので、「自分は1人でやり切れる」「1人の方が捗る」という人は無理に作る必要はありません。

ライバルと自分の目標を一緒にしないように注意

ただし、デメリットでもご紹介したようにライバルのことだけに集中してしまうことだけには注意です。

ライバルと自分の志望校が同じとは限りませんし、得意不得意ややるべきこと、進捗もそれぞれ違います。

そのためライバルに勝つことと自分の志望校を目指すことは別々の目標として、しっかりと自覚しておくようにしましょう。

模試などの結果でライバルに勝てたかどうかは、それはそれで1つの結果として理解し、志望校のラインを超えられているかどうかや前回よりも成績が良くなっているかは、また別の結果として再度確認することが重要になります。

受験勉強でのライバルの存在まとめ

受験勉強でのライバルの存在自体は非常に良いものです。

モチベーションを最後まで持続させ、普段よりも集中して勉強できるようになるためできるならライバルを作ってみるのも良いでしょう。

ただし、ライバルだけに集中しすぎないよう、自分の目標はしっかりと持っておくことが大切です。

いかがでしたでしょうか。

「ライバルがいた方が燃える!」という競争心の高い方は、ぜひ切磋琢磨できるライバルを見つけてみてはいかがでしょうか。

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