世間では一般的に高卒よりも大卒の方が就活に断然有利だと言われていますよね。
ですが、実際のところ本当に大卒の方が就活に有利なのでしょうか?
今回は、就活において大卒の場合はどのようなメリットがあるのかを詳しく解説していきたいと思います。
コロナ禍で就活のあり方も大きく変わりつつある今だからこそ、高卒・大卒で就活でどのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。
就活では高卒より大卒の方が有利?大卒のメリットは?
一般的には高卒より大卒の方が就活で有利になると言われています。
結論から言ってしまうとこれは本当で、例外はあるものの基本的に高卒よりも大卒の方が就活で有利に立ち回れるようになります。
では具体的に大卒だとどのようなメリットがあるのか、詳しくご紹介していきます。
大卒のメリット①選択肢を広げられる
大卒で就職する最大のメリットは、就活における選択肢を広げられるというものがあります。
まず高卒と大卒では求人数に根本的な差があり、大卒の求人数の方が圧倒的に多いのが現状です。
そのため、単に求人数で見た場合にも高卒の場合に比べて選択肢が増えることになります。
また、大学できちんと専門的な知識を学ぶことができれば、そうした専門的なスキルを必要とする職業に就くこともできるでしょう。
大企業などでは応募条件に大学卒業が入っていることがほとんどなので、目指す企業によってはそもそも大卒が前提となってしまうこともあります。
このように大卒の方が選択肢の多さという点では圧倒的に有利なので、まだ何がしたいか決まっていない方はとりあえず大学に進学しておく方が良いかもしれません。
大卒のメリット②選考で落ちにくい
大卒の方が選考で落ちにくいというメリットもあります。
もちろん大卒だからと言って本人が優秀とは限らないため、大卒かどうかはあまり気にしないとしている企業もたくさんあります。
ただ、そうは言っても高卒よりも大卒の方が様々な経験をしている分、大卒の方が選ばれやすくなってしまいます。
特に中小企業では1人採用するだけでも経営者にとっては大きなリスクとなり得るので、どうしても大卒の人を優先させてしまうというのはあるようです。
大卒のメリット③賃金が高い
高卒に比べると大卒の方が給料が高めに設定されていることが多いです。
根本的に大卒の方が大企業や専門的な職業を狙いやすいため、その分年収も高くなる傾向にあります。
仕事はやりがいなども大切ですが、収入が増えれば増えるだけ生活が確実に楽になるのでこれだけでも大学に進学しておく価値はあるでしょう。
また学科にもよりますが、大学だけでなく大学院まで出ると更に専門的な職業に就ける可能性があるため、上手くいけばかなりの高収入を狙うことができるかもしれません。
大卒のメリット④将来について考える時間がある
大学に進めば4年間将来について考える余裕ができるというのもメリットと言えるでしょう。
やはり高校を卒業したてでは社会に対する視野が狭いですが、大学に通いながらアルバイトなど様々な経験をすることで新しい世界が見えてくるかもしれません。
そうすることで今まで自分の知らなかった選択肢が見つかることもあるため、大学に通って経験を増やすというのは非常に大切です。
特に、まだ将来のことについてぼんやりとしか考えられておらず、まだあまりやりたいことも無いなら大学に進学してみることをおすすめします。
大卒のメリット⑤様々な人と知り合えて人脈が広がる
大学にいけばサークルやゼミ・研究室などで様々な人と知り合える機会があり、そうした出会いが就活で大きく影響することがあります。
ゼミなどでは先輩から就職に関するアドバイスをもらえることが多いですし、就職サポートを行っている場合もあります。
大学以外の場でもアルバイトなどで人と関わる場が増えるため、それがきっかけで就きたい仕事が決まるなんてこともあるかもしれません。
高卒の方が有利になることはある?高卒のメリットは?
基本的に大卒の方が有利ですが、絶対に大卒の方が良いというわけでもありません。
高卒には高卒ならではのメリットがあります。
高卒のメリット①経験を長く積める
大学に進学すれば4年間就職まで余裕ができますが、逆に言えばそれだけ社会に出るのが遅くなることを意味しています。
そのため、高卒で就職すれば大卒よりも長く社会で経験を積めるというメリットがあります。
特にやりたいことが決まっていて高卒でもその職業に就けるなら、どんどん就職して経験を積んでいった方が良いかもしれません。
大卒でなくとも短大や専門学校に通うという手もあるので、就きたい職業によってすぐに社会に出た方が良いかどうかを考えてみるのがおすすめです。
高卒のメリット②学費がかからない
大学に行くとなるとかなり多額の学費がかかります。
奨学金をして大学に通っている人も多く、就職後はその返済が重い負担となってしまうことも少なくありません。
私立大学では1年間で100万円以上、4年間で数百万円ものお金がかかることになるため、大学時代を有意義に過ごせなければ多額のお金を浪費することになりかねません。
高卒で就職してしまえばそうした心配をする必要も無いため、その点は高卒のメリットと言えるでしょう。
高卒と偏差値が低い大学ではどちらの方が良い?
大卒は大卒でも、就職においては出身大学の偏差値も非常に大切です。
では、高卒と偏差値が低い大学ではどちらの方が良いのでしょうか?
偏差値が低くても大卒の方が良い
偏差値があまり高くなかっとしても、自分の努力次第では大卒の方が良いと言えるでしょう。
もちろん偏差値が高いほうが就職で有利になるのは間違いないですが、それだけで全てが決まるわけではありません。
大学4年間でしっかりと努力して有意義な経験ができれば就職の際のアピールポイントになるため、学歴に関係無く自分の強みを作ることが可能です。
大学で経験したことは高校で経験したこと以上に自分の強みとなってくれますし、努力次第では自分より偏差値の高い大学出身の人と比べても見劣りしないような経歴を作ることもできるかもしれません。
このように、大学に通えば頑張り次第で偏差値の差を埋めることも可能ですので、一旦大学に通うという選択肢もおすすめです。
コロナ禍ではアピールポイントが伝わりづらいかも?
新型コロナウイルスの流行によって私たちの生活は大きく変化しましたが、就活も例外では無く面接もその多くがzoomなどでインターネットを通して実施されています。
この方法だと実際に会って話すよりも言いたいことが伝わりづらいため、せっかくの自分の強みが正しく評価されないかもしれないという懸念点が存在します。
そうすると企業側としては書類の情報を重視せざるを得なくなってしまうため、最終的に偏差値や大学の知名度が重視されてしまう可能性もあります。
こうしたことが考えられるため、今後の就職では今まで以上に面接で自分のアピールポイントをしっかりと伝えておくことが大切になるかもしれません。
大卒のメリットまとめ
高卒と大卒では、基本的に大卒の方が就活で有利になります。
単純に求人数が多いと言うだけでなく4年間で様々な経験を積めるというメリットもあるため、やりたいことが決まっていないならとりあえず大学に進学することをおすすめします。
しかし、大学で何もしないでダラダラ過ごしてしまうと時間を無駄に過ごすだけです。
最も大切なのは何か目標を持って4年間で有意義な経験をすることですので、ぜひ大学では様々なことにチャレンジして、就活でその頑張りを認めてもらえるようにしていきましょう。