コラム

女子の浪人はおすすめ出来ない?メリットやデメリットを解説!

2020年12月22日(火)

浪人と言うとどうしても男子ばかりのイメージが強く、女子の浪人はしにくく感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

「女子の浪人はデメリットが多い」なんて言われることも多いため、女子で浪人することをためらう人も少なくありません。

今回は、女子の浪人は本当に不利になってしまうのかどうか、メリットやデメリットを解説したいと思います。

将来を決める大切な決断になるかもしれないので、実際の女子の浪人がどのようなものなのか、メリット・デメリットを詳しく確認していきましょう。

実際、女子の浪人は少ないの?

浪人と言うとどうしても男子ばかりのイメージが強く、女子の浪人生は少ない気がしてしまいます。

では実際のところはどうなのかと言うと、確かに女子の浪人生の方が少ないのは事実です。

割合的には男子と女子の割合は7:3くらいと言われており、一般的なイメージ通り浪人生の多くは男子となっています。

ただ、そうは言っても3割は女子がいます。

武田塾内でも女子の浪人生は特別少ないというわけではなく、恐らく一般的に想像されているよりも女子の浪人生はたくさんいます。

そのため、女子の浪人生の少なさだけを理由に浪人を諦めるのはもったいないです

女子の浪人生は男子よりも少ないですが特別珍しいというわけではないので、過度に不安に思う必要は全くないでしょう。

なぜ女子の浪人生は少ないのか

なぜ男子に比べて女子の浪人生が少ないかと言うと、これは日本の古い価値観が強く影響しているためです。

日本は今でも男性中心の社会で、まだまだ社長など重要なポジションには男性が就くことが多いですよね。

昔はそうした考え方が今よりも強く、女性は多くの方が専業主婦として働いていました。

そのため女性が浪人してまで良い大学に入ったところで会社で重要なポジションに就けることはあまり無く、男子よりも浪人のメリットが少ないと考えられていました

その結果、わざわざ浪人をして良い大学に入ろうと考える女子の方が増えなかったため、今でも女子の浪人生は少ないというのが現状となっています。

また、浪人するメリット/デメリットに関係なく、「女子はあまり浪人をするべきではない」という考え方が根付いてしまっているのも問題です。

女子の浪人はデメリットが多そうというイメージが強いのは、こうした古い価値観が残ってしまっているのが原因と言えるでしょう。

現在は「女子限定のデメリット」は無い

このように、今までは女子の浪人はあまりメリットが無いと考えられてしまっていました。

しかし、現在は「女子の浪人はデメリットが多い」なんてことはありません

現在は女性の社会進出が進んだ結果、会社で働く女性もかなり増えたので、浪人して良い大学に入ることで就職しやすくなるなどのメリットを得られるようになっています。

確かにまだまだ日本は男性中心の社会ですし浪人生も男子の方が多いですが、「女子だから浪人をしない方が良い」なんてことは全く無いため、必要なら浪人するという手段もアリだと言えるでしょう。

ただし、「女子限定のデメリット」はほぼ無いと言って良いのですが、浪人すること自体にはメリット・デメリットがあるので、それを踏まえた上で浪人するかどうかを決めることが大切です。

女子の浪人のメリットは?

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では浪人するとどのようなメリットがあるのかを詳しくご紹介していきます。

ほとんどのメリットは男子の場合にも言えることなので、男子の方も参考にしてみてください。

メリット①自分の行きたい大学に行ける

自分の行きたい大学に行ける可能性が高まるというのは、浪人することの最大のメリットで、浪人するメインの理由かと思います。

浪人するほとんどの場合は志望校に合格出来ず諦められないからではないでしょうか。

ここで諦めてしまうと一生後悔することになるかもしれないので、本当に自分のやりたいことがあり、それが志望校の大学でしかできないなら浪人してでも行く価値があると言えるでしょう。

メリット②就職で有利になる可能性がある

もし浪人して更に良い大学に合格できれば、その学歴は就職の際などで役立つかもしれません。

日本では良くも悪くも学歴が重視される傾向にあるため、卒業した大学がどこなのかは就職において非常に大切です。

特に大学によっては特定の会社に就職しやすいといったこともあるので、就職したい会社を見据えて大学を選ぶのも良いかもしれません。

また、良い大学に行って良い会社に入れれば、それだけ年収が上がる可能性もあります

とにかく偏差値の高い大学に行くことは基本的にメリットしかないので、そのような大学に合格できる可能性が高くなるのは浪人のメリットと言えます。

メリット③1年間勉強だけに打ち込める

現役で大学受験をすると、どうしても部活や授業、学校行事などで一年を通して受験勉強に打ち込むのが難しかったりしますよね。

浪人すると1年という時間を勉強だけに使うことができるので、しっかりと準備をした上で受験に打ち込むことができます。

また一度受験を経験しているというのは現役生と比べて大きなアドバンテージとなるため、時間を有効活用できれば受験を有利に進められるようになります。

女子の浪人のデメリットは?

浪人はメリットも多いですが、致命的なデメリットもかなり多い点には注意したいところです。

浪人の1年はかなり辛い時期になるので、これらのデメリット踏まえた上で浪人する意味があるのかを考えることが大切です。

デメリット①必ず志望校に合格できるわけでは無い

結局のところ浪人すれば志望校に合格できる保証があるわけでは全く無く、逆に以前合格出来ていたレベルの大学にすら合格できなくなってしまう可能性があります。

今のレベルから1年間勉強すれば志望校合格を狙えるレベルに到達できるのか、もし浪人しても合格できなかったらどうするか、などを考えておきましょう。

デメリット②現役時代よりも勉強が大変

浪人生は勉強時間自体はたくさんあります。

しかし、現役生と比べて孤独になりやすく、メンタルとの戦いになりやすいのがデメリットになります。

ほとんど毎日友達と勉強できていた現役時代とは違い、ほぼ全ての時間を1人でコツコツ勉強しなければいけないのは精神的に非常に大変です。

予備校に通って悩みを共有できる友達を作るなど、相談できる相手を作ること前提で浪人することが大切です。

デメリット③時間とお金がかかる

1年間追加で勉強して受験するので、決して少なくないお金がかかりますし時間もかかります

若い大切な時間ですから、はっきりした目標も無しに浪人してしまうと時間やお金を無駄にすることになりかねません。

また、浪人すればしただけ社会に出るのも遅くなり、それだけ働く時間も短くなります。

結局、浪人するかどうかの判断基準は?

ご紹介してきたように女子だからと言って特別浪人で不利になったりすることは全くありません

では何を判断基準にして浪人するかどうかを決めれば良いかと言えば、やはり「浪人してまで行く必要がある大学かどうか」です。

例えばその大学でしかできないことがあったり、浪人するに見合った学歴が得られる大学でないと浪人する意味はあまりありません。

武田塾内でも女子の浪人生の方はたくさんいますが、そのほとんどは早慶や国公立志望などある程度高いレベルを狙っています。

あいまいな理由だと親御さんに反対されることも多いので、本当にその大学じゃなきゃいけないのかを良く考えて、浪人する明確な理由を持っておくように>しましょう。

女子の浪人まとめ

今までは女性が社会で働く機会が少なかったため女子の浪人が反対されることも多々ありました。

しかし現在は共働きの家庭も増えているなど女性も当たり前に社会に出て働く時代なので、女子でも必要なら浪人して良い大学に行くべきだと言えます。

ただし女子・男子関係なく浪人にはデメリットもあるので、それらをよく理解した上で、本当に必要なときだけ浪人をするようにしましょう。

もし女子の方で浪人するのが不安なら、武田塾の無料受験相談を利用してみるのもおすすめです。

他にも女子の浪人生がいることを確かめられますし浪人後のビジョンがはっきりするので、お悩みの方はぜひお近くの武田塾にお越しください。

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