コラム

芦田愛菜さんも実践した「NN勉強法」のやり方を解説します!

2020年09月24日(木)

皆さんは「NN勉強法」という勉強方法をご存知ですか?

あの芦田愛菜さんも中学受験時にはこのNN勉強法で勉強しており、最終的に慶應義塾中等部に合格しています。

このNN勉強法とはいったいどのような勉強法なのでしょうか?

今回は、NN勉強法の特徴ややり方、メリット・デメリットについて詳しく解説していきたいと思います。

「NN勉強法」ってどんな勉強方法?

勉強

芦田愛菜さんが実践していたことでも有名になった「NN勉強法」ですが、このNNとは「何が何でも」の頭文字から取られています。

この勉強法は名前の通り、何が何でも志望校に合格できるようにその志望校の傾向を徹底的に対策し、ひたすら勉強していくという方法です。

本来、受験ではいくつか受験する学校を選択し、どの学校に対してもある程度は過去問を解くなどして対策を行うかと思います。

しかし、例えば慶應の対策だけを徹底的にした人と他の学校も満遍なく対策した人、どちらが慶応の合格の可能性が高いかと言えばもちろん慶応だけを徹底的に対策してきた人ですよね。

このように、NN勉強法は「何が何でも」入りたい学校を1つ決め、その学校の対策を徹底して行うことで他の勉強法よりも圧倒的に効率よく合格の可能性を高めることができるのです。

もともとは早稲田アカデミーのNNコースの勉強法

この勉強法は芦田愛菜さんも通っていた早稲田アカデミーの「NN志望校別コース」から生まれたものです。

この「NN志望校別コース」は開成や麻布、早稲田、慶応などのトップクラスの難関中学に行きたい人のためのコースで、同じ志望校の人が同じ教室で勉強することになります。

同じ目標を持ったライバルと切磋琢磨できるので、常に緊張感のある環境で集中して勉強できるのがNNコースの特徴でもあります。

また、このコースに入るためには選抜試験に合格する必要があり、倍率はなんと2倍以上になることもあるそうです。

試験を突破してきた実力のある子に対してハイレベルな志望校対策を行えるのも、NNコースが高い合格実績を出している理由の1つと言えるでしょう。

中学受験をする予定でNN勉強法を試してみたかったら、まずはこのNNコースを目指してみるのも良いかもしれません。

「NN勉強法Jの実践方法は?

必勝祈願

元祖「NN勉強法」を体感したいという方は実際に早稲田アカデミーのNNコースを目指すのがおすすめですが、NN勉強法は個人でも実践することができます。

早稲田アカデミーのNNコースような中学受験時だけでなく、高校受験や大学受験時にも役立つ勉強法ですので、具体的な実践方法をご紹介していきたいと思います。

志望校の傾向を徹底的に対策することが大切!

NN勉強法は志望校の出題傾向を徹底的に対策することで合格率を上げる勉強法です。

ではどうしたら志望校の出題傾向がわかるかと言えば、それはもちろん過去問を見ることで傾向を掴むことができますよね。

そのため、まずは志望校の過去問をやり込み、どのようなタイプの問題が出題されやすいかを知っておくことがNN勉強法の基本となります。

後は、それをもとにひたすら勉強するだけです。

NN勉強法で傾向対策と同じくらい大切なのが、その対策を徹底的にやり込む「集中力」です。

細かな勉強方法なども大切ですが、それ以上に集中して長時間勉強することは自分の実力に直結します。

本来のNNコースでも膨大な量の宿題が出されます。「何が何でも」合格することを意識して、ひたすら勉強することが大切です。

志望校専門の対策をしてくれる塾に通う方が効率が良いかも

このようにNN勉強法は非常にシンプルなため1人でも実践できますが、自分の志望校の対策を行なってくれる塾があるなら素直にそこに通った方が良いかもしれません。

なぜなら、1人でNN勉強法をする場合、まずは自分で志望校の傾向を見つけることから始めなくてはいけないからです。

しかし、予備校や塾なら既に傾向が研究されしっかりと対策法が完成していることが多いため、余計な時間をかけずに対策に集中することができます。

自分でも志望校の傾向を知ろうとすることは大切ですが、より効率を重視するなら素直に塾や予備校に通うことをおすすめします。

NN勉強法は難関校向けの勉強法であることに注意!

また、NN勉強法はどちらかと言えば難関校向けの勉強法であることにも注意してください。

もともとの早稲田アカデミーNNコースも開成や麻布などのトップレベルの中学を狙うためのコースです。

基本的に私立難関校はクセの強い問題も多いため、NN勉強法はそのような私立難関校に効率良く合格する場合には向いています。

しかし、特に高校受験や大学受験において、そこまで難易度の高く無い学校を受験するならまずは総合的な学力をつけることが何よりも大切です。

NN勉強法は使い時がハッキリ分かれているため、今自分に必要化どうかをしっかり考えてから実践することが大切です。

NN勉強法のメリット・デメリットは?

学生の悩み

このように、NN勉強法は必ずしも万能な勉強法というわけではなく、メリット・デメリットが存在します。

最後に、NN勉強法のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

NN勉強法のメリットは?

この方法における最大のメリットは、やはり
・志望校合格の可能性を最大限高められる
という点に尽きます。

普通の塾や予備校に入って勉強しているだけでは、皆と同じ内容の勉強を同じペースでやるだけなので周りと差がつきません。

しかし、NN勉強法は志望校対策にたくさんの時間を充てるため、合格の可能性がグッと高くなります。

また、
・集中力や勉強のスタミナが身につく
というのもメリットと言えるでしょう。

NN勉強法はただ志望校対策をするだけでなく、「何が何でも」合格すると心に決めてひたすら勉強するという方法です。

そうすると自然と勉強時間が増えるため集中力が身につき、受験本番でも集中力を切らさずに問題を解き続けることができるでしょう。

他には、
・短期間でも効率よく勉強できる
というメリットもあります。

志望校に絞って勉強するため、多少受験勉強に出遅れてしまったとしても効率良く合格の可能性を高められるのが魅力です。

NN勉強法のデメリットは?

では、デメリットとしてはどのようなものが考えられるでしょうか。

最大のデメリットは、
・志望校に合格できなかったときのリスクが大きい
ことが挙げられます。

志望校に絞って勉強するという特性上他の学校の対策があまりできなくなってしまうため、万が一志望校に合格できなかった場合が危険です。

そのため、志望校の対策だけに集中しすぎるのでは無く、自分の勉強状況や合格の可能性によって臨機応変に他の学校の対策もすることをおすすめします

NN勉強法はあくまで1つのやり方に過ぎないので、自分の状況に合わせて応用を効かせることが受験勉強においては重要です。

他には、
・ある志望校に固執しすぎてしまう
という精神的なデメリットもあるでしょう。

特にまだ受験本番まで時間がある場合は、他の学校も見てみると新しい発見があるかもしれません。

「自分にはこの志望校しか無いんだ」と思い込まずに、広い視野を持って受験に挑むことも時には必要です。

NN勉強法のやり方まとめ

NN勉強法とは、志望校の傾向を徹底的に対策し、「何が何でも」合格するために必死に勉強する方法のことです。

もとは早稲田アカデミーのNNコースで実施されていた勉強法で、芦田愛菜さんが実際にこの勉強法で慶應中等部に合格したことでも話題になりました。

短期間でも非常に効率よく志望校の合格率を挙げられるため、特に学校ごとに傾向のクセが強い難関私立向けの勉強法と言えるでしょう。

しかし、その分他の学校の対策が疎かになりがちというデメリットもあります。

NN勉強法を試してみる時は、自分の勉強状況などに合わせて上手く取り入れるようにしてみてはいかがでしょうか。

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