コラム

さぁ、図書館で勉強しよう!メリットや注意すべきポイントを徹底解説

2019年05月05日(日)

みなさんは普段、どんな場所で勉強していますか?
自宅や塾の自習室をはじめ、図書館やファミレスなど勉強できる場所は色々考えられます。

では結局のところ、勉強に最も適した場所はどこなのでしょうか?
「ココがベスト!」と一概には言えませんが、今回は図書館での勉強について詳しく解説していきましょう!

図書館で勉強するメリットやデメリット、そして図書館利用時の注意点、図書館勉強の必須アイテムなどをご紹介します。

勉強するなら自宅?それとも図書館?

勉強している手元

まず、勉強する場所を大きく2つに分けると、「自宅」「自宅以外」のどちらかになります。
自宅以外の選択肢は数多くありますが、ここでは特に人気の「図書館」について見ていきましょう。

他のどんな場所よりもリラックスできる自宅。誰でも無料で気軽に利用できる図書館。
それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

自宅で勉強するメリット

自宅で勉強をする最大のメリットは、やはり無駄な時間やお金がかからないことでしょう。

他の場所を利用するとそこまで行くのに時間がかかってしまいますし、何よりお金がかかる場合も多いです。自分の家で勉強すれば、そんな時間やお金を少しも無駄にせずに勉強することができます。

また、何をやっても自由でリラックスして勉強できるのも自宅の良いところです。外で勉強しているとどうしても周りの目が気になってしまうという人でも、自宅なら自分のペースでリラックスして勉強を進めることができます。

他にも、ノートや教科書を忘れてしまうということもないため、自分の好きなタイミングで勉強する教科を切り替えられるのも魅力的です。

自宅で勉強するデメリット

メリットもたくさんある自宅での勉強ですが、実はデメリットも多いです。

まず、誘惑が多いことが挙げられます。自分の家だとついついゲームや漫画に手が伸びてしまったり、ベッドに横になってしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか。

誘惑に惑わされず自己管理できるという人なら自宅でも問題なく集中できるかもしれませんが、そうでない場合はさまざまな誘惑が家にはあるということを頭に入れて置かなければなりません。

また、家だけで勉強しているとモチベーションの維持が難しいこともデメリットの一つです。先生や友達と話す機会が少ない分、刺激が少なく精神的にも辛くなってしまいがちです。

塾の自習室などに行って先生や友達に相談するだけでも不安が軽くなったりモチベーションアップに繋がったりするので、それができないという点は自宅での勉強のデメリットと言えるでしょう。

図書館で勉強するメリット

自宅での勉強に対して図書館で勉強するメリットは、集中できる環境が整っているという部分が大きいです。

自宅ではゲームや漫画など誘惑が多く集中できないことも多々ありますが、図書館で勉強すれば集中の妨げになるものが無いので勉強だけに専念することができます。

また、図書館は常に快適な温度や湿度が保たれている点もメリットと言えるでしょう。勉強効率や集中力を上げやすい温度は適温より少し低めの18℃~24℃と言われており、25℃以上になると1℃上がるごとに2%ずつパフォーマンスが落ちるというデータもあります。

その他にも、家から出て友達や先生と話せばモチベーションアップに繋がります。移動のために家から出て少し体を動かすだけでも気持ちのリフレッシュになるので、移動時間も一概にデメリットとは言い切れません。

図書館で勉強するデメリット

自宅以外の場所で勉強するデメリットといえば、やはり移動時間ではないでしょうか。

受験勉強において一分一秒も無駄にしたく無いという受験生にとっては、わざわざ図書館などに移動して勉強するのはデメリットと言えるかもしれません。加えて、せっかく移動してきたのに席が埋まってしまっていた、なんてことも考えられます。

また、他人の目が気になるという人にとっては、不特定多数の人が集まる図書館の環境はデメリットになるかもしれません。他人の目を気にせず勉強したいという場合には、外で勉強するより家で勉強した方が良いでしょう。

図書館で勉強する際に注意すべきこと

図書館で頭を抱える男性

図書館は基本的に誰でも無料で利用可能で勉強する上でのメリットも多いですが、注意すべきポイントもいくつか存在します。

これからはじめて図書館で勉強しようと考えている人だけでなく、今まで図書館で勉強したことがある人も、改めて図書館で勉強する際の注意点を確認しておきましょう。

勉強OK?図書館ごとのルールを確認

何よりもまずに確認しておくべきなのが、勉強目的での利用がOKなのか?という点です。

図書館という場所は本来、置いてある本や資料を閲覧する場所なので、勉強禁止になっているところもあります。施設によっては、勉強禁止な閲覧室とは別に学習室が設けられている場合もあるので必ず事前に確認しておきましょう。

勉強OKだとしても、時間制限があったり複数人での利用が禁止されていたり、図書館利用に事前登録が必要だったり、図書館を利用する上でのルールがいくつか定められています。

図書館の公式HPに詳しいルールが掲載されているはずですが、もしよく分からない場合は直接問い合わせてみてください。

開館スケジュールは要チェック

せっかく準備をして図書館に出かけたのに休館日だった…となってしまうのは絶対に避けたいですよね。モチベーションが下がってしまう上に、貴重な時間も無駄になってしまいます。

ほとんどの図書館が週に1~2回休館日があります。大体は曜日で固定されていますが、月ごとに若干の違いがある場合も多いため、利用予定の図書館の開館スケジュールをチェックしておきましょう

いつも金曜日に利用しているからといって、必ず開館しているとは限りません。メンテナンスによる例外的な休館日やリニューアル工事のための数日間の休館なども考えられるため注意してください。

実はマナー違反!迷惑行為に注意

ほとんどの人がルールを守って図書館で勉強していますが、中には知らず知らずのうちにルールを破っていたりマナー違反な行動をしている場合があります。

例えば、持参した参考書や資料を大きく広げて勉強するのは明らかなマナー違反です。なるべく多くの人が図書館を利用できるように最低限の配慮はしなければいけません。

中には、持ち込みの資料のみを使った勉強を禁止している図書館もあります。たしかに、本や資料を借りることが本来の目的である図書館で、何も借りずに席を占領してしまうのはあまり好ましくありませんよね。

特に混雑気味の図書館は勉強していると白い目で見られがちなので、勉強に必要となる辞書を借りたり興味のある本を借りてみることをおすすめします。

図書館勉強に必要な持ち物リスト

荷物が入ったトートバッグ

それでは最後に、図書館で勉強する際に必要なアイテムをご紹介します。

必要なものが簡単に揃う自宅と違って、何か忘れてしまうと致命傷になりかねません。集中しやすい環境で思う存分勉強するためにも、以下の持ち物リストをチェックしておきましょう。

①勉強道具一式

至極当然のことですが、勉強道具一式は必須です。

とはいえ、参考書や問題集をすべて持っていくことはできませんので、その日に必要な分だけを選別して持っていきましょう。

できる受験生はその日一日の勉強計画を立てることも上手なので、図書館で勉強する際に必要な資料が手元にないということはまずありません。

また、筆記用具にも少し工夫してみましょう。自宅と違って公共の場である図書館では、消しカスの処理やインク切れなどで困ってしまうこともあるかもしれません。

消しカスを集めるクリーナーを持参したり、少し余分にペンを持っていくことで快適な図書館勉強ライフを送りましょう。

②耳栓

静かで集中しやすい環境の図書館ですが、多くの人が利用する施設なのでどうしても雑音は発生します。

音に敏感な人はもちろん、普段自宅で勉強している人は特に、意外と聞こえる雑音に集中力が削がれてしまうかもしれません。

そんなときは耳栓をして雑音対策しましょう。100均でも買えますし、周囲の音を完全にシャットアウトするデジタル耳栓という商品もあります。

イヤフォンのノイズキャンセリング機能を使えば耳栓と同じような使い方も可能ですが、普段音楽を聴いているツールなのであまりおすすめできません

図書館では少量の音漏れでも迷惑になるため音楽を聴くことは避けるべきですし、勉強効率アップのためにも音楽を聴きながらの勉強は避けましょう。

昔の受験生が額にハチマキを巻いて気合いを入れていたように、勉強専用の耳栓を装着することで勉強スイッチをオンにするという心理的な効果も期待できます。

③ひざ掛け・カーディガンなど

図書館は非常に快適な室温に設定されていますが、同じ場所に座って長時間勉強していると徐々に身体が冷えてきてしまいます

自宅ならば簡単に空調の温度調節が可能ですが、図書館の場合はそうはいきません。どうしても寒ければ職員さんに相談してみるべきですが、多くの人が利用しているため一人だけの要望に応えることは難しいでしょう。

そんな時に、ひざ掛けやカーディガンなどの羽織るものがあればとても便利です。

冬の寒い時期だけでなく、夏の暑い時期でも冷房によって身体が冷えてしまう可能性があるため、図書館で勉強する際の必須アイテムだと言えるでしょう。

④飲み物

貴重な本や資料が多くある図書館では、基本的に飲食行為が禁止されています。本・資料を保護する目的の他にも、飲食物によるにおいを発生させないという目的もあります。

ですが多くの場合、密閉できる蓋付きの容器であれば、においの少ない飲み物に限り持ち込み可としています。

高い集中力を保つためにも、こまめな水分補給は必須です。

現地で飲み物を調達するのも良いですが、お金がかかりますし、近くに自販機やコンビニがないかもしれません。負担にならない範囲でなるべく余分に自宅から飲み物を持っていくことをおすすめします。

⑤おまけ

最後に、図書館で勉強する上で絶対に必要!というわけではないけども、あると便利なアイテムをご紹介します。

【フリスク】
勉強の集中を妨げる最大の敵、それは睡魔です。
色々な眠気対策はありますが、最も手軽に実践できるのがフリスクを食べることでしょう。
ただ、フリスクや飴を食べることも禁止している図書館もありますので、事前にルールを確認しておきましょう。

【目薬】
しっかりと空調が効いている図書館ですが、その分かなり乾燥しています。
勉強による疲労と乾燥によるダメージで目の体力はどんどん消耗していきます。
疲れを感じたら目薬をさしてリフレッシュしましょう。

【タブレットPC】
ノートPCだとキーボードのカチカチ音が鳴ってしまいますが、タブレットPCのタッチ操作であれば問題ありません。
電子版の参考書や英語・国語の辞書など、タブレットPCが1台あれば余計な荷物は減らせます
ただ、座席でのタブレットPCやスマホの操作を禁止ていることもあるため、あらかじめチェックしておいてください。

図書館で勉強しよう!|まとめ

自宅以外の勉強場所として、多くの受験生が利用している図書館

無料で利用できたり集中しやすい環境だったり多くのメリットがある一方で、移動時間が無駄になるというようなデメリットもあります。また、本来は勉強を目的とした施設ではないため、勉強するにあたって細かいルールを守らなければいけません。

武田塾では、勉強に最適な設備・環境が整った自習室を生徒さんであればいつでも利用できます。図書館と自習室を上手く使い分けることで、短期間での逆転合格も夢じゃありません!

自習室などに来て、友達や塾の先生と話すとモチベーションアップにも繋がります。ぜひ自宅だけに閉じこもらずに、色々な場所を活用して気持ちをリフレッシュさせながら受験勉強に励んでみてはいかがでしょうか。

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