塾に通い始めたのに、模試の判定が変わらない。
宿題も予習復習もやっているのに、点数が動かない。
武田塾大曽根校の受験相談では、この状態で来られる高校生と保護者の方が毎年います。
この記事では、通っているのに成績が上がらないときに確認すべきことを3つに絞って説明します。
どれも自分でその日のうちに確認できる項目です。
書いているのは大曽根校の校舎長です。
読み終えたときに、来週から何を変えるかが決まっている状態を目指します。
結論は「自分で解けるようにする時間」が足りていない
成績が上がらないとき、原因のほとんどは勉強時間の総量ではありません。
時間の中身です。
説明を聞く、板書を写す、解説を読む。
これらは理解のための作業であって、点数を作る作業ではありません。
点数を作るのは、何も見ずに自分で解き、間違いを直し、もう一度解いて正解する時間です。
ここが確保できていないと、どれだけ授業を受けても模試の点は動きません。
以下の3つは、この時間が削られている典型的な原因です。
理由1 インプットに時間を使い、アウトプットの時間がない
1週間の勉強時間を、次の2つに分けて書き出してください。
| 種類 | 具体的な行動 | 点数への効き方 |
|---|---|---|
| インプット | 説明を聞く、板書を写す、解説を読む、まとめノートを作る | 理解はできるが、点にはならない |
| アウトプット | 何も見ずに解く、覚えたか自分でテストする、間違いを直して解き直す | 点はここで作られる |
インプットのほうが多いなら、そこが原因です。
授業や解説の量を増やしても、この比率は改善しません。
むしろ授業が増えるほど予習復習が増え、自分で解く時間が押し出されます。
大曽根校で最初にやってもらうのは、この比率を逆転させることです。
武田塾は授業をせず、参考書を自分で進めて、決まった範囲を確認テストで測る形をとっています。
週に1回、何も見ずに解ける状態になっているかを測る仕組みがあるので、インプットだけで満足している状態が続きません。
自分で改善するなら、次の3つから始めてください。
- 参考書を1ページ読んだら、本を閉じて例題を解く
- 覚えたい語句は、赤シートか白紙で隠して答えられるかを確かめる
- 間違えた問題に日付を書き、翌日と1週間後にもう一度解く
理由2 いまのレベルに合っていない教材をやっている
もう1つ多いのが、教材と現在地のずれです。
次のどれかに当てはまるなら、教材を1段階下げてください。
- 解説を読んでも、なぜその式が出てくるのか分からない
- 正解はするが、なぜその選択肢なのかを説明できない
- 1ページに30分以上かかる
- 解き直しても、また同じ問題を間違える
「難しい問題集をやっているのに伸びない」という状態は、実は基礎の抜けが原因であることがほとんどです。
英語なら英単語と英文法、数学なら教科書レベルの基本問題です。
ここに穴があると、その上に何を積んでも安定しません。
戻るのは遠回りに見えますが、抜けを埋めた後の伸び方が変わります。
高1・高2であれば、この時期に戻ることの損失はほぼありません。
理由3 ゴールが「成績を上げる」で止まっている
「成績を上げたい」は目標ではありません。
何の科目を、いつまでに、どのレベルまで上げるかが決まって初めて、今週やることが決まります。
ゴールを決めるには、志望校の入試で必要な科目と配点を見ます。
文部科学省の令和7年度学校基本統計では、高校卒業者の大学(学部)進学率は58.3%です(文部科学省 令和7年度学校基本統計)。
多くの人が進学する以上、差がつくのは「どの科目に時間を寄せたか」です。
共通テストは7教科あり、配点は科目ごとに決まっています。
| 教科・科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 『数学Ⅰ,数学A』 | 70分 | 100点 |
| 『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 70分 | 100点 |
| 『英語』リーディング | 80分 | 100点 |
| 『英語』リスニング | 60分 | 100点 |
| 『情報Ⅰ』 | 60分 | 100点 |
出典:大学入試センター 令和9年度大学入学者選抜に係る出題教科・科目の出題方法等
志望校の個別試験では、この配点がさらに大学ごとに変わります。
国語の配点が高い大学もあれば、英語と数学だけで判定する方式もあります。
募集要項で配点を確認し、重い科目から時間を配分するだけで、同じ勉強時間でも合計点は変わります。
成績が上がっているかを測る方法
原因を直したあと、効いているかどうかを測る指標が必要です。
模試だけを見ていると、判定が変わるまでに数か月かかり、途中で不安になります。
| 指標 | 測る間隔 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 参考書の確認テスト | 週1回 | 決めた範囲を何も見ずに解けるか |
| 定期テスト | 学期ごと | 範囲を事前に参考書で押さえられたか |
| 進研模試・全統模試 | 年に数回 | 志望校の判定と、科目ごとの偏差値の推移 |
いちばん早く動くのは、週1回の確認テストです。
ここが安定して合格ラインを超えるようになれば、模試の点は数か月遅れでついてきます。
逆に週1回の確認で毎回落としているなら、模試を待たずにその週のうちに手を打てます。
いま塾に通っている人が今週できること
- 直近1週間の勉強時間を、インプットとアウトプットに分けて書き出す
- アウトプットが半分未満なら、参考書1冊を「解く」形で進める時間を毎日30分作る
- いま使っている問題集の解説を読み、説明できない箇所が3つ以上あれば1段階下げる
- 志望校を2つ挙げ、募集要項で受験科目と配点を確認する
- 配点の重い科目に、今週から時間を寄せる
この5つは、塾を変えなくてもできます。
それでも動かない場合に初めて、勉強のやり方そのものを相談してください。
よくある質問
塾に通っているのに成績が上がらないのはなぜですか
説明を聞く時間に対して、自分で何も見ずに解く時間が足りていないことがほとんどです。
理解する作業と、点を取れるようにする作業は別です。
1週間の勉強時間をインプットとアウトプットに分けて書き出すと、比率がすぐに分かります。
難しい問題集をやっているのに伸びないのはなぜですか
基礎に抜けがあるまま上の教材に進んでいる可能性が高いです。
解説を読んでも式の意味が分からない、正解しても理由を説明できない、1ページに30分以上かかる。
このどれかに当てはまるなら、教材を1段階下げてください。
成績が上がっているかは何で判断すればよいですか
模試だけで判断すると、結果が出るまで数か月かかります。
週1回、決めた範囲を何も見ずに解けるかを測る確認テストを指標にしてください。
ここが安定してから、模試の偏差値と判定を見ます。
まとめ
- 成績が上がらない原因の多くは、勉強時間の総量ではなく、アウトプットの時間の不足です
- 解説を読んでも説明できない教材を続けているなら、1段階下げて基礎の抜けを埋めます
- 「成績を上げる」ではなく、志望校の配点から「どの科目をいつまでに」を決めます
- 効果は模試ではなく、週1回の確認テストで測ります
武田塾大曽根校の無料受験相談では、いまの勉強時間の内訳を一緒に書き出し、どこでアウトプットが不足しているかを特定したうえで、志望校の配点から逆算した参考書の順番と1週間の分量まで決めます。
塾に通っている方のご相談も受け付けています。
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入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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