「今の偏差値は45だけれど、早稲田大学に行きたい」。
高2の冬に、武田塾大曽根校の無料受験相談へ来る生徒からよく聞く言葉です。
結論を書きます。
高2の1月から始めて早稲田大学に届くかどうかは、英語をいつ仕上げるかで決まります。
私立文系の入試は英語の配点が高く、英語が伸びない限り他の科目で埋め合わせることができないからです。
逆に言えば、高3の夏までに英語の基礎を終えられれば、残りの期間を過去問と学部別の対策に使えます。
この記事では、偏差値45の状態から早稲田を目指す高2生に向けて、英語の進め方と参考書の順番を整理します。
大曽根校で受験相談を担当している校舎長がまとめました。
高2の1月から始めるときの前提
高2の1月から入試本番までは、およそ14か月あります。
長いようですが、英語・国語・地歴の3科目を仕上げる時間としては余裕がありません。
前提として押さえておきたいことが3つあります。
- 偏差値45は「基礎が抜けている」状態であって、頭が悪いわけではない。中学から高1の内容に抜けがあるだけです
- 今の勉強法のまま量だけ増やしても伸びにくい。授業を聞いて分かった気になっている段階で止まっていることが多いためです
- 英語を最優先にする。国語と地歴を同時に始めると、どれも中途半端になります
大曽根校で早稲田志望の生徒を見ていて、最初の3か月で結果が変わるのは「1冊を完璧にしてから次に進めたかどうか」です。
参考書を何冊持っているかではありません。
早稲田大学の英語は学部と方式で形が変わる
早稲田大学の一般選抜には、大きく3つの方式があります。
学部の試験だけで受ける方式、英語4技能テストのスコアを利用する方式、大学入学共通テストを組み合わせる方式です。
方式によって受ける科目も配点も変わります。
例として、文化構想学部の一般選抜(2027年度)を挙げます。
| 方式 | 外国語 | 国語 | もう1科目 |
|---|---|---|---|
| 一般方式 | 英語 90分・75点 | 90分・75点 | 地歴(世界史または日本史)60分・50点 |
| 英語4技能テスト利用方式 | 提出スコアのみ(試験なし) | 90分・75点 | 地歴(世界史または日本史)60分・50点 |
| 共通テスト利用方式 | 英語 90分・75点 | 90分・75点 | 大学入学共通テスト 50点 |
英語4技能テスト利用方式では、英語の試験そのものを受けません。
外部検定のスコアを提出する形になるため、高2のうちに英語の資格試験でスコアを取っておくと出願できる方式が増えます。
共通テストを組み合わせる方式を使うなら、大学入学共通テストの対策も並行して考えることになります。
学部と方式によって条件が違うので、志望学部が決まったら必ず公式の入試情報を確認してください。
「早稲田の英語はこういうもの」と一括りにすると、対策がずれます。
偏差値45から最初にやること
英語が伸びない原因は、ほぼ単語と文法です。
長文が読めないのは読解のテクニックが足りないからではなく、単語が出てこないか、文の構造が取れていないかのどちらかです。
最初の3か月でやることは2つだけです。
- 英単語帳を1冊、見た瞬間に意味が出るまで固める。「思い出せる」ではなく「反射で出る」水準まで
- 英文法の基礎を、講義形式の参考書で理解してから問題集で確認する。用語の意味を自分の言葉で説明できるようにする
大曽根校で確認しているのは、「形容詞とは何かを説明できるか」「副詞は何を修飾するか答えられるか」といった水準です。
ここが曖昧なまま問題集を解くと、正解しても再現性がありません。
英語の参考書を進める順番
早稲田を目指す場合も、いきなり早稲田レベルの参考書には入りません。
3段階に分けて上げていきます。
大曽根校で使っている参考書の例を挙げます。
第1段階(基礎を固める)
- 英単語帳の基本部分(システム英単語なら1〜1200番台)
- 講義形式の英文法参考書(肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本など)
- 英文法の問題集(Next Stageなど)
- 英熟語帳(速読英熟語など)
第2段階(読める状態にする)
- 英文解釈の入門書(入門英文解釈の技術70など)
- 標準レベルの長文問題集(英語長文ハイパートレーニング レベル2、関正生の英語長文ポラリス1など)
- 英単語帳の後半部分
第3段階(早稲田レベルへ)
- 難度の高い英文解釈(ポレポレ英文読解プロセス50など)
- 発展レベルの長文問題集(関正生の英語長文ポラリス3、やっておきたい英語長文700など)
- 分野別の英単語帳(リンガメタリカなど)
順番を飛ばして第3段階から始めると、解説を読んでも理解できず時間だけが過ぎます。
第1段階を完璧にした人ほど、第2段階以降の進みが速くなります。
高2の1月から入試までの14か月
| 時期 | 英語 | 国語・地歴 |
|---|---|---|
| 高2の1〜3月 | 単語と文法の第1段階を終える | 手をつけない |
| 高3の4〜6月 | 英文解釈と標準レベルの長文(第2段階) | 古文単語と文法、地歴の1周目に着手 |
| 高3の7〜9月 | 第3段階の解釈と長文に入る | 地歴の1周目を終える |
| 高3の10〜12月 | 志望学部の過去問演習 | 過去問と分野別の演習 |
| 高3の1〜2月 | 学部別の形式対策と復習 | 直前期の総復習 |
この表で重要なのは、高2の1〜3月に英語だけをやると決めている点です。
3科目を同時に始めたくなりますが、英語が仕上がらないまま国語と地歴に時間を分けると、どの科目も中途半端なまま高3の夏を迎えます。
つまずきやすい3つの落とし穴
- 参考書を途中で変える。伸びない原因は参考書ではなく、1冊の定着不足であることがほとんどです
- 解いて丸つけをして終わりにする。間違えた問題を翌週にもう一度解いて、初めて身につきます
- 学部を決めずに勉強する。学部と方式で必要な科目が変わるため、高3の春までには志望学部を絞りたいところです
よくある質問
高2の1月から始めて早稲田大学に間に合うのですか
英語の基礎を高3の夏までに終えられれば間に合います。
逆に、高3の夏を過ぎても単語と文法が固まっていない状態だと厳しくなります。
判断の分かれ目は残り時間ではなく、英語の基礎をいつ終えるかです。
早稲田大学の英語はどの学部も同じ形式なのですか
学部と方式によって違います。
文化構想学部の一般方式では英語が90分・75点ですが、英語4技能テスト利用方式では英語の試験そのものがなく、外部検定のスコアを提出します。
志望学部が決まったら、大学公式の入試情報で科目と配点を確認してください。
英語以外の科目はいつから始めればよいのですか
私立文系志望なら、国語と地歴は高3の4月からで間に合います。
ただし地歴は1周するのに時間がかかるので、高3の9月までに1周目を終える計画を立ててください。
高2のうちは英語に集中したほうが、結果として3科目とも仕上がります。
まとめ
- 高2の1月から早稲田を目指すなら、英語の基礎を高3の夏までに終えることが条件になる
- 早稲田の一般選抜には3つの方式があり、学部によって科目と配点が変わる
- 偏差値45から最初にやるのは単語と文法。長文のテクニックは後回しでよい
- 参考書は3段階に分けて上げる。飛ばすと解説が理解できず時間を失う
- 高2の1〜3月は英語だけに集中する
武田塾大曽根校の無料受験相談では、志望学部の科目と配点から逆算して、いつまでにどの参考書を終えるかの計画を一緒に決めます。
偏差値40台から始める段階でも、入塾の意思に関係なくご相談いただけます。
大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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