E判定は「合格できない」という判定ではありません。
今の学力と志望校の間に、まだ埋めていない差があるという意味です。
差の中身を科目と単元まで分解して、残り期間で埋め切れる順番に並べ直せば、E判定からの早稲田大学合格は現実的な目標になります。
名古屋の高校生からも、早稲田大学は毎年志望校に挙がります。
武田塾大曽根校の受験相談でも「模試の判定が悪いので、そろそろ志望校を下げたほうがいいですか」という相談を高2の冬から高3の夏にかけてよく受けます。
この記事では、早稲田大学の学部と入試方式を整理したうえで、E判定の状態から合格までに何をどの順で進めるかを学年別に書きます。
大曽根校の校舎長と、早慶レベルの英語を指導している講師の視点でまとめています。
早稲田大学はどんな大学か
早稲田大学は東京都新宿区に本部を置く私立大学です(〒169-8050 東京都新宿区戸塚町1-104/早稲田大学 アクセス)。
学部は13あります(早稲田大学 学部・大学院・図書館)。
| 区分(目安) | 学部 |
|---|---|
| 文系中心 | 政治経済・法・文化構想・文・教育・商・社会科学・国際教養 |
| 理工系 | 基幹理工・創造理工・先進理工 |
| 文理をまたぐ | 人間科学・スポーツ科学 |
この区分はあくまで目安です。
教育学部のように、同じ学部の中に文系の学科と理系の学科が並ぶ場合もあります。
受験科目は学部ではなく学科・方式の単位で決まるので、必ず募集要項で確認してください。
学部の数が多いぶん、同じ大学の中で併願を組めます。
ただし学部ごとに入試の方式も科目も違うため、「早稲田を受ける」ではなく「早稲田のこの学部を受ける」まで決めないと、勉強の的が絞れません。
早稲田大学の入試方式は3つの型がある
早稲田大学の入試には一般選抜のほか、共通テスト利用入試、総合型選抜、学校推薦型選抜などがあります。
このうち一般選抜には、公式サイトの説明で次の3つの型があるとされています(早稲田大学 入試制度一覧)。
- 大学独自の試験のみで受ける方式
- 英語4技能テストのスコアを利用する方式
- 大学入学共通テストを組み合わせる方式
どの型があるかは学部によって異なります。
志望学部が共通テストを使う方式なら、私立専願のつもりでも共通テストの対策が必要になります。
英語4技能テストを使う方式を選ぶなら、英検などのスコアを高2のうちに取っておく計画が要ります。
つまり、志望学部が決まった時点で「受ける方式」まで決めておかないと、必要な科目数も準備の時期も変わってしまいます。
募集要項は必ず自分でダウンロードして確認してください。
E判定から合格までに埋める距離
模試のE判定は、今の得点と合格ラインの差を示しているだけです。
大曽根校では、判定を見たあとに次の3つを紙に書き出してもらいます。
- 志望学部の入試科目と配点(募集要項から書き写す)
- 科目ごとの現在の到達点(模試の得点ではなく「どの参考書のどこまでが解ける状態か」)
- 入試までに残っている週数
この3つが並ぶと、「あと何を何冊終えられるか」が計算できます。
判定の文字を見て落ち込む時間より、この計算に30分使うほうが合格に近づきます。
英語をどこまで仕上げるか
早稲田大学の入試は、どの学部でも英語の比重が大きいのが特徴です。
英語は次の順番で積み上げます。
段階を飛ばすと必ず止まります。
| 段階 | やること | 到達の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 英単語・英熟語 | 見た瞬間に意味が出る状態 |
| 2 | 英文法 | 問題の正解だけでなく、なぜ他が違うかを説明できる |
| 3 | 英文解釈 | 1文にSVOCを振り、直訳で正確に訳せる |
| 4 | 標準レベルの長文 | 時間内に読み切り、設問の根拠を本文から示せる |
| 5 | 難関大レベルの長文・解釈 | 抽象的な内容の英文でも構造を取り違えない |
段階5でよく使う参考書のひとつが『ポレポレ英文読解プロセス50』です。
50の例文で構成されているため1周は短時間で終わりますが、内容は早慶や難関国公立の英文に対応するレベルです。
単語・熟語・基本的な英文解釈が終わっていない状態で手を出すと、解説を読んでも身につきません。
大曽根校で早慶志望の生徒を見ていて多いのが、段階2と3を飛ばして段階4の長文問題集から始めてしまうケースです。
長文が読めない原因は語彙か文法か構造把握のどれかなので、そこを戻って埋めるほうが結果的に速くなります。
学年別の進め方
E判定からの逆転合格は、始める時期によって取る手が変わります。
- 高1:英単語と英文法を1冊ずつ終えることだけに集中します。この時期に国語や地歴を急ぐ必要はありません
- 高2:夏までに英文法を終え、冬までに英文解釈へ進みます。同時に志望学部と受験方式を決め、必要な科目を確定させます
- 高3の春:長文演習に入ります。国語と地歴(理系は数学と理科)の基礎を並行して固めます
- 高3の夏:志望学部の過去問を1年分解き、あと何が足りないかを科目別に洗い出します
- 高3の秋以降:難関大レベルの演習と過去問。時間配分と解く順番を固定します
高3の夏から始める場合でも、科目を絞って英語の完成を最優先にすれば届く範囲は残ります。
ただし、受験方式は科目数の少ないものに絞る判断が必要になります。
つまずきやすい3つのポイント
- 参考書を何冊も並行する:同じ範囲の本を複数持つと、どれも終わりません。1冊を完璧にしてから次に進みます
- 復習の予定を立てていない:新しく進むページだけを予定に入れ、前の週の復習を入れていないと定着しません
- 志望学部を決めないまま勉強する:科目と方式が決まらないため、勉強の優先順位が最後まで決められません
よくある質問
高3の夏にE判定でも早稲田大学は間に合いますか
英単語と英文法が終わっているかどうかで変わります。
終わっていれば、秋から解釈と長文演習に集中して届く可能性があります。
終わっていない場合は、まずその2つを最短で埋め、受験方式を科目数の少ないものに絞る判断が要ります。
早稲田大学は私立専願でも共通テストの勉強が必要ですか
志望学部と方式によります。
一般選抜の中に共通テストを組み合わせる方式があるため、その方式で受けるなら共通テストの対策が必要です。
大学独自の試験のみの方式を選ぶなら不要です。
募集要項で確認してください。
名古屋から早稲田大学を受けるとき、何を先に決めればよいですか
受験する学部と方式、そして併願校の組み方です。
関東の大学は連日受験になりやすいため、移動と宿泊を含めた日程を高3の秋までに家族で決めておくと、直前期に迷いません。
まとめ
- 早稲田大学は13学部。学部ごとに入試科目も方式も違うので、志望学部まで決めて勉強の的を絞ります
- 一般選抜には大学独自の試験のみ・英語4技能テスト利用・共通テストを組み合わせる、の3つの型があります
- E判定は差の大きさを示す情報です。科目と単元まで分解すれば、残り期間で埋める順番を決められます
- 英語は単語・文法・解釈・長文の順に積み上げます。段階を飛ばすと必ず戻ることになります
武田塾大曽根校の無料受験相談では、志望学部の入試科目と配点を一緒に確認し、今の到達点から逆算して「入試まであと何冊を、どの順で終えるか」の計画をその場で作ります。
判定が出て志望校を下げるか迷っている段階でも、まずは距離を測るところからご相談ください。
大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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