コラム

関東中流はどんな大学群?偏差値や難易度を解説します!

2020年07月27日(月)

関東地方の大学群の1つとして「関東中流」というものがあります。

関東にある私立大学の大学群の中では易しいレベルの大学群なので、大学受験をするなら最初に必ず超えておきたいレベルの大学群です。

偏差値はあまり高くありませんがスポーツの分野で活躍していることも多く、特定の分野の人にはおすすめできるかもしれません。

今回は、この関東中流の特徴各大学の偏差値などを詳しくご紹介していきます。

関東中流ってどこの大学?

大学生ラグビー

「関東中流」は関東にある下位の私立大学をまとめた大学群です。関東中流に含まれている大学は以下のようになっています。

関:関東学院大学
東:東京国際大学
中:中央学院大学
流:流通経済大学

レベルは関東の私立大学の中では易しい方なので、大学受験をするならまず最初に超えておきたいレベルの大学群です。

ちなみに、似た名前の大学群に「関東上流江戸桜」というものがありますが、これに含まれているのは関東学園大学、上武大学、流通経済大学、江戸川大学、桜美林大学であり、流通経済大学が同じなだけでほとんど別の大学群なことに注意してください。

ただ、関東上流江戸桜も関東中流もレベル的にはほぼ同じです。

関東中流の各大学の特徴は?

大学生サッカー

関東中流の大学は野球やラグビー、駅伝などのスポーツを中心にサークルや部活が盛んに行われているのが特徴です。

関東学院大学の特徴

関東学院大学はプロテスタントのミッション系大学で、建学の精神もキリスト教の考え方を受け継いでいます。

関東学院大学では誰でも授業についていけるように、「学習支援塾」としてリメディアル(補習)教育を実施しています。

また、強力なキャリアサポートプログラムによって資格の取得を後押ししてくれるため、教員免許を始めとして栄養士や保育士、食品衛生管理者など就職に役立つ資格を取得できるようになっています。

高校の時勉強をサボってしまったという人でも、学習支援塾や豊富な資格取得プログラムによって就職までを手厚くサポートしてくれるのが特徴と言えるでしょう。

他には部活やサークルが盛んなことでも有名で、ラグビー部は全国大学ラグビーフットボール選手権大会で6回もの優勝を飾っています

他には複数の箱根駅伝出場経験を持つ陸上部も有名で、大学からはたくさんのトップアスリートを輩出しています。

東京国際大学の特徴

東京国際大学ではその名前の通り、グローバル社会で活躍できる国際的な人材を育成することを教育の理念としてます。

そのため英語教育にはかなり力を入れており、約50名ものネイティブ教員によるGTI(Global Teaching Institute)という英語教育組織が存在しています

授業はアメリカで広く実践されている60分授業を基本として、少人数の対話形式で行われるため実践的な英語力が身につきます。

留学・留学生受け入れにも積極的で、数週間の短期留学から2年を超える長期留学まで自分に合ったスタイルの留学をすることが可能です。

留学生もたくさん受け入れているため、キャンパス内でも国際交流ができるようになっています。

スポーツにも力を入れており、「優れた精神は優れた指導者によって磨かれる」として一流の指導者を監督として迎え入れています

中央学院大学の特徴

関東中流の他の大学と同じく、中央学院大学もスポーツが盛んで体育会系の学生が多いのが特徴です。

駅伝部は箱根駅伝に20回もの出場を果たしており、硬式野球部も全日本大学野球選手権大会に何度も出場するなど結果を残しています。

他にもゴルフ部からはプロゴルファーを多数輩出するなどしており、スポーツを頑張りたい人には良い環境と言えるでしょう。

日本橋簡易商業夜学校を前身としているためもともとは商学部だけの単科大学でしたが、現在は法学部と現代教養学部も設置されています。

「公務員100人構想」として公務員への就職をサポートしているのも特徴で、公務員試験の対策講座なども行われています。

公務員の中でも警察系に就職する人も多く、武道系の部活動のOB・OGの人は特に多いようです。

流通経済大学の特徴

「流通」というワードが大学名に入っていることからもわかるように、流通経済大学は物流を中心に経済を学習するという珍しいコンセプトの大学です。

日本通運株式会社の寄付をもとに作られた大学であるため、国内でも珍しい物流を専門に学ぶ大学が誕生しました。

大学の特色が色濃く現れた流通情報学部や経済学部の他にも、法学部や社会学部、スポーツ健康科学部など計5学部が設置されています。

就職においても運輸や物流業界に入る人が多いのも、この大学の特徴と言えるでしょう。

また流通経済大学もスポーツが強いことで有名なので、スポーツを頑張る目的で受験するのは良いかもしれません。

関東中流の評判・口コミは?

関東中流の評判としては、スポーツ面ではどの大学も力を入れており結果も残しているため、スポーツを頑張る目的で入るなら良いかもしれません。

スポーツ推薦での入学も狙えるので、運動に自信のある方は狙ってみてはいかがでしょうか。

また、資格取得制度や就職へのバックアップが良いとも評判です。
語学系だけでなく、幼児教育系など、自分の将来のために勉強できる環境はどの大学も充実しています。

関東中流の偏差値・難易度は?

受験勉強

関東の私立大学の大学群は偏差値の高い方から順にMARCH、日東駒専、大東亜帝国などがありますが、関東中流は大東亜帝国の更に1ランク下に位置しています

偏差値は学部によってかなり差があるものの、37.5~50.0くらいです。難易度は高くありません

そのため日東駒専や大東亜帝国の滑り止めとして受験する人が多いようです。

受験するかどうかは別として、私立大学の中では易しいレベルなのでまずは関東中流を確実に合格できることを目標に勉強してみるのも良いかもしれません。

関東中流の各大学の偏差値

どの大学も学部によって偏差値に差があるため、受験するときは自分の目指している学部の偏差値を良く確認することが大切です。

大学ごとの平均的な偏差値はほとんど差がありません。

関東学院大学の各学部の偏差値

教育学部:45.0~47.5
国際文化学部:45.0
社会学部:45.0
法学部:47.5
経済学部:50.0~52.5
経営学部:50.0
理工学部:37.5~45.0
建築・環境学部:45.0~47.5
看護学部:45.0
栄養学部:42.5
人間共生学部:42.5

東京国際大学の各学部の偏差値

言語コミュニケーション学部:40.0
人間社会学部:35.0~37.5
国際関係学部:40.0~42.5
経済学部:37.5~42.5
商学部:37.5

中央学院大学の各学部の偏差値

現代教養学部:37.5~42.5
法学部:47.5~50.0
商学部:42.5~45.0

流通経済大学の各学部の偏差値

社会学部:42.5~45.0
法学部:42.5~45.0
経済学部:42.5~45.0
流通情報学部:37.5~40.0
スポーツ健康科学:35.0~40.0

出典:大学偏差値テラス

関東中流の偏差値・特徴まとめ

関東中流は関東圏内の私立大学の中では易しいレベルに位置しており、難易度は高くありません。

どの大学もスポーツが非常に強く有名な監督も多数在籍しているので、スポーツ目的で入学するのは良いかもしれません。

いかがでしたでしょうか?
大学受験をするならまず最初に目指したいレベルなので、受験するかどうかに関わらず最初の目標にしてみることをおすすめします。

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