コラム

勉強時間を確保するための効率化方法をご紹介。

2018年06月03日(日)

受験生の皆さん、特に現役生は平日授業や行事があるために学校に行かなくていけませんし、中には部活動に所属して忙しい日々を送っていると思います。受験勉強とそれらの両立はなかなか厳しいですよね。しかし、どんな状況でも勉強しなければいけない受験生の皆さんにとって、限られた時間の中でどれだけ勉強時間を確保できるかが志望校合格につながっていきます。そこでこのページでは、多忙な日々を送っている生徒の皆さんが、より多くの勉強時間を確保するための効率化方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

机にいる時間=勉強時間 ではない

「目指せ勉強時間100%!!」詳細動画①はこちら

それってホントに勉強している?

武田塾に通う生徒さんの中にもいますが、「いつも〇〇時間勉強しています!」意気込んでいる方がいます。これは受験生の皆さんの間でもありがちな問題ですが、その時間の間みっちり勉強ができている生徒さんはごくわずかです。ほとんどの場合は机に向かっている時にただぼーっとしていたり、寝てしまっているケースが多いです。

このことからも分かるように、机に向かっている時間=勉強時間というわけではありません。長時間勉強しているつもりなのにも関わらず、学習状況を見てみると、「数学の演習問題が5問しか終わっていません」「英単語まだ10個しか覚えられていません」というケースが多いです。矛盾が生じますが、明らかに勉強時間のすべて勉強のために使っていません。つまり止まっている時間や何もやっていなくてただ椅子に座っている時間を勉強時間としてカウントしているのです。

毎日多忙な生活を送っている受験生にとって一時一時がとても貴重なのにもかかわらず、このような効率の悪い習慣を続けていれば成績が上がらないのは当然です。では、効率よく勉強時間を確保する具体的な方法はないのでしょうか。それはとても簡単です。これまで自分自身が勉強時間として扱っていた時間をもう一度振り返り吟味していくと、実質の勉強時間も勉強量もまだまだ見直すことができます。

一日24時間という絶対時間は増やすのは不可能ですが、勉強時間100%にいかに持っていくか、ということを考えれば、無駄な時間を省き効率化することによって勉強時間を確保することができるのです。

集中力とストップウォッチ勉強法

「キッチンタイマー」詳細動画②はこちら

集中力が大事

すでに紹介したように、何もしていない時間を省き、勉強時間100%も勉強時間を確保するための効率化方法の一つですが、集中力を上げること、そして武田塾の山火先生、中森先生がオススメするストップウォッチ勉強法も効率化につながる方法です。

まず集中力アップに関して、同じ時間でより多く、より高質の勉強をするためには集中力を上げることは必要不可欠です。しかし人間誰でも意識してすぐに集中力を上げるのは難しいですよね。ポイントは、今自分が集中できる時間の中で、どれだけのことをできるかが重要になってきます。例えば、集中力がどんなに頑張っても30分ぐらいしか続かないのであれば、その30分という時間の中で何をどれだけできるのかを判断、分析することで、たとえ短い集中力でも効率よく勉強することができます。

それでもやっぱり集中力を付けたい!という方は、まずやるべきことをリストアップして、単純ですがそれを終わるまでやるという作業を繰り返しましょう。しかし最初慣れるまでは、そのやるべきことの作業内容を短いスパンで分割しながら徐々に集中力をつけていきましょう。

ストップウォッチ勉強法

ストップウォッチ勉強法というのは、自主学習の習慣がついておらず、長時間集中して勉強ができない生徒さんに特にオススメの勉強法です。そのやり方はとてもシンプルで、机で自主学習をしている際に、実際に問題を解いている時間や参考書を解いている間にストップウォッチをオンにしておき、眠くなったりして手が止まってしまったらストップウォッチを止めるという方法です。これを繰り返し行うと、勉強が終わった際にかかった時間と実際の勉強時間を知ることができます。その時間の差を徐々に縮めていくことができれば、効率化を図ることができ勉強時間を確保することができます。

スキマ時間を有効活用しよう

「時間も増える 量も増える」詳細動画③はこちら

なんとなく・・で勉強しない

勉強時間の確保をするための効率化方法で最も有効なのが、スキマ時間の利用です。受験勉強の仕方には大きく分けて2種類あり、主に英語の長文読解や理系科目の演習問題を解く「書く」型の勉強と、英単語・社会科目用語の暗記、または参考書等を使う「見る・読む」型の勉強があります。これらの勉強をそれぞれ適した環境で行うことで、より効率的に勉強をすることができます。

具体的な方法としては、読解系・演習系の「書く」型の勉強は、自宅、もしくは自習室で机に向かって行い、一方で暗記系の「読む・見る」型の勉強は、通学の電車内や授業の間などのスキマ時間を使って行いましょう。一見シンプルに思えるこの勉強法が、効率化を図り勉強時間を確保する手段として結構有効的です。

当然、「書く」型の勉強はしっかりと椅子に座ってペンを持ちながらでしかできないため、電車のつり革につかまりながらはできません。そんなスキマ時間を無駄にするのでなく、一つでも多くの単語を暗記したり、参考書に目を通すなどして時間を有効活用できれば、家に帰り机に向かった際に、「書く」型の勉強に集中して時間をかけることができます。

なんとなく気分でこの勉強をしよう・・・と考えるのではく、効率化を図るためにそれぞれ適した場所で適した勉強をやりましょう。

勉強時間の効率化

以上で勉強時間を確保するための効率化方法をいくつか紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。毎日受験勉強を頑張っている皆さんに、まずもう一度意識してほしいことが、机に向かっている時間が実質の勉強時間ではないということです。椅子に座りながらぼーっとしたり何もしていない時間をなくし、限られた時間のなかでより多くの勉強時間を確保するためにも先ほど紹介した集中力を上がる方法やストップウォッチ勉強法、またスキマ時間の有効活用などを実践してみてください。

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