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受験生10月の過ごし方 ~国公立文系志望の方向け~

こんにちは!武田塾逗子校講師、東京外国語大学言語文化学部1年の佐藤来実です。

あっというまに夏が過ぎ去り、いつのまにか10月になってしまいましたね。みなさん、気が付いたらもう秋になり、焦り始めている頃合いではないですか?

10月は特に、受験がより現実的なものとなってきて不安になる受験生が多い時期です。志望校のランクを下げるべきだろうか・・・なんて考えている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は国公立文系の志望者向けに、どのように10月を過ごすべきかを説明していきます。科目ごとの時間配分や共通テスト対策と二次対策のバランスなど、国公立の方は特に考えるべきことが多いと思います。一つ一つ細かく説明していくので、ぜひ最後までご覧ください。

 

はじめに

この記事では、秋、特に10月における過ごし方について詳しく説明していきます。夏での過ごし方とはまた優先順位ややるべき内容も変わってくるので、しっかり確認していきましょう。思うように結果が出ずに焦っている方も、まだあきらめてはいけません。この秋で伸びるかどうかは、ひとえにあなたの努力と戦略次第です!

共通テスト対策の重要性

みなさんは夏休みのうちに共通テスト対策、基礎固めを進めてきたと思います。もうすでに過去問演習に入っている方、また入らなければと焦っている方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。

ところでみなさん、共通テスト対策と二次対策、どちらの優先度が高いと思いますか?

もちろんこの答えは、人によります。まずは共通テスト対策を進めていかなければいけないことは間違いないですが、目安としては、この時点で共通テストの目標点数の約8.5~9割に到達できているかどうかで優先度を決めてしまってよいでしょう。

共通テスト対策がままならないままに二次対策を進めるのは、基礎が出来ていないのに応用に入っていくということです。自分の立ち位置・実力を把握するために過去問を解いてみるのはよいですが、まずは共通テストで安定して点を取れるようにしていきましょう。

 

科目ごとの時間配分の仕方

そして、多くの国公立受験者の頭を悩ませているのが科目ごとの時間配分ではないでしょうか。3科目以下での深い知識が必要とされる私立とは異なり、国公立では5教科7科目、いかに優先順位を考え計画的に進められるかが合意を握る重要なカギとなります。私自身、受験生時代は苦手な数学をこなしながら理科基礎2科目、世界史、倫理・政治・経済をバランスよく進めるということがなかなかうまくできず、かなり苦労したのを覚えています。

そんな私からのアドバイスですが、まずは入試本番で目指す得点配分から、優先順位を考えていくのが良いと思います。私の場合は理科基礎が苦手だったので、本番で目指す得点が高い社会科目をメインに進め、そこで理科基礎をカバーできるようにしました。

また、1日の勉強の仕方ですが、自分の特性に合わせたタイムスケジュールを立てることがとても重要になってきます。特に思考力を必要とする数学などの理系科目は、朝起きてすぐのゴールデンタイムに進めるのがおすすめです。私は午後は全く数学に集中できなかったので、完全に午前は理系科目、午後は文系科目、と科目によって明確に時間帯を分けて勉強していました。

 

2.2次対策

1の時間配分のところで2次対策について少し触れましたが、共通テストの完成度にも問題がない場合はどんどん過去問演習を始めていきましょう。国公立受験者で私立も受ける場合は、もちろん私大対策も必要になってくると思います。

私は数学と世界史の完成度が低かったのでその2科目に関しては過去問演習を始めるのが比較的遅めだったのですが、得意だった英語に関しては早々と2次対策にとりかかりました。2日に1回1年分を進め、1日目に本番通り解いて採点、2日目に細かい分析と復習、というペースで進めていくのがおすすめです。過去問を解いた後は必ず、どこができていてどこができていなかったのか、自分の得意分野と苦手分野、そして志望校の傾向をよく分析し、それに合わせた対策を柔軟に考えるようにしてください。武田塾では過去問分析シートを使って分析し、それに基づいて綿密な戦略を立てています。

 

3.苦手分野の徹底克服

さて、秋の勉強でもうひとつ重要になってくるのが苦手分野の克服です。本来なら夏休みの間に克服しておくことがベストですが、もちろんまだ残っているという方も少なくないでしょう。しかし、秋でも苦手分野の克服が終わらず、さらに追い込みの冬にまでそれを持ち越してしまうとかなり大きなハンデとなってしまうことは目に見えています。秋のうちに絶対に克服するというものを決め、計画的に苦手を潰していきましょう

私の場合は世界史の論述が苦手だったので、10月のうちにこれを何周、11月までにここまで進めるという苦手克服スケジュールを立て、結果的に東京外大の世界史長文論述にも対応することが出来ました。

4.モチベーションの保ち方

ここまでは具体的な勉強の進め方、計画の立て方について書いてきましたが、最後にその根本となる、モチベーションの保ち方について書いていきたいと思います。秋は特に不安になりやすい時期です。私も思うように進まず、模試の点数も絶望的で、この頃は毎日メンタルがズタボロでした。

しかし、ここで自分に負けずに踏ん張り切れるかどうかが合否を分けると言っても過言ではないでしょう。私がモチベーションを維持するために継続していたことは以下の4つです。

 

1. 休憩時間に志望校の動画をYouTubeで見る

2.YouTubeで "Study with me" と検索し、勉強動画と一緒に勉強する

3.友達とビデオ通話しながら勉強する

4.  必ず1週間単位での予定を決め、それを達成できるようにする

 

中にはスマホを制限している、YouTubeを開くとついつい関係のないものばかり見てしまう、という方もいらっしゃると思うので、自分に合ったものがあればぜひやってみてください。私も受験生時代はSNSを一切やめ、自分の集中を削ぐものを片っ端から排除していました。また、4の1週間単位の予定については、市販の1週間ごとに勉強計画が立てられるノートを活用していました。

最後に

 

いかがでしたでしょうか。秋の過ごし方がなんとなくつかめましたか?

みなさん、どうかここで諦めずに踏ん張りましょう。努力の成果はそう一朝一夕には表れないものです。どれだけ頑張っても点数が上がらず焦っている方もいらっしゃると思いますが、しっかりと地道な努力を積み重ねた成果は必ず本番で発揮されます。実をいうと私も、最後の共通テスト模試での数学が10点台という絶望的な数字でしたが、本番では60点台まで上げることが出来ました。

ここで諦めるか諦めないか、本当にそれが合否を左右します。ぜひ最後までモチベーションを保ち、合格を勝ち取ってください!

 

 

自学自習で京都大学に合格した森川が受験相談を担当します!



逗子校では、平日火曜日~土曜日の期間、毎日受験相談を実施しております。
私自身も、参考書問題集を使った自学自習で志望校に合格した経験を持っています。

その経験、そして武田塾が持っている合格のためのノウハウを惜しまず無料受験相談にてお伝えしています。

 

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