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高校に行かない選択肢、高卒認定試験って難しい?-尼崎市・伊丹市の予備校なら武田塾 塚口校へー

皆さん、こんにちは!

阪急塚口駅から徒歩3分、武田塾塚口校講師の岩渕です。

 

皆さんは、高卒認定試験というものがあることを知っていますか?

私は、”高校に進学していなかった女性がやりたい仕事に就くために高卒認定試験を受ける”というテレビの企画で初めてしりました。

 

有名人でも高卒認定を取得している人は多く、スキージャンプ女子代表として活躍している高梨沙羅選手や関ジャニ∞の横山裕さん、大倉忠義さんが高卒認定試験を受験したことで話題となりました。

 

ここで、高卒認定試験がどのようなものなのか疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

そこで、今回は高卒認定試験の概要、難易度について話していこうと思います。

 

 

 

 

 

高卒認定試験とは?

高卒認定試験の概要

高卒認定試験とは、正式には高等学校卒業程度認定試験と呼ばれています。

高等学校を卒業したのと同等以上の学力を持っていることを認定するための試験で8月と11月に実施されます。

出題形式は、基本的に4つの解答の中から正解を選ぶマークシート方式となっています。

 

この試験を受けるためには、条件があります。

それは

 

・試験が行われる年の年末の時点で満16歳以上

・大学入学資格をもっていないこと

 

の2つの条件を満たしている事です。

 

この試験に合格すると、

 

・国公立

・私立の大学

・短期大学

・専門学校(中卒から入学できる専門学校もあります)

・国家試験受験資格

 

を得る事が出来ます。

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試験が行われる教科は、

必修科目が

・国語

・数学

・外国語

選択科目が

・理科

・地理歴史

・公民

 

の合計6教科があります。

そして、高卒認定試験に合格するためには必要な8~10科目全てに合格しなければなりません。

 

特に選択科目が数が多く負担が大きくなります。

理科は、化学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎の4科目があります。

そしてこの中から、「科学と人間生活を含む2科目」または「科学と人間生活以外の3科目」を受験する必要があります。

 

この「科学と人間生活」とは私たちの身近な自然現象や身近な科学技術など、理科分野全般の基礎事項を問われる問題です。

全範囲が出題されるため、一見すると負担が大きいように思えます。

しかし、応用問題は少ないということもあるので、基礎科目を3科目やるよりは負担は少なくなります。

 

地理歴史には、世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理Bの6科目があります

世界史A、世界史Bのうち1科目と日本史A、日本史B、地理A、地理Bのうち1科目を受験する必要があります。

公民には、現代社会、倫理と政治経済の2科目があり、この二つの科目からいずれか一方の科目を受験する必要があります。

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高卒認定試験受験者の特徴

高卒認定試験の受験者は、学歴別では高校中退者、全日制の高校生、定時制・通信制の高校生、中卒者の順で多くなっています。

高卒認定試験受験者の年齢層は、16歳~20歳が最も多く全体の約70%を占めています。

しかし、30代から70代の方も受験しており年齢層は幅広いと言えるでしょう。

 

また、高卒認定試験を受ける目的は人それぞれであり、

 

・諸事情により高校卒業資格を取得できなかったが、大学・短大・専門学校に進学するため。

・高卒認定を取得することで、就職先の選択肢を広げるため。

・病気等で高校の授業を長期欠席し、単位の取得が危ぶまれる科目の高卒認定試験を受けることで、学校長に高校の単位として認めてもらうため。

・高卒認定試験を受験し学び直しをする事で、自分の子供や孫に対して勉強を教えられるようにするため。

 

といったものが主な理由です。。

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高卒資格との違い

高卒資格は、高校を卒業することで取得できる資格です。

 

・全日制・定時制・通信制の高校に3年間以上在籍

・卒業までに必要な単位の取得や特別活動に参加する

 

といった、ことが条件となります。

簡単に言えば、必要な出席に日数と必須単位を落とさなければ取れる資格です。

そして高卒資格を取得すると「高校卒業」という学歴をもつことが出来ます。

 

それに対して、高卒認定では、高卒認定試験に合格すると高等学校を卒業したのと同等の学力を持っていることを認定されます。

しかし、最終学歴はその時点では「中学卒業」という事になります。

高卒という学歴は、高卒認定を取得しただけでは得られないという事に注意しましょう。

 

 

高卒認定試験は難易度は?

高卒認定試験は、諸事情により高校を卒業できなかった人達に進学や就職のチャンスを与えるものです。

将来社会で活躍できる人を増やすことを目的にしており、高校入試や大学入試のようにあらかじめ合格させる人数が定められていません。

よって、テストを制作する側はできるだけ受験者に合格させたいという意思があります。

そのため問題の難易度は低く、合格最低点も100点中40点~50点となっています。

 

また、高卒認定試験は、中学1年生から高校1年生までに学習する基礎的な範囲から出題されます。

大学入試試験や大学入学共通テストよりも基本的な内容となっています。

よって、試験に出される範囲をしっかり学習すれば高卒認定試験に合格できる可能性は高いと言えます。

 

高卒認定試験では、1科目ごとの合格率は80%程度ですが、高卒認定試験の合格率は30%~40%となっています。

ここで、高卒認定試験の難易度の割には合格率が低いのではと疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

 

高卒認定試験には、一度合格した科目については次の試験で免除になるという制度があります。

そのため1回の試験で全ての合格に必要な科目を合格する必要はありません。

 

このことから多くの受験生が、複数回に分けて少しずつ全科目の合格を目指していくといった方法をとっています。

1回の受験で全ての科目を受験する人が少なく、高卒認定試験の合格率は30%~40%と低くなっているのです。

 

 

最後に……

今回は、高校卒業認定試験の概要、難易度についてお話しました。

高校を卒業できなかった人が高卒認定を得る事で、将来の可能性はとても広がると思います。

 

ただ、高卒認定はあくまでも可能性のための入り口でしかないことを忘れてはいけません。

なぜなら、先にも言ったように高卒認定の段階ではあくまでも経歴は「中学卒業」と変わらないためです。

この資格をもってから始めて、選択肢の幅が広がっていくのです。

 

高卒認定を取り、大学受験を目指す人も多いと思います。

その中でどう勉強を進めていけばいいか分からないという人も多い事でしょう。

 

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