皆さんこんにちは!
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大学受験予備校・個別指導塾の 「武田塾 塚口校」講師の廣澤です。
今回は【古文単語、古典文法ができても長文が読めない人がするべき対策】について話していきたいと思います。
古文単語、古典文法ができても長文が読めない人がするべき対策は?
「単語や文法は一通りマスターしたのにもかかわらず長文になると全然読めない!」そんな人も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
それには以下のような原因があります。
①文章に慣れていない
②復習が甘い
③文の主語を把握できていない
そこで次にそれらの解決策を話していこうと思います。
①文章に慣れていない人
【演習量の確保】
まず重要なのは古典の文章に「慣れる」ということです。
古文単語や文法を勉強して、それらを使う意識を持つことは重要ですが、こんな状況になってしまう原因はとてもシンプルです。
それは、問題の演習量・読解量が足りていないからだと考えられます。
いくら基礎事項を覚えたところで、実際に文章を読む練習をたくさんしていないと本番で読解はできません。
様々な文章に読み慣れて、ある程度の「あるある」のストーリーを知らないと、文字を追うだけで意味がわからない、ということになりがちです。
②復習が甘い人
【解説をきちんと読む】
ではどのように演習量を確保すればよいのか話していこうと思います。
ただがむしゃらに演習を繰り返すだけでは成績は伸びません。
そこで重要な事は答えを確認し、解説をきちんと読む事です。
「当たり前だ」と思うかも知れませんがこれをできていない受験生は非常に多いように感じます。
みなさんもテストや模試など点数を見た後、その後の先生の解説など聞くにならないことはないですか?
人間は数字に敏感な生き物であり、具体的な点数や正解した丸の数で一喜一憂してしまいます。
しかし、それはあまり重要ではなく、大事な事は設問が解けなかった理由を考えて、設問に関係する文法事項や単語を復習することです。
単純に文法や単語がわからなかったから解けなかったのか
それとも
全体の流れがわからなかったのか
など原因を考えて復習することが成績を伸ばすために重要な事です。
また、問題には記述問題も含まれていることがあります。
長文を読むのに慣れるのが目的なので、単語や助動詞の意味を間違えずに書けているかどうかを丁寧に確認してください。
【現代語訳を見て自分の訳と照らし合わせる】
しかし、解説をきちんと読むだけではまだ長文を読む事は出来ません。
古典の読解に慣れる上で一番重要なことは現代語訳を見て自分の訳と照らし合わせることです。
自分なりに理解したストーリーと実際のストーリーが同じかどうか、現代語訳を読んでしっかり確かめましょう。
それと同時に、適切に主語を把握できているか、単語や助動詞の意味を正しく把握できているかもチェックしましょう 。
正しいストーリーと自分自身で解釈したストーリーとのギャップを確かめることで自分自身の出来ていない部分が明確になります。
【音読する】
音読を行うことで、わからなかった単語の覚えなおしつつ、文法の確認もできます。
慣れることにおいては音読が一番手っ取り早いです。
音読で大事なポイントは二つあります。
1つ目は間違えてしまった原因を意識して音読するということです。
何も考えずただお経のように読み続ける事は何の意味もありません。
この音読で、正しいストーリーと自分の間違った解釈の差を意識して修正しましょう。
2つ目は同じ文章を繰り返し読むということです。
単語や文法を定着させる上で同じ文章を繰り返し読むことは大事です。
実際の単語、文法の使われ方に慣れるために同じ文章で最低でも5回は音読しましょう。
また、私はそれに加えて音読をする前、間違った問題を文章中に書き込むようにしていました。
受験生のときに品詞分解など、解いた形跡のある問題には特にです。
どうやって品詞分解したらいいのか、主語、敬語の把握など全て書き込むようにしました。
それにより、実際の入試問題でも品詞分解など何も書かれていない文章でも読めるようになっていきました。
③文の主語を把握できない人
【いくつかのテクニックを使う】
古文が英語と違い、単語や文法を暗記しても長文で読めなくなる理由の第1位が「主語がわからない」ことだと思います。
主語がわからないから、誰が言った言葉なのかわからない、だから文章がどんどん読めなくなってしまいます。
そんな主語の判別にはいくつか方法があります。
Ⅰ「助詞」を使う
助詞によって、その前後で主語が変わりやすいものと変わりにくいものがあります。
助詞の使い方を覚えておくと、主語の判別で絶対にとはいえませんが役立つことが多いです。
Ⅱ「敬語」を使う
これを使うと主語の発見が格段に楽になります。
昔の人が、主語が省略されても読むことができたのは、敬語の知識を使って誰に向かって話していたのかなど、登場人物間の関係を理解できたからです。
逆に言うと敬語の知識を使わなければ、人物関係をしっかりつかむことはできないということです。
Ⅲ 注釈やリード文を使う
注釈やリード文に目を向けると本文の設定がわかります。
意外と受験生は見落としがちですが、作品によっては作者自身が話の中に登場しないこともあります。
誰が書いたのか、登場人物によって話が全然違ってきますし、主語の省略もあるためリード文と注釈からヒントを得ましょう。
Ⅳ 古文常識を使う
古文には「宮中の様子」「戦の様子」など特殊な背景があります。
また、「男女で和歌を詠み合う」というような現代にはない習慣がありします。
そのため古文常識をしっておけば、
「この立場の人がこんな発言をするのはおかしい」
や
「この行動を取るのは男の人だな」
など読み間違いを防いだり、ある程度ストーリーを予測できたりするようになります。
Ⅴ 人物関係図を書く
2人の人物しか出てこない作品なのであれば問題ありません。
しかし、『源氏物語』など何人も登場人物が出てくるタイプの作品の場合は人物関係図を書く事が効果的です。
また文章の中でどれが主語なのかわかりやすくするために、印をつけるのもオススメです。
主語を四角などで囲むと登場人物がどこで出てきたのか、しっかりわかるようになります。
最後に……
今回は古文単語、古典文法が出来ているのに長文がとけない人がすべき勉強法について紹介しました。
とはいえ、人によって自分が出来ない原因は様々です。
問題を解きながら客観的に何が足りないかを分析して、改善するようにしましょう!
しかし、自分がなぜできないかの原因を知るのは非常に難しいと思います。
どうしたら古文の長文問題が解けるようになりたいか知りたい人は武田塾に受験相談に来てみて下さい!
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