皆さんこんにちは!
阪急塚口駅から徒歩3分、武田塾塚口校の西村です。
最近はAIの進化により現在の仕事の在り方も大きく変わっていくと言われています。
人の手で今まで行われてきた仕事を機械が担うようになるとしたら、将来の仕事の在り方はどう変化していくのででしょうか。
それに従い、仕事の在り方が変わるとなると今ある常識、価値観も大きく変わってくる可能性があります。
そのため将来的に持っておいた方が得な資格や知識も現在とは大きく変わってくると考えたほうがいいです。
こういった先行き不透明な状況だからこそ、先々を見据えてた行動を早い段階から準備していく必要があります。
そこで、今回は、「将来を見据えた大学・学部選びをするにはどうすればいいのか」ということについて話をしていきたいと思います。
10年後には就職先が激変!? 将来を見据えた大学・学部を選びとは
労働人口の約49%が機械に置き換えられる!?
2015年に野村総合研究所が発表した内容によると、日本の労働人口の49%がAIに置き換わられると言われています。
同様に2020年5月に公表されたアメリカの大手コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によると、
2030年までに日本中の業務の27%が自動化され、約1660万人の雇用が機械に代替される可能性がある
と指摘されています。
一見、自動化されるというということは仕事が楽になり、メリットが多いように感じます。
しかし、これは悪い見方をすれば就職先の選択肢の減少です。
将来的に就職先の企業によっては自動化の導入による途中解雇のリスクの増大という潜在的なリスクを含むという危険性もあります。
これらの報告を踏まえて、今後将来的に残る仕事、消えていく仕事は何なのでしょうか。
上記の会社によると、データの分析や秩序的・体系的操作が求められる仕事と言われています。
いわゆる事務作業や店舗の店員など単純作業を主に行う業務です。
具体的にどういったものかというと、以下の業種が挙げられます。
事務職(企業、大学、学校事務も含む)、銀行員、警備員、建設作業員、スーパー・コンビ二店員、タクシー運転手、工場作業員など
実際にアメリカや中国では無人のコンビニが既に営業を開始しています。
他にも専門的かつ膨大な知識量を求められる弁護士は、判例の分析や捜索といった分で欧米諸国では自動化を取り入れている企業もあるそうです。
また、車の自動運転や土木現場の自動化はどんどん進化していることからもその予兆は少しずつ見え始めている状況です。
それとは反対に、残ると言われているのは抽象的な概念を整理・創出するための知識が要求される職業と言われています。
これはAIが情報を収集、分析、統合する能力はあるものの、1から何かを生み出す創造力が今はないからです。
絵画や小説をAIに書かせるという研究は今も勧められてはいますが、芸術や執筆、研究といった分野はしばらくは人間の独壇場が続くでしょう。
そのほかにも、他者との協調や、他者の理解、説得、交渉、サービス志向性が求められる職なども機械が代替するのが難しいとされています。
人それぞれに個性があり、また一概にひとくくりに同じ対応をする事が出来ないというのが大きな理由です。
コミュニケーションに応用力が求められることからAIにはまだこの分野は取られていない分野です。
以上を踏まえて、具体的にどういうものが挙げられるかというと、以下の職業が挙げられます。
研究職、作家、芸術家、学芸員、外科医、看護師、保育士、カウンセラー、コンサルタント、教師など
さらに、AIの発展により働き方や現場で求められることが大きく変わってくることも予想されます。
多くの作業を機械に任せる事になりますが、それを操作・管理するのは人間です。
という事は、自動化するシステムや機械のメンテナンスといった複雑な操作や判断を求められる知識・技能を今後は求められる事が増えてきます。
日本ではあまり重要視されていませんが、諸外国でも小学校のうちからプログラミングを勉強させる学校は多くなってきています。
以上のように、時代が移るにつれて人間の代わりに機械が仕事を代替するようになることが予想されています。
人が担う分野と機械に任せる分野との棲み分けがより顕著になっていくことが予想されます。
このことから、より専門的な知識や技能を持つ事と複雑な問題を解決できる人間が今後の社会に必要な人材となってくることでしょう。
今後も広がる学歴格差……逆転するには今しかない!
過渡期である現在の状況から考えた時、徐々に機械化が進んでいるため実感が湧きにくいかもしれません。
しかし、浸透が進むにつれて徐々に機械に人の仕事が奪われていく事でしょう。
そうなった時、働いている業種や持っている資格により働き続けられるかどうかが変わってくるのです。
そういった情勢の変化もあってか、学部の人気が理高文低なのもその象徴と言えるかもしれません。
また、管理職といった高度な現場の状況分析・判断、対応能力といった人間力も大手企業が欲する人材になってきます。
では、そういった高度な能力を持っているかどうかを判断するために一番簡単な判断材料は何でしょうか。
答えは簡単です。学歴です。
こう書くと学歴主義だ! と批判されるかもしれません。
しかし、それでもあえて言います。学歴は非常に大切です。
例えば論理的な思考能力は数学的な思考力が関わってきます。
数学は問題を解く際、
・問題文が解いている内容を理解し(状況判断・分析)
・必要な公式を用いて解答する(正しい手順を導き解決)
というプロセスを踏みます。
これは状況判断を導くためのプロセスそのものです。
つまり、複雑かつ高度な問題を解ける人は、問題を正確に把握する能力とそれらを解決するための知識を得る事に貪欲な人間であるといえます。
また、大学受験で高い偏差値の大学に通う学生は、それだけ高校時代に努力してきた人間であると企業からは見られます。
学歴という一点だけでも、その人物は真面目かつ勤勉な学生であるとみられるわけです。
よく、学歴では無く人間性で見てくれという人はいますが、学歴がある意味、人間性を見るためも最も手っ取り早い手段でもあるのです。
志望大学を決める際、単に「4年間の就活免除の場」という安易な理由だけで入学する人もいます。
こういう人が将来、就職活動をした際にこの学歴の壁を実感するのはこれが理由です。
正に、童話で言うアリとキリギリスの状況が就職活動の場でも待ち受けているといっても過言ではないかもしれません。
文系、理系の場合、就職に有利な学部はどこになる?
とはいうものの、得意科目、苦手科目の関係から文理選択をする人が多くいる事でしょう。
では、学部の選択により就職に有利不利になるという事はあるのでしょうか。
残念ながら、文系の学部は理系の学部に比べて就職活動に不利という面があるのは否めません。
なぜなら理系の学生は文系の学生に比べて就職先の選択肢が広いからです。
理系の学部は専門的な知識や技術を学ぶために、研究室から推薦を貰う事もありますし、その知識を買われて就職先を選ぶこともできます。
理系の学部選択はその点から、自分が将来してみたい分野で学部を選択するのが良いでしょう。
昨今は電子機械や情報通信といった分野は今後も伸びてくることは想像に難くありません。
理系の学部選択に対し、文系の場合、専門的な知識を求められる就職先は限定されてしまうこともあり、学部ごとに明確な差異は多くありません。
とはいえ、学問的な側面で文系の学部で有利になるのは法学部と言われています。
これは法律分野で求められる知識を必要とする企業が多いという理由があります。
ただし、これはあくまでも限定的な側面のため、大きな違いはさほどないのかもしれません。
何故なら企業が文系の学生に求めるのは求められるのはその人間性だからです。
企業が欲しているのは大学で何を学んできたかより、一緒に仕事をしたい人物であるかです。
だからこそ、文系の学生は就職活動時には面接やエントリーシートにいかに好印象を持ってもらえるかが重要になります。
そこで、先ほど話した学歴が出てきます。
学歴の良さ=真面目に努力できる人間の保証という一因になるからです。
少しでも相手の心証を良くするために高学歴の大学を出ているかが重要なのはこの点になります。
最後に……
大学入試のために一生懸命学んだ知識が一般社会に出た時に使える機会がどれだけあるかと言われると、正直ほとんどないのが現状です。
特に、文系の場合は数学を使う機会はないですし、仕事の場で歴史の知識が必要な場などほとんどないかもしれません。
しかし、これらの知識が一切が無駄というとそういうことはありません。
知識とは力であり、多くの情報をもつ人はそれだけ多角的に物事を判断する事が出来ます。
学問は本来、広い視野をもち、深く物事の本質を捉えるために学ぶものです。
確かに、勉強は辛く、分からないうちは苦行かと思います。
成果の出ないうちは投げ出したくなることもあるでしょう。
しかし、やり遂げた先にあるものは確実にあなたを成長させる機会を与えるものであるということは忘れないでください。
もし、勉強するのに嫌気がさしているなら、私の好きなこの名言を送ります。
今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか? ー スティーブ・ジョブズ
字面だけとるならば、勉強せずに好きな事をしろと言っているのか! と言われそうですね(笑)
ですが、あなたが社会に出て好きなことをしたいと思った時、選択の可能性が広がるかどうかは今のあなたの努力にかかっています。
テレビを見る事、スマホゲームをする事、それは今、本当にやりたいことに繋がっているでしょうか。
もし、違うのだとすれば今からでも遅くはありません。
少しでも変えていけるように動きだしましょう! そして、本当にやりたいことをするために今から始めましょう!
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