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やる気が出ない受験生へ|大曽根校が教える1日の勉強の決め方

やらなければいけないと分かっているのに、机に向かうまでに1時間かかってしまう。
武田塾大曽根校の受験相談で、高3生から最も多く出る悩みです。

この記事では、やる気が出ない日でも勉強量が落ちないようにするための、1日の決め方を3つに分けて説明します。
大曽根校で高3生の週1回の面談を担当している校舎長が、実際に生徒へ伝えている手順です。

読み終えると、「今日は何を、どこまでやれば終わりなのか」を自分で決められるようになります。
やる気を出す方法ではなく、やる気が出ない日にも動ける形の作り方の話です。

結論は、やる気を待たずに「今日の終わり」を先に決めること

やる気は出そうとして出るものではありません。
勉強が続く人は、やる気が高いのではなく、やる気に関係なく進む形を先に作っています。

具体的には次の3つです。

  1. 今日やる分量を、ページ数か問題番号で決める
  2. 勉強の邪魔になるものを、意志ではなく物理的に遠ざける
  3. 決めた分量が終わったら、そこで勉強をやめて好きなことをする

この3つは順番に効きます。
1が決まっていないと2も3も意味を持ちません。
順に見ていきます。

やる気が出ない本当の原因は、今日の分量が決まっていないこと

これからマラソンをします、と言われたとします。
ゴールまでの距離も、経路も、かかる時間も知らされません。
それでも必ず完走してください、と言われたら、走り出す気になるでしょうか。

受験勉強で机に向かえない状態は、これとよく似ています。
「英語をやらなきゃ」「数学が不安」という状態は、距離も経路も分からないまま走り出せと言われているのと同じです。
人は終わりが見えない作業を前にすると動けなくなります。

やる気の問題に見えているものの大半は、設計の問題です。
今日の終わりが決まっていないから始められない。
逆に言えば、終わりを決めるだけで始めやすくなります。

コツ1:今日の分量をページ数と問題番号で決める

「英語を2時間」ではなく「英単語帳の501番から600番」「数学の基礎問題集の例題31から45」と決めます。
時間で決めると、集中していなくても時間は過ぎるため、終わったかどうかが自分でも分かりません。
分量で決めると終わりがはっきりします。

決め方の順番は、志望校から逆算して1冊の期限を決め、それを週と日に割ります。
大曽根校で高3生に示している割り方の例です。

決める順番 決める内容 例
1 入試までに終える1冊 英文法の基礎問題集
2 その1冊を終える期限 8週間後
3 1週間あたりの量 全400問÷8週=1週50問
4 1日あたりの量 50問÷週4日=1日13問
5 残りの週2日の使い方 4日分の復習と、できなかった日の埋め合わせ

大事なのは4の「1日あたりの量」まで割り切ることです。
ここまで割ると、机に向かった瞬間にやることが決まっているので、迷う時間がなくなります。

週7日で割らずに週4日で割るのが、崩れない計画のコツです。
学校行事や体調で進まない日は必ず出ます。
最初から予備の日を持っておくと、1日できなかっただけで計画全体が崩れる感覚がなくなります。

コツ2:勉強の邪魔になるものを物理的に遠ざける

やることが決まったら、次は邪魔になるものを外します。
意志の力で我慢するのではなく、触れない状態を作るという意味です。

大曽根校の生徒に効果があった方法を、手軽な順に並べます。

  • 家族にスマホを預ける。勉強を始める前に渡し、終わったら返してもらう
  • 通知を切るのではなく、電源を切って別の部屋に置く
  • 自習室や図書館など、スマホを見づらい場所で勉強する
  • 勉強に使う参考書とノート以外を、机の上から全部どかす

スマホを手元に置いたまま「見ないようにする」のは、いちばん難しいやり方です。
見ないという判断を数十回繰り返すことになり、その判断そのものが集中力を削ります。
最初から手が届かない場所に置けば、判断の回数はゼロになります。

コツ3:終わりの時刻を決めて、終わったら勉強しない

決めた分量が終わったら、その日はもう勉強しない。
これは受験生ほど守れていない項目です。

入試が近づくと、朝から夜まで机に向かい続ける生徒が出てきます。
長く座っていること自体は悪いことではありませんが、メリハリのない勉強は効率が落ちます。
次の日も、その次の日も同じ状態が続くと、机に向かうこと自体が嫌になります。

「この範囲が終わったら好きなゲームをする」「20時で終わりにして家族とテレビを見る」と決めておくと、勉強中の集中の質が変わります。
終わりがあるから最後まで走れる、というのは勉強でも同じです。

やることが早く終わった日は、翌日の分を前倒ししてもかまいません。
ただし前倒しした分は翌日の予定から必ず引きます。
引かずに積み上げると、結局終わりのない状態に戻ります。

やる気が落ちた日のための「最低ライン」を決めておく

体調が悪い日、学校で嫌なことがあった日は必ずあります。
そういう日にゼロにしないための最低ラインを、あらかじめ決めておきます。

状態 その日にやること
普通の日 決めた1日分をすべてやる
疲れている日 英単語100語の確認だけやる
何もできない日 明日やる範囲を開いて、机に5分だけ座る

ゼロの日を作らないことが目的です。
1日ゼロにすると、翌日の再開がさらに重くなります。
5分でも開いた日があれば、次の日は普通に戻せます。

よくある質問

やる気が出るまで待ってから勉強を始めてもいいですか

待つほど始めにくくなります。
やる気は始めたあとに出てくることが多いので、順番が逆です。
まず机に座って、決めた分量の1問目を開くところまでを機械的に行い、そのあとで続けるかを判断してください。
5分続いたら、その日はだいたい最後まで進みます。

1日にどれくらい勉強すればいいですか

時間ではなく、志望校から逆算した1冊の期限で決めます。
同じ2時間でも、終わる分量が決まっている2時間と決まっていない2時間ではまったく違う結果になります。
まず入試までに終えたい参考書を並べ、それを週数で割ってください。
割った結果が明らかに終わらない量なら、参考書の冊数か志望校の受け方を見直す段階です。

スマホを預ける相手がいない場合はどうすればいいですか

自宅の玄関や別の部屋など、席を立たないと取れない場所に置いてください。
取りに行くという行動を1つ挟むだけで、無意識に触る回数は大きく減ります。
自習室で勉強する日を増やすのも同じ効果があります。

まとめ

  • やる気が出ないのは意志の問題ではなく、今日の終わりが決まっていないことが原因です
  • 1日の分量は時間ではなくページ数と問題番号で決め、週4日で割って予備日を持たせます
  • スマホは我慢するのではなく、手が届かない場所に置きます
  • 決めた分量が終わったら勉強をやめて、切り替える時間を確保します
  • 調子が悪い日のための最低ラインを決めて、ゼロの日を作らないようにします

武田塾大曽根校の無料受験相談では、志望校から逆算して「入試までに終える参考書」と「今週やる分量」をその場で一緒に決めます。
何から手を付ければいいか分からない状態のままで構いませんので、今の科目の状況を持ってきてください。
校舎長がお話をうかがいます。

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