やる気があるときは1日10時間できるのに、下がると3日まったく手が付かない。
武田塾大曽根校の受験相談で、成績にムラがある生徒から必ず出てくる話です。
この記事では、モチベーションに左右されずに勉強量を保つ方法を、習慣の作り方と手帳の使い方に分けて説明します。
大曽根校で生徒の週間予定を一緒に組んでいる校舎長がまとめました。
読み終えると、その日の気分と関係なく机に向かう仕組みを自分で作れるようになります。
気合いを入れ直す話ではありません。
結論は、勉強量をやる気ではなく習慣で決めること
やる気が高い日にたくさんやる人より、やる気に関係なく毎日同じ量を進める人のほうが、入試までの総量では上回ります。
そのために必要なのは次の3つです。
- モチベーションは維持できないものだと受け入れる
- 勉強を始める時刻・場所・きっかけを固定する
- 手帳に、記録ではなく先の予定を書く
やる気を高く保つ方法を探すのをやめて、やる気が低い日でも動く形を作る。
順に説明します。
モチベーションに波があるのは普通のこと
「絶対に合格するぞ」と思っている日は誰でも頑張れます。
問題は、その状態が続かないことです。
模試の結果が悪かった日、友達が先に進んでいると感じた日、単に疲れている日。
やる気は必ず下がります。
これは意志の弱さではなく、誰にでも起きることです。
やる気を高く保とうとするやり方には無理があります。
維持できないものに勉強量を乗せているかぎり、勉強量も一緒に上下します。
まずここを受け入れるところから始めてください。
受け入れたうえで、次にやることは「やる気が低い日の下限を上げる」ことです。
上限を伸ばすより下限を上げるほうが、総量は増えます。
習慣にするための3つの条件
歯を磨くとき、やる気を出してから磨く人はいません。
決まった時刻に、決まった場所で、決まったきっかけのあとに行うからです。
勉強も同じ形にします。
| 条件 | 決めること | 例 |
|---|---|---|
| 時刻 | 毎日同じ時刻に始める | 平日は19時、休日は9時 |
| 場所 | 同じ席で始める | 自習室の同じ席、家なら食卓ではなく自分の机 |
| きっかけ | 直前の行動を固定する | 帰宅したら着替える前に机に座る、夕食の食器を片づけたら開く |
3つのうち、いちばん効くのは「きっかけ」です。
人は何もないところからは動けませんが、直前の行動が決まっていると次の行動につながります。
「帰ったらまず座る」「食器を下げたら参考書を開く」のように、すでに毎日やっている行動の直後に勉強を置いてください。
最初の1週間は、始める時刻に座るところまでを目標にしてかまいません。
座れば5分は進みます。
5分進めば、その日は続くことがほとんどです。
手帳には記録ではなく「先の予定」を書く
勉強時間を記録するアプリやノートを使っている人は多いと思います。
記録は振り返りに役立ちますが、それだけでは行動は変わりません。
習慣につながるのは、未来の予定を先に書くことです。
「今日3時間やった」と後から書くのではなく、「明日の19時から20時30分まで英文法」と先に書きます。
予定として置かれていると、その時間になったら始めるだけになり、やるかどうかを毎回考えなくて済みます。
紙の手帳でもアプリでも構いません。
大事なのは次の2点です。
- 空欄が残っていることが目に見えること
- 予定と実際のずれが後から分かること
この2つが満たされていれば、道具は何でもかまいません。
バーチカル型の手帳が受験生に向いている理由
手帳にはいくつか型がありますが、受験生に向いているのはバーチカル型です。
1日が縦の時間軸になっていて、時間帯ごとに予定を書き込める形式のものを指します。
使い方の手順です。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | 学校・部活・移動など、動かせない予定を先に埋める |
| 2 | 残った空白に、勉強の予定を科目と範囲まで書き込む |
| 3 | 実際にやった時間を、別の色で上から引く |
| 4 | 週の終わりに、予定と実際のずれを見る |
3の「別の色で引く」までやると、自分が1週間で実際に何時間勉強したかが一目で分かります。
時間の使い方の悪い癖も見えます。
帰宅から夕食までの時間が毎日空白になっている、日曜の午後が毎週消えている、といったことに気づけます。
バーチカル型が手に入らない場合は、ノートに縦線を引いて自作しても同じ効果があります。
形式より、時間帯で書けるかどうかが重要です。
週に1回、予定と実際のずれを見直す
計画どおりにいく週はありません。
大切なのは、ずれたときに理由を確かめて次の週に反映することです。
見直すときの質問は3つだけにしてください。
- 予定どおりできなかったのはどの時間帯か
- その時間に実際は何をしていたか
- 来週は、その時間の予定をどう変えるか
反省の場ではありません。
予定の置き方を直す作業です。
毎週日曜の夜など、決まった時刻に10分だけ確保すると続きます。
これを繰り返すと、自分にとって現実的な時間割が見えてきます。
何日で習慣になるかは人によって違うので、日数を数えるより、崩れた週に必ず直す仕組みを持つほうが確実です。
よくある質問
モチベーションを上げる方法はありませんか
一時的に上げる方法はありますが、上げた状態を保つ方法はありません。
志望校の校地に行く、合格体験記を読むといった方法は、始めるきっかけとしては有効です。
ただしそれで得たやる気は数日で戻るので、その数日のあいだに時刻と場所ときっかけを固定してください。
やる気は仕組みを作るための燃料として使うものです。
勉強記録のアプリと紙の手帳はどちらがいいですか
先の予定を時間帯で書けるなら、どちらでも構いません。
アプリは記録が自動で集計される点が便利で、紙は空欄が視覚的に残る点が強みです。
両方を使う必要はありません。
1つに決めて、毎日同じ場所に置いてください。
道具を増やすと、管理そのものが負担になって続きません。
習慣になるまでどれくらいかかりますか
人によって差が大きく、日数で言い切ることはできません。
大曽根校では日数を数えるより、崩れた週に必ず立て直すことをすすめています。
1週間できなかったからやり直し、と考えると再開が重くなります。
崩れた翌週に元の時刻に座り直せば、それで続いている扱いにしてください。
まとめ
- モチベーションは維持できないものと考え、やる気に勉強量を乗せない形を作ります
- 習慣にするには、始める時刻・場所・直前のきっかけの3つを固定します
- 手帳には後からの記録ではなく、先の予定を科目と範囲まで書きます
- バーチカル型で動かせない予定を先に埋め、残りに勉強を置き、実際にやった時間を別の色で引きます
- 週に1回、予定と実際のずれを見て、翌週の置き方を直します
武田塾大曽根校の無料受験相談では、1週間の予定表を一緒に作り、どの時間帯にどの科目を置くかまで決めます。
学校と部活の予定をお持ちいただければ、その場で空白の時間を洗い出します。
校舎長が対応します。
大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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