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定期テストと受験勉強の両立|大曽根校が時間配分を解説

「定期テストの直前は受験勉強を止めるべきですか」。
武田塾大曽根校の受験相談で、高1・高2の生徒と保護者から毎年いちばん多く受ける質問です。

止めるか止めないかを気分で決めていると、テストのたびに受験勉強が2週間分ずつ消えていきます。
この記事では、志望する入試方式によって優先順位がどう変わるのか、テスト2週間前から当日までの時間の配り方、そしてテストが終わった後の戻し方を、順番に整理します。
大曽根校の校舎長がまとめました。

結論から書きます。
定期テストと受験勉強のどちらを優先するかは、あなたが受ける入試方式で決まります。
学校推薦型選抜を候補に入れているなら定期テストは全科目が入試の一部です。
一般選抜だけで受けるなら、定期テストは「受験科目の理解度を測る機会」として使い、受験に使わない科目は赤点を回避する水準で切り上げます。
ここを決めないまま「両方がんばる」と考えるのが、いちばん時間を失う進め方です。

優先順位は志望する入試方式で決まる

文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」は、入試方法を次のように定義しています。

  • 一般選抜:学力検査、小論文等を主な資料とし、調査書、面接、志願者本人の記載する資料等を組み合わせて評価・判定する入試方法
  • 学校推薦型選抜:出身高等学校長の推薦に基づき、調査書を主な資料としつつ評価・判定する入試方法

出典:文部科学省 令和9年度大学入学者選抜実施要項(令和8年5月27日付け8文科高第318号)

一般選抜で「主な資料」とされているのは学力検査です。
調査書は組み合わせる資料のひとつという位置づけになります。
一方の学校推薦型選抜では、調査書そのものが主な資料です。
同じ実施要項には、大学が「重要と判断する教科・科目を指定し、単位修得や一定水準以上の具体的な評定の獲得を出願要件等として求めることができる」とも書かれています。
つまり学校推薦型選抜を狙うなら、指定された科目の評定が出願の入口になります。

学校推薦型選抜の入学願書受付は令和8年11月1日以降、判定結果の発表は令和8年12月1日以降と定められています。
高3の11月に出願するとき、評価の材料になるのは高1からの成績です。
「高3になってから考える」では間に合わない仕組みだと理解しておいてください。

定期テストにかける時間の上限を先に決める

大曽根校で高1・高2の生徒に伝えているのは、テスト期間の勉強量を「がんばれるだけ」で決めないことです。
先に上限を決めます。

志望する入試方式 定期テストにかける期間 受験勉強の扱い
一般選抜のみ テスト1週間前から 受験科目の参考書は1日1時間だけ残す
学校推薦型選抜も候補 テスト2週間前から テスト範囲と重なる科目に寄せる
総合型選抜も候補 テスト2週間前から 志望理由に関わる科目を厚めに

一般選抜だけで受けるなら、テスト勉強に充てるのは1週間で十分です。
それ以上の期間を丸ごとテストに使うと、年5回のテストで10週間、1年の5分の1が受験勉強の止まった期間になります。

学校推薦型選抜を候補に残している場合は2週間確保します。
ただし、この2週間も受験勉強がゼロになるわけではありません。
テスト範囲と受験勉強が重なる科目に時間を寄せれば、同じ勉強が両方の点数になります。

2週間前から当日までの時間の配り方

大曽根校で使っている配分の目安です。
1日の勉強時間を仮に3時間とした場合の内訳です。

時期 定期テスト 受験勉強
2週間前 1時間(範囲の確認と提出物) 2時間
1週間前 2時間 1時間
3日前〜当日 3時間 0時間(英単語だけ毎日15分)
テスト翌日〜3日 0時間 3時間(止めていた参考書に戻る)

大事なのは3日前からの3日間ではなく、2週間前の1時間です。
この時間で提出物を先に片づけ、範囲のうち「まだ習っていない部分」を確認しておくと、直前の3日が暗記だけで済みます。
提出物を直前に回すと、テスト勉強の時間が作業に食われます。

英単語だけはテスト期間も止めません。
1日15分でも続けたほうが、テスト後に再開したときの取り戻しが早く済みます。
止めた分の忘却を埋める時間のほうが、続けた時間より長くかかるためです。

科目ごとに「どこまでやるか」を変える

同じテスト期間でも、科目によって受験勉強との重なり方が違います。
重なりが大きい科目に時間を寄せてください。

科目 受験勉強との重なり テスト期間の扱い
英文法 大きい 受験勉強としてそのまま取り組む
数学 大きい 教科書レベルの問題は落とさない
理科・地歴公民(受験で使う科目) 大きい 範囲の内容をこの機会に固める
古文単語・古典文法・漢文句法 大きい 暗記事項は受験でもそのまま使う
英語の教科書本文の暗記 小さい 提出物と最低限の対策にとどめる
現代文の本文の内容確認 小さい テスト範囲の対策にとどめる
受験で使わない科目 なし 赤点を回避する水準で切り上げる

英語と国語には注意が必要です。
英文法や古典文法のような「知識として残るもの」は受験でもそのまま使えます。
一方、教科書の本文をそのまま覚えるタイプの問題は、入試で同じ文章が出るわけではありません。
学校推薦型選抜を考えていないなら、ここに何日もかけるのは配分としてもったいない使い方です。

科目ごとの具体的な進め方は、別の記事で詳しく書いています。
あわせて読んでください。

テストが終わった直後の3日が分かれ目

テストが終わった日から3日間で、止めていた参考書に戻れるかどうか。
ここで差がつきます。

大曽根校でよく起きるのは、テストが終わった解放感で1週間が空き、次に机に向かったときには前の参考書の内容を忘れていて、戻すのにさらに1週間かかるという流れです。
テスト最終日の夜に「明日から再開する参考書のページ」を開いて机に置いておくだけで、この空白はほぼ消えます。

再開するときは、止めた地点の1つ前の単元から始めてください。
前に進む前に、止める直前にやっていた範囲を確認テスト形式で解き直します。
ここで7割を切るようなら、その単元をもう一度やり直したほうが、先に進むより結果的に速く終わります。

学年別に見た考え方

高1と高2では、定期テストの意味が少し変わります。

  • 高1:学校推薦型選抜を使うかどうかがまだ決まっていない時期です。評定は後から取り戻せないので、この段階では全科目を落とさない方向で進めるのが安全です。ただしテスト期間中も英単語と数学の基礎問題集は止めません
  • 高2:志望校と入試方式がある程度見えてきます。一般選抜だけで受けると決まったら、受験に使わない科目は赤点回避に切り替えて、その分を英語と数学に回します。判断がつかないうちは高1と同じ進め方を続けてください
  • 高3:学校推薦型選抜に出願する人以外は、テスト期間も受験勉強を主にします。テストは受験科目の理解度を測る機会として使います

判断がつかない段階で「とりあえず全部」を選ぶのは、実は間違いではありません。
問題は、決められる材料がそろっているのに決めないまま1年が過ぎることです。
志望校と入試方式は、高2の夏までに一度仮決めしておいてください。

よくある質問

定期テスト前は受験勉強を完全に止めてもいいですか

3日前から当日までは止めても構いません。
ただし英単語だけは1日15分残してください。
完全に止める期間が1週間を超えると、再開時に戻すための時間のほうが長くかかります。
テスト2週間前の段階では、受験勉強を主にしたまま提出物を片づけるのが効率のよい進め方です。

評定が必要かどうかは、いつまでに決めればいいですか

高2の夏までに一度決めてください。
学校推薦型選抜の入学願書受付は高3の11月1日以降ですが、評価の材料になるのは高1からの成績です。
文部科学省の実施要項では、大学が重要と判断する教科・科目を指定して一定水準以上の評定を出願要件にできるとされているため、志望校が決まっているなら、その大学の募集要項で必要な評定を先に確認しておくと迷いが減ります。

定期テストの点が悪いと一般選抜でも不利になりますか

一般選抜で「主な資料」とされているのは学力検査です。
調査書は組み合わせる資料のひとつという位置づけなので、定期テストの点数がそのまま合否になるわけではありません。
ただし受験科目で点が取れていない場合は、その科目の理解が足りていない合図として受け止めてください。

まとめ

  • 優先順位は志望する入試方式で決まる。一般選抜のみならテスト勉強は1週間、学校推薦型選抜も候補なら2週間
  • 2週間前の1時間で提出物と範囲の確認を済ませると、直前の3日が暗記だけで済む
  • 英文法・数学・受験で使う理科と地歴公民・古典の暗記事項は、テスト勉強がそのまま受験勉強になる
  • テスト最終日の夜に、再開する参考書のページを開いて置いておく

武田塾大曽根校の無料受験相談では、志望校と入試方式から「今回の定期テストにどの科目を何時間かけるか」を一緒に決めます。
学校推薦型選抜を使うかどうかを迷っている段階でも、必要な評定と現在の成績を照らし合わせて判断できます。

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