【苦手な人必見！！】化学のつまづくポイントと解決策

理屈を言えば炭酸水素ナトリウムが加熱すると、炭酸ナトリウムと水、二酸化炭素に分かれるというのを表しています。
しかし、加熱することで炭酸水素ナトリウム中の水素原子1個と酸素原子2個がくっついて水になって離れたり、炭素原子1個と酸素原子2個がくっついて二酸化炭素として離れたりしているところは私たちの目には見えないですよね。このあたりが化学の分野を理解しにくい、イメージしにくいところになってくると考えられます。

②計算分野でmolの概念が理解できていない

化学が苦手な人でよく見られるのが、理論化学の段階でmolの概念が理解できず挫折するという人たちです。このmolの概念は化学の世界における計算では一番のキモになる部分です！！言い換えればmolの概念が理解できなければ化学の計算問題はほとんどできないということになります。

確かに、molの計算をする際に出てくるアボガドロ係数ですが、6.0×10²³という日常生活では触れることのないとんでもなく大きな数字ですよね。数字としてきちんと読むと6,000垓(がい)という数字となり一、十、百、千、万、億、兆、京、垓という順番で出てくるくらい大きなものになります。

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③無機化学の暗記量に圧倒される

化学は理論化学・無機化学・有機化学の3つの分野に分けることができるのですが、無機化学はその中でも最も暗記項目が多い分野になります。暗記がうまくいかず挫折してしまう人は確かに多いのですが、言い換えるとそこさえ乗り越えればライバルと差をつけることが出来ます！！

④有機化学の似たような名前や構造の物質に困惑する

有機化学では名前が似ているものや構造が似ているものというのがたくさん出てきて問題のイメージが出来ない人がいます。例えば初歩的なところでいえばメタノール(CH_３OH)とエタノール(C_２H_５O)は非常に名前も構造も似ています。例に挙げるため、初歩的なもの示しましたが、もっと複雑な構造になるとお手上げになる人も多いようです。

化学の克服法はなにがあるのか

①反応の原理や仕組みを正確に理解する

理論化学を例に出すと、化学反応式や物質量の計算、酸化還元反応、電気分解、化学平衡の順で学習していきます。
それぞれの分野で反応の原理や仕組みを完璧に覚えることです。
各分野で扱う公式は決まっていますので、この分野で使う公式はこれという紐づけをして、その後に問題演習を重ねて理解を深めましょう！！

目に見えなくてイメージしづらいからこそ、化学反応式や化学式などが重要なヒントになってきます。併せて、molの概念である、原子や分子を6.0×10²³個集めると1molになり、質量はその原子数や分子量と等しくなるということも意識しないと計算式の意味が分からなくなるので、きちんと理解しておきましょう！！

②効率の良い暗記をする

特に無機化学は暗記量が膨大だと話しましたが、解決方法に表や図にまとめて視覚的に覚えるという方法があります。
何と何を反応させたら何色の沈殿が出来るなど一目瞭然な表を作ると言ったのも良いでしょう。

他にも、演習問題を解いていって問われやすい問題をチェックしていき、その分野を集中的に覚えて、出来ていなかったらそこに注力して覚えなおすというのも効率化に繋がります。

③ルールや法則を意識する

有機化学の場合、名前や構造が似ているものが多いという話をしましたが、一つ一つ覚えていくとキリがありません。

特に有機化学の場合はルールを覚えることに力を入れると良いでしょう。

例えば初歩的なところならば、メタノール(CH_３OH)はメタンとアルコールが化合したもの、エタノール(C_２H_５O)はエタンとアルコールが化合したものといった具合にOH基が含まれればアルコールとなり「○○ノール」が後ろにつくなどの構造や名前の付け方には一定のルールがあります。

以上が化学の躓きやすいポイントや解決策になります。もっと化学について話を聞きたい、克服法を知りたいという人はぜひ、武田塾大橋校にお気軽にご相談ください！！

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