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【高校1・2年生】文理選択、後悔しない選択方法とは?!

 

皆様こんにちは!武田塾ひたち野うしく校です!

 

今日は文系・理系の選択(文理選択)についてお話したいと思います。

 

文理選択とは

文系を選択すると英語・国語・社会がメインの授業になります。

一方理系選択の人は英語・数学・理科がメインの授業となります。

 

昔は高校3年生になったときに文系・理系が分かれることが多かったのですが、現在では高校2年生から分かれる学校が多いように思います。

 

大学受験で必要な科目

まずは大学受験で必要となる科目についてご説明いたします。

 

国公立文系

〇共通テスト(5教科7科目)

外国語

・基本的には英語(筆記+リスニング試験)

数学IA・IIB

国語

地歴・公民

・日本史/世界史/地理/現代社会/倫理/政治・経済/倫理・政経(2科目選択)

理科

・物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎(2科目選択)

〇二次試験(前期日程)

外国語

数学IA・IIB

国語

地歴・公民

上記から2~3教科選択

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私立文系

〇個別選抜(3教科3科目)

外国語

国語

地理・公民or数学IA・IIB

 

国公立理系

〇共通テスト(5教科7科目)

外国語

・基本的には英語(筆記+リスニング試験)

数学IA・IIB

国語

地歴・公民

・日本史/世界史/地理/現代社会/倫理/政治・経済/倫理・政経(1科目選択)

理科

・物理/化学/生物/地学(2科目を選択)

 

〇二次試験(前期日程)

外国語

数学IA・IIB・III

国語

理科

上記から2~3教科選択

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私立理系

〇個別選抜(3教科3科目)

外国語

数学

理科

 

文理選択を決定するのはいつ頃?

高校2年生から分かれる場合は、高校1年生の秋くらいに一次調査があり、12月ころ最終調査があるといった日程になるケースが多いようです。

基本的に一度決めて提出してしまうと変更は容易にはできないので、希望調査を出すときにはよく考えてから提出しましょう。

 

 

やってはいけない文理の決め方

「数学の学校内順位が悪いから文系」

高校年生の秋に決めるとなると、まだ模試は一度受けたか、もしくは受けていない状態かもしれません。

そこで苦手かどうかの指標となるのが学校の定期テストですが、この順位を見て「自分は苦手」と思ってしまうのはやめましょう。

 

特に公立進学校の場合、上位中高一貫校に追い付こうと

「【数と式】は入学前の春休み中に自分でやっといてね。

ここは読めば解けるから授業ではやりません。あ、入学式の翌々日にテストするからね~!」

 

「一年生の秋には数ⅠAをほぼ終わらせ、冬には数ⅡBに入れるようどんどんペースアップするから、予習復習ちゃんとしてきてね」

といった感じでハイスピードで進んでいきます。

 

(上位中高一貫校では、中学3年生ですでに高校1-2年生まで終えているので、公立進学校はそのペースに追い付こうと必死です)

進学校には一度授業を聴いたら解けてしまう人も稀にいますが、大方の人はそうはいきません。

でも定期テストは容赦なくやってきます。

 

そこで順位が悪いと、「自分は数学ができない」と思い込んでしまうのです。

でも本当にそうでしょうか?

 

その場では理解できずとも、夏休みや冬休みなどの長期休みでしっかりと復習したら、案外あっさり解けるようになる生徒も多くいます。

一度「数学が苦手」と思ってしまうとどんどんやる気をなくしてしまうので、「学校の進度にはあわせられないけれども後でちゃんとやれば大丈夫」と気持ちを切り替えて勉強してほしいと思います。

 

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「いまやっている数学1Aだけでも難しいのに、数学Ⅲなんて到底無理!」

数学Ⅲという、なんとなく難しさを極めたようなネーミング(?)から敬遠されがちですが、決して数学Ⅲが数学ⅠAⅡBと比べて突出して難しいわけではありません

(むしろ数学ⅡBの方を苦手とする方もいます)

 

最初から私立しか受けないと決めているのであれば数学を捨てるという選択肢もありますが(おススメはしませんが)、国公立を受験する可能性があれば絶対に数学がついてきます。

 

また、指定校推薦などを考えている方はまんべんなくいい成績をとる必要がありますので、数学も4くらいは取れるようにしておかないと上位校を狙うのは難しくなるでしょう。

 

「国語が得意だから文系」はNG

理系(都市計画)に興味があったけれども数学があまりよくなくて、文系理系のどちらに進むか悩んでいたところ、学校の先生に「国語がとても得意だから文系にしたほうがいいんじゃないか?」と言われて文系にした生徒がいます。

でもやっぱり理系に行きたくなってしまったのですが今更変更もできず…結局、英語・国語・数学で入れる経営学科に入学しました。

 

進路を決める際、学校の先生やご両親の意見を聞くことがあると思いますが、その意見が全てではありません。

また得意科目=やりたいこととも限りません

最後は自分で「何がやりたいのか」をしっかりと考えて進路選択をしましょう。

 

文理を決めるポイント

自分がどのような職業に就きたいかで決める

「自分は通訳になりたいから文系」「商品開発をしたいから理系」というふうに決めるのが一番よいと思います。

「就きたい職業」があればそれに向かってコツコツ勉強できると思います。

 

自分の興味がある学問をもっと究めたい

「古典が好きで、枕草子をもっと研究したい」

「小さいころから地震に興味があるから理系」

といった、直接職業とは結びつかないけれども学びたいものがある場合にはそちらの方面に進むとよいでしょう。

そこまではっきりしていなくても

「観光業界に興味あるから文系」

「植物が好きだから理系」

とぼんやりした理由でもよいので、一度、自分がどんなことに興味があるのかよく考えてみましょう

 

興味のある学問がみつからない

「どれも特に興味ない。やりたいことなんてない」という人は、「ない」のではなく「まだ見つかっていない」だけです。

ではどうやって見つけたらいいのか?

 

一番良いのはオープンキャンパスに行くことでしょう。

今年もまた去年に引き続き新型ロナウィルスの影響がありますので制限はありますが、事前予約制ですが来場型を開催したり、WEBオープンキャンパスを開催しているところは多数あります

 

WEBオープンキャンパスでも質問対応をしてくれますのでぜに一度HPをチェックしてみてください。

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勉強していて楽しいか

人間、興味のないものをやらされるほどツライものはありません。

なのでできるだけ興味のある科目が多いほうを選びましょう。

「数学・理科」と「国語・社会」のどちらが好きか。

 

もし「好きな科目なんてない」と思っているようでしたら、どちらがより苦痛が少ないかで選んだ方がよいでしょう。

 

理系は大学の勉強が大変だから文系

よく「文系はラク」「理系は忙しい」と言いますが、それは事実です。

※誤解のないように申し上げておきますが、文系を選んだ人が「ラクだから」であるという理由で選んでいる、という意味ではありません。文系でも学問を究めようと思えば本当に大変です。

 

理系はほぼ毎週実験があるので「実験前レポート」「実験レポート」の提出が欠かせません。これらは先輩の資料を写すということが難しいのでかなり時間がかかります。(レポートは毎回10枚くらい書くこともあります)

 

もちろん文系もゼミやレポートの提出があったりと忙しいこともあるとは思いますが、先輩のレポートを参考にすればOK、といったように多少手を抜くこともできるようです。(もちろん自力で完璧にやる人もいます!)

バイトする時間も文系のほうが多くとれるでしょう。

「特に理系に興味ないし、高校まですごく勉強したから、大学ではちょっとラクしたいな」と思っている方は文系に行った方がよいと思います。

 

就職は理系が有利?!

ただ、就職の際は「理系学生は遊ばずにしっかり学んでいる」との評価を得ていて、大学の研究室推薦で大手企業に就職できるということもあります。

1回-2回の面接で内定がもらえるようです。ただし大企業は大学院まで出た学生を希望するケースが多いようです)

 

理系の大学4年生は卒論で忙しいので大学に通い詰めていて、就職活動にかける時間があまりないという現状もあるようなので、この教授推薦のシステムがあるのは非常にありがたいです。

 

文系の就職活動は、最終面接にいくまでに3-4回くらいはあるので、内定をもらうまでに時間がかかります。

でもきちんと在学中に自分がやってきたことをアピールできれば問題なく就職できることでしょう。

 

営業職に就きたいなら文系

文系に行くと営業職になる可能性は高いです。

人と接するのが楽しいと思える人ならやりがいがありますね。

 

一方、人と接するのが少し苦手と感じているのなら、理系を選択したほうがよいでしょう。

大学卒ではなく大学院まで行けば、研究職に就くという選択肢が広がります。

 

(大学卒でも技術職採用となり、営業職に回される可能性は低くなりますが、企業によっては営業に回されることもあるようなので、大学院まで卒業しておくことをお勧めします)

 

 

まとめ

最後にとても重要なことをお伝えします。

「文系も数学が必要」「理系も英語が必要」ということです。

経済学部は文系として扱われていますが、経済学を学ぶためには数学は必須です。

 

一方、理系の学問や企業では英語の論文を読む必要がありますし、海外に進出する機会も多くなります。

そのため、大学院に進級する条件の一つにTOIEC(650点くらい)を課している大学もありますし、また東京海洋大学のある学部では大学4年生に進級する条件としてTOIEC(600点以上)があります。

 

「大学入試」のために文理の選択をしても、切り捨てた科目から逃れられるわけではありません。よって進路を決める際には「逃げる選択」ではなく「攻める選択」をしてほしいです。

 

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