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国立理系(一人暮らし)と私立理系(自宅通学)どっちが安い?

 

こんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。

 

5月に入り色々な模試が開催されるようになりましたね。

高校3年生で行われる模試は、浪人生も受験するとあって今までよりシビアな結果が出ることもあります。

しかしながらより正確な値を目にすることで受験生としての自覚が芽生え、またそれに伴いどの大学に行きたいのか明確になる時期でもあると思います。

 

国立大学と私立大学の学費比較

 

また保護者の方にとっては、受験費用や学費はどのくらい準備をしておけばよいのか気になるところではないでしょうか?

 

たまに「親が私立はお金かかるから国立に行けと言う。特に私立理系は高いから無理」という声を耳にすることもありますす。でもそれは本当なのでしょうか?今日は「果たして国立大学は本当に安いのか」ということについて検証したいと思います。

 

検証

(例)ある受験生(理系)が茨城県牛久市に住んでいるとします。

私立第一志望 東京理科大(千葉県野田市:自宅から電車で1時間)→合格

国立前期試験 筑波大学(つくば市:自宅からバスで1時間)→不合格

国立後期試験 茨城大学(日立市:電車とバスで2時間)→合格

ご両親は「学費の安い国立に行きなさい」と言うのですが、ご本人は「東京理科大に行きたい」と主張して譲らず困っている、という話を聞いたことがあります。

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国立大学と私立大学の学費の比較

 

(※国立大学は文部科学省令の標準額、私立大学は一般的な初年度学費の平均額であり、大学や学部によってもまた差があるので実際の金額と異なります。)

国立大学(4年間 244万円)

入学金 約28万円

授業料約54万円×4年間=216万円

私立大学文系(4年間 407万円)

入学金 約23万円

授業料約80万円×4年間+設備費約16万円×4年間=384万円

私立大学理系(4年間 546万円)

入学金 約26万円

授業料約112万円×4年間+設備費約18万円×4年間=520万円

 

総額の比較

私立文系407万円-国立244万円=163万円(1.6倍)

私立理系546万円-国立244万円=302万円(2.2倍)

となり確かに国立のほうが安いです。

しかしながら、これは自宅から通える範囲に国立大学がある場合です。一人暮らしをするとなるとどうでしょうか。

 

一人暮らしにかかる費用

①家賃:約5万円

②食費:約4.5万円

③光熱費:約1万円

④交通費:約5000円

⑤通信費:約5000円

⑥交際費:約2万円

⑦雑貨費:約5000円

合計すると14万円となります。

 

このうち、一人暮らしをすることにより余分にかかる費用は①家賃②食費③光熱費⑦雑貨費で、合計すると月11万円。しかしながら食費や光熱費などは自宅にいてもかかるので、月9万円で計算すると1年で108万円、4年間で432万円となります。

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結果

一人暮らしで国立大学の場合

これに国立大学の学費を加えると

(4年間)244万円+432万円676万円…①

 

自宅通学で私立大学の場合

一方、私立大学である東京理科大に自宅から野田市まで通うとなると、定期代は1年で約13万円、4年間で52万円です。

これに私立理系大学の学費を加えると

(4年間)546万円+52万円598万円…②

 

比較した結果は…

つまり①-② 676万円-598万円=78万円と 自宅から通う私立理系のほうが一人暮らしの国立大学よりも4年間で78万円お安くなる計算となります。

(同じく私立文系で計算しますと676万円-459万円=217万円となり、自宅から私立文系に通うほうが一人暮らしよりも4年間で217万円もお安くなります

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まとめ

一人暮らしの国立大学と、自宅から通う私立大学とでは、自宅から通う私立大学のほうがお安くなるということがわかりました。

(※私立大学と一括りにしましたが、もちろん学部によって学費の差も大きいので(私立の医学部や薬学部はかなり高くなります)この結果が全てであるというわけではありません)

「私立は高い」という概念を取り除き、ご家族で話し合ってみるとよいでしょう!

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