こんにちは、武田塾ひばりヶ丘校です
今日は武田塾ひばりヶ丘が鎮座するこの場所が
なぜ「ひばりヶ丘」と呼ばれるようになったのか紹介しようと思います。
このブログを読むと
・ひばりヶ丘の地名の由来
・ひばりヶ丘の今昔
が分かります。3～4分で読める文章ですので少しの間お付き合いください。
チャプター0：そもそもひばりヶ丘って？
ひばりヶ丘は（ひばりがおか）は、東京都西東京市の地名です。
西武池袋線ひばりヶ丘駅を中心に、東京都西東京市北西部、東久留米市東部、埼玉県新座市南西部に広がる住宅地、商業地を指す広域地名として
「ひばりヶ丘」または「ひばりが丘」が使用されます。
駅の名前は「ひばりヶ丘」と書かれますが、駅周辺の西東京市の地名は「ひばりが丘」と書かれます。
チャプター1：ひばりが丘の地名の由来
ひばりが丘という町名は、1959年に造成された公共団地の、ひばりが丘団地に由来します。
高度経済成長期の大規模な団地造成とともに生まれた、比較的新しい地名です。
ひばりが丘団地の完成に伴って、西武池袋線「田無町駅」も、
1959年に「ひばりヶ丘駅」に改名されたました。
チャプター2：そもそもなんで「ひばりが丘団地」という名前になったの？
「ひばりが丘団地」という名前になったそもそもの理由は、
現在ひばりが丘と呼ばれる、西東京市周辺の今と昔を見比べるとわかります。
「今昔マップ on the web」というサイトで、ひばりが丘の地形を時系列で比較してみました。
↑これらはひばりケ丘駅周辺の航空写真になります。
左半分が現在、右上が1945-1950年の戦後の立ち直りの頃、右下が1988-90年で昭和の終わりから平成が始まったくらいの頃です。
次にひばりが丘団地周辺を見てみましょう。
↑左側がひばりが丘団地が出来る前、右側が出来た後です。
左側をみてみると、広葉樹林や針葉樹林が目立ちますね。
左側の地図よりもさらに昔、この地域は人の手が入らない田園地域だったようで、樹林が出来始めたのは明治以降になるようです。
この地域の開けた野原には、ヒバリという鳥がたくさんいたそうです。
ヒバリは丈の低い草地を好み、開けた原っぱや麦畑などに生息しています。
出典：https://www.birdfan.net/pg/kind/ord17/fam1701/spe170104/
ヒバリは春になるとオスが繁殖のためにきれいな鳴き声を出します。
「ピーチュル」「ピーピー」「フィチフィチフィチ」などといった様々な音を組み合わせ、1羽ごとに独自のパターンを持ちます。
明治以降は、青梅街道と所沢街道に挟まれ帯状に広がる地域には竹林が多くなり、
この竹林にもヒバリがたくさんいたそうです。
いい声で鳴くヒバリが多かったそうで、それを捕まえ、
鳥籠にいれて鳴き競べをする、「トリサシ」と呼ばれる遊びがあったそうです。
旧家には、今もその鳥籠が、蔵や軒下に残されているそうです。
昭和5年になると、「東京近郊・日がえり行楽地」という本に、この地域が「竹の花ひばり」としてヒバリが見れる東京の名所として宣伝されました。
それによって、都会からの日帰り旅行者が増えたそうです。
そんな事があってから、新しい時代に作られた団地の名前が、「ひばりが丘団地」と命名されたようです。
おまけ：すかいらーくのあの鳥も実は・・・
多くの方が目にしたことがあるであろう、あのすかいらーくグループの赤い鳥もヒバリがモチーフになっています。
その由来は、すかいらーくの前身であることぶき食品会社が、ひばりが丘団地の中にあったからだそうです！
すかいらーくの企業サイトには以下のように説明されています。
すかいらーくは、澄みきった青空に向かって天高く羽ばたく鳥“SKYLARK＝ひばり”の意味です。
株式会社すかいらーくの前身であることぶき食品は、
1962年（S37年）に保谷市（現 西東京市）“ひばりが丘団地”の片隅で小さなひもの食品店を開業しました。
その後、1970年（昭和45年）にファミリーレストランすかいらーく1号店・国立店（府中市）を出店する際に、
起業精神を忘れないという意味を込め、創業の地“ひばりが丘”に由来したものです。
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