「解き方は分かっていたのに、計算を間違えた」「マークが1つずれていた」。
武田塾安城校の無料受験相談でいちばん多い悩みのひとつが、このケアレスミスです。
結論から書きます。
ケアレスミスは気合いでは減りません。
減るのは「自分のミスを種類ごとに記録して、試験中に見に行く場所を決めたとき」だけです。
この記事では、ケアレスミスを4種類に分ける考え方、ミスを普段のノートに書き残す方法、試験中に使える見直しの手順の3つを順番に説明します。
JR安城駅前の武田塾安城校で、校舎長の宮下純弥が生徒と実際にやっている方法です。
ケアレスミスとは「実力がある問題を落とすこと」
ケアレスミス(careless mistake)は、直訳すると「不注意によるミス」です。
ただ、受験で問題になるのはもっと限定された意味です。
解き方が分かっていて、時間もあって、それでも落とした失点。 これがケアレスミスです。
逆に、解き方が思いつかなかった、時間が足りずに飛ばした、という失点はケアレスミスではありません。
こちらは知識と演習量の問題なので、対処法がまったく違います。
ここを分けないまま「今回はケアレスミスが多かった」で片づけてしまうと、何を直せばいいのか分かりません。
まずは模試の答案を開いて、落とした問題を「実力不足」と「ケアレスミス」に仕分けるところから始めてください。
ケアレスミスは4種類に分けると対策が決まる
仕分けたケアレスミスは、さらに4つに分かれます。
種類ごとに、打つ手が違います。
| 種類 | 具体例 | 有効な対策 |
|---|---|---|
| 読み間違い | 「適当でないものを選べ」を読み飛ばす/単位や条件を見落とす | 設問の指示語に印を付けてから解き始める |
| 書き間違い | 符号のミス、写し間違い、途中式の転記ミス | 途中式を横に詰めず、行を変えて書く |
| 転記・マークミス | 解答欄のずれ、大問をまたいだ記入ミス | 大問ごとに区切ってマークし、その都度番号を照合する |
| 処理ミス | 計算の順序ミス、約分忘れ、代入し忘れ | 見直しの対象を「最初と最後の1行」に絞って確認する |
同じ「計算ミス」でも、符号を写し間違えたのか、約分を忘れたのかで手当ては別物です。
4種類のどれが自分に多いかが分かると、試験中にどこを警戒すればいいかが具体的になります。
ミスは普段のノートに書き残す
ミスの傾向をつかむのに、専用のノートは要りません。
安城校では、普段使っているノートにミスを書いてもらっています。
やることは、自分のミスをその場で書き残して、あとで見返せるようにするだけです。
書くのは4項目だけ
- 日付と、どの教材・模試か
- どんなミスをしたか(「符号を写し間違えた」など、動作レベルで書く)
- 4種類のどれか(読み間違い/書き間違い/転記・マークミス/処理ミス)
- 次にどうするか(「分数の前の符号に必ず丸を付ける」など、1つの動作にする)
書くのに時間をかけないでください。
1件30秒で十分です。
長く書くと続きません。
見返すタイミングを固定する
作って満足して終わるのが、いちばん多い失敗です。
見返す時間をあらかじめ決めてしまいましょう。
- 毎日の勉強を始める前の1分
- 模試や過去問を解き始める直前の3分
- 週末に1回、10分かけて種類ごとに数える
このうち、効果が大きいのは「解き始める直前」です。
直前に自分のミス一覧を読んでから解くと、同じ場面で手が止まるようになります。
3週間たったら数える
3週間ほど記録がたまったら、4種類それぞれ何件あるかを数えてください。
だいたいの人は1〜2種類に偏っています。
偏っているものが、あなたが試験中に警戒すべき場所です。
試験中にできる見直しの手順
ノートで傾向が分かったら、それを試験の動きに落とし込みます。
時間のない本番では、全部を見直すことはできません。
見る場所を先に決めておくのがコツです。
- 解いている最中に、あやしい問題へ印を付ける。見直しの候補をその場で作っておくと、後から探す時間がなくなります。
- 大問が終わるたびに、解答番号と欄の番号を合わせる。マークずれは最後に気づくと全滅するので、こまめに確認します。
- 残り時間の使い方を決めておく。残り10分になったら、印を付けた問題と、ノートで多かった種類の箇所だけを見ます。
- 答えの「形」を確認する。単位、符号、桁、選択肢の個数指定。答えそのものを検算する時間がなくても、形の確認なら数秒でできます。
見直しを「最初から全部解き直す」と考えている人が多いのですが、それは時間的に無理です。
見直しは、あらかじめ決めた場所だけを確認する作業だと考えてください。
よくある質問
ケアレスミスはゼロにできますか
ゼロを目標にしないでください。
人間はミスをするものです。
目標は「本番の1回で、合否に関わる失点を出さないこと」です。
そのために、ミスの起きる場所を事前に特定して、そこだけを確認する仕組みを作ります。
ゼロを狙うと見直しに時間をかけすぎて、解ける問題を落とすという別の失点が生まれます。
焦るとミスが増えます。どうすればいいですか
焦りそのものを消すのは難しいので、焦っても手順が変わらないようにします。
「大問が終わったら番号を照合する」「残り10分で印の問題を見る」といった動作を、普段の演習から毎回同じ順番でやってください。
練習で体に入っている動作は、緊張していても再現できます。
模試の解き直しはどこまでやればいいですか
ケアレスミスの問題は、解き直さなくて構いません。
解けるからです。
そのぶんノートに1行書いて終わりにして、時間は「解き方が分からなかった問題」に回してください。
ここを取り違えて、解ける問題ばかり解き直している受験生はとても多いです。
まとめ
ケアレスミスを減らす流れは、次の3つです。
- 落とした問題を「実力不足」と「ケアレスミス」に仕分ける
- ケアレスミスを4種類に分けてノートに記録し、解く直前に読み返す
- 多い種類にしぼって、試験中の見直しの場所と順番を決めておく
自分のミスの傾向が自分で分からない、という段階の人は、模試の答案を持って武田塾安城校の無料受験相談にお越しください。
答案を一緒に開いて、どの失点が実力不足でどの失点がケアレスミスかを、その場で仕分けます。 そのうえで、次の1か月で何をやるかまで決めてお返しします。
LINEでも相談を受け付けています。
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この記事は、武田塾安城校(校舎長 宮下純弥)が、ケアレスミスが減らない高校生に向けてまとめました。
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