こんにちは。武田塾山口校の田中です。
春もあっという間に過ぎ、ゴールデンウィークが間近ですね。
昨年に続き、コロナの影響もあり、思うように活動ができずにいる学生さんも多いでしょう。
しかし、情勢がどうであれ、受験は予定通りの時期に来てしまいます。
だからこそ、どんな状態であれ、受験に間に合う勉強を続けていかなければいけません。
厳しい言い方ではありますが、受験において、勉強ができなかったという言い訳はできないということです。
だからこそこれからの世の中は一層、自学自習が重要です。
自分で自分の力を付けていく能力です。
今回は学校の授業に置いていかれてしまった学生に向けた、自学自習の指南を記事にしようと思います。
置いてけぼりになると、負のループがある
いま、授業についていけていないとしたら、自分が負のループに陥っていないか確認してみましょう。
負のループとは？
授業がよくわからない
↓
段々と苦手・嫌い意識が生まれる
↓
気づいたら勉強しなくなる
↓
赤点取らないように定期テスト前に詰め込むだけ
↓
テストは乗り切るけど詰め込んだだけだからすぐに忘れる
↓
苦手なまま
↓
勉強しない
しかも苦手なままでも授業はその先の範囲で進んでいくので、苦手は解決せず、どんどん加速していきます。
そして入試までに残された時間で取り返すことができないまでになってしまうのです。
また、これをきっかけに苦手科目を諦め、文理選択してしまう人も多いでしょう。
次に、授業についていけない、置いて行かれるパターンに入る考えられるケースをいくつかご紹介します。
おいていかれるパターン
１，授業を聞いていなかった
２，授業を休んでいてその間に進んでしまった
３，授業は聞いてるしノートも取っているけど気付いたらわかんなくなっていた
1と2に関してはまず問題点がハッキリしているので、何を改善すべきか、次に何をやるべきかはわかりやすいでしょう。
危ないのは3です。
これは誰しも起きうる、そして気付かぬうちに起きうる一番危ない状態です。
最悪の場合、受験本番で「あれ？全然できない」と気付くことになります。もちろん不合格と共に。
なぜ３が起きうるのか？
これは授業を受けることで理解した「つもり」で終わっている為です。
重要なことは、授業で得た知識を自分で使えることです。
何が言いたいかというと、『問題を解け』ということ。
授業の復習は、ただ授業内容やノートを読み返すだけでなく、しっかりと知識として覚えてられているか確認をすることが大事です。
『問題を解く』という行為はまさにその確認ができるのです。
ついていけなくなったら、どうすべきか？
基本は 戻ること です。
とにかく自分がわかるところまで戻ることです！
教科書の問題を解いて、自分がわからないところから勉強し直していきましょう。
わかるの基準は
「自分よりわかっていない人にその単元の問題について、解き方が説明できるか。」
解けるの基準は
もちろん「解答解説を何も見ずに解ける」ことです。
特に理系科目は解答までの道のり(計算過程など)も人に説明できるように理解できているか確認しておきましょう！
また、教科書だけではどうしても勉強しずらく、理解に時間がかかる場合があります。
そういう時には教科書とは別に参考書を使って勉強をしましょう。
参考書なら授業を受けるのと同じくらいわかりやすく、内容の理解と、演習量を積むことができます。
参考書を選ぶ時のポイント
まずは簡単目な参考書から中身を見てみる(入門編とかレベル1、とか)
いきなり難しい参考書から手を出そうとするのはかえって苦手意識を増長してしまいます。
背伸びはせず、今の自分に必要そうな基礎的な参考書から選ぶようにしましょう。
参考書の使い方を読む
参考書にはそれぞれその本の役割や目的、使い方が本の初めに書いてあります。
自分に合っていない参考書を買わない為にも、ココは先に読んでおきましょう。
英語について
英語に関しては苦手意識がある場合、何から勉強していいかわからなくなることが多くあります。
学校の教科書を戻って長文を読み直しても、何を勉強すべきかわからないでしょう。
英語はとにかく単語の暗記と英文法です。
単語を覚えれていないのに、英語が勉強できるわけはがありません。
また、文法がわかっていないのに、英語の問題に取り組んでも、何が起きているのかわからないままです。
とにかく英単語と英文法を基礎から固めることをしましょう！
オススメの参考書
システム英単語
まずはこの単語帳の1~1200までの単語を覚えておくことで劇的に英文の見え方が変わってきます。
大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編
中学範囲の復習から高校レベルの基礎を習得できます。
書いてることはすべて超重要な英文法の基礎知識です。すべて覚えておきましょう。
授業に追いつくためには、絶対に自学自習をしよう
授業に遅れていることを授業を受けることだけで取り戻そうとすることはNGです！
そもそも置いてけぼりになっている授業を必死に聞いて板書して、それだけで追いつくことはかなり難しいことです。
授業を受けるだけでも時間は1コマで取られてしまいます。その1コマの間に授業を順調に受けている生徒は先に進んでしまうのです。
つまり、順調に進んでいる生徒との差は埋まらないということです。
もちろん、授業を受けるなということではありません。
良い先生の授業はしっかり聞いておくだけでも非常に為になるものがあります。
しっかりと受けて、理解を深めましょう。
しかし、いずれにしても自学自習しない限り追いつくことはできません。
自分で勉強する時間や習慣を作ることは最優先です。
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