
結論:関西学院大学の化学は全問記述式で、論述や図示の問題も出るので、MARCHレベルまでの問題集に加えて教科書や講義系の参考書を読み込み、過去問で「答えまで持っていく答案」を作る練習をすることが合格への近道です。
関西学院大学は、関西の私立大学のトップ層「関関同立」の一つです。
理学部・工学部・生命環境学部などの理系学部があり、三重県からも受験する人がいます。
理系の受験生の多くが、理科の1科目として化学を選びます。
この記事では、関西学院大学の化学について、試験の基本情報、過去問から見た特徴、参考書の進め方を整理します。
今の化学の仕上がりから入試までに何をどの順で進めるかは、人によって違います。
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関西学院大学の化学の試験時間と形式
関西学院大学の一般選抜入学試験要項(2026年度)では、次のように示されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間(全学部日程・理系3科目型) | 75分(理科は物理・化学・生物から1科目) |
| 出題形式 | 全学部日程の理科は全問記述方式 |
| 同じ日の他の科目 | 英語90分、数学90分 |
出典:関西学院大学 2026年度 一般選抜入学試験要項。
配点は日程と学部によって違うので、志望学部の要項で確認してください。
2027年度の要項が公表されたら、最新の内容を確かめましょう。
関西学院大学の化学の出題傾向
以前の記事(2021年)で過去問を分析した当時の特徴は、次のとおりです。
| 項目 | 特徴(過去問の分析) |
|---|---|
| 大問数 | 大問3題 |
| 出題分野 | 理論化学と有機化学。最後の1題は理論・無機・有機の融合問題が多い |
| 問題の種類 | 論述や図示の問題がある |
| 知識のレベル | 問われる知識は基本的なものが多い |
| 合否の分かれ目 | 知っている知識を、答えまで持っていく答案にできるか |
知識そのものは基本的でも、答えの書き方を練習していないと得点しにくい試験です。
問題集の問題が解けるだけでは、少し足りないと考えておきましょう。
関西学院大学の化学の対策は3段階で進める
- MARCHレベルまでの問題集で、理論・無機・有機の典型問題を解けるようにする
- 教科書や講義系の参考書を読み込み、現象を言葉で説明できるようにする
- 過去問で、関西学院大学の問題に合わせた答案の作り方を身につける
段階1:典型問題を解けるようにする
まずは、MARCHレベルまでの問題集を仕上げます。
理論化学は計算の土台になるので、最初に固めておきましょう。
最後の大問で融合問題が出る傾向があったので、無機化学も後回しにしすぎないことが大切です。
段階2:現象を言葉で説明できるようにする
論述問題では、「なぜその反応が起きるのか」「なぜその性質になるのか」を短い文章で説明する力が問われます。
教科書や講義系の参考書を読み込み、現象の理由を自分の言葉で説明できるかを確かめてください。
図示の問題に備えて、装置や構造の図を自分で描いてみるのも効果があります。
段階3:過去問で答案の作り方を学ぶ
基礎が固まったら、過去問に入ります。
解答例と自分の答案を比べ、書くべき内容が抜けていないかを確かめましょう。
記述式なので、計算問題でも途中の考え方が分かるように書く練習が必要です。
関西学院大学を目指すうえでおすすめの化学の参考書
| 順番 | 参考書 | ねらい |
|---|---|---|
| 1 | 化学(化学基礎・化学)基礎問題精講 | 関関同立レベルの典型問題を効率よく固める |
| 2 | 鎌田の理論化学の講義・鎌田の有機化学の講義・福間の無機化学の講義 | 現象の理由を理解し、論述に備える |
| 3 | 関西学院大学の過去問 | 答案の作り方と時間配分を身につける |
化学(化学基礎・化学)基礎問題精講
名前に「基礎」とありますが、関関同立レベルの問題集です。
解説の難しさが問題とそろっていて、問題の選び方も良い1冊です。
短い期間で大切な問題をまとめて固めたい人に向いています。
基礎が身についていない人は、ある程度基礎を固めてから取り組みましょう。
講義系の参考書で読み込みを補う
以前の記事では、追加の読み込みに鎌田の講義シリーズ(理論化学・有機化学)などをすすめていました。
問題集で間違えた単元を講義系の参考書で読み直すと、論述で使える説明の言葉が増えていきます。
関西学院大学の化学の対策は、こちらの動画でも紹介しています。
関西学院大学の化学でよくある質問
論述問題が苦手です。何から練習すればいいですか?
まずは、問題集の解説に書いてある理由を、自分の言葉で1〜2文にまとめる練習から始めましょう。
受験相談でも、記述式の理科に不安があるという声がよく出ます。
いきなり長い文章を書く必要はありません。
「何が・どうなるから・どうなる」の形で短く説明できれば、論述の土台になります。
関西学院大学の化学に、難しい問題集は必要ですか?
必須ではありません。MARCHレベルまでの問題集と講義系の参考書の読み込みで十分戦えます。
以前の記事の分析では、問われる知識は基本的なものが多いとしていました。
難しい問題集に進むより、基本の知識を答案にする練習の方が得点に直結します。
過去問はいつから始めればいいですか?
基礎問題精講などの典型問題が一通り解けるようになってからがおすすめです。
答案の作り方は、過去問を解いて初めて分かることが多いので、早すぎず遅すぎない時期に始めましょう。
始める時期は、志望校と学年で前後する目安です。
関西学院大学の化学対策のまとめ
関西学院大学の化学は、基本の知識を論述や記述の答案にまとめる力が問われます。
典型問題を固め、講義系の参考書で現象を説明できるようにし、過去問で答案の作り方を身につけましょう。
今の仕上がりによって、どの参考書から始めるべきかは変わります。
関西学院大学を目指して化学の進め方に迷っている人は、武田塾津校の無料受験相談で一緒に整理しましょう。
この記事は武田塾津校(校舎長 西尾 圭汰)が、関西学院大学の理系学部を目指す三重県の高校生・既卒生に向けてまとめました。
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