第一志望に届かず、もう1年やると決めた。
ここからの1年をどう使えばいいのか、何から手をつければいいのか分からない。
武田塾大曽根校の無料受験相談で、春にいちばん多い相談です。
先に結論を書きます。
浪人が決まって最初にやることは、勉強を始めることではありません。
今年の入試を分析し、1年のスケジュールを決め、基礎の抜けを確認する。
この3つを4月までに終えることです。
この記事では、その3つの具体的な進め方と、浪人生が自分で管理しなければならない手続きを整理します。
既卒生を毎年見ている大曽根校の校舎長が書いています。
春にやることは3つだけ
やることを増やしすぎると、どれも中途半端になります。
3月から4月にかけて終わらせるのは次の3つです。
| 順番 | やること | 目安の時期 |
|---|---|---|
| 1 | 今年の入試の分析 | 3月の前半 |
| 2 | 1年間のスケジュールを決める | 3月の後半 |
| 3 | 基礎の抜けを確認する | 4月まで |
順番に意味があります。
分析をしないままスケジュールを作ると、去年と同じ勉強をもう1年やることになります。
スケジュールを決めないまま参考書を始めると、夏になって「間に合わない」と気づきます。
今年の入試を分析する
いちばん最初にやるのが、なぜ今年の結果になったのかを言葉にすることです。
「勉強量が足りなかった」で止めると、来年も同じ結果になります。
もう一段細かく書き出してください。
書き出す項目は次の5つです。
- 各科目の得点と、合格ラインとの差は何点だったか
- 落とした問題は「知らなかった」のか「知っていたが解けなかった」のか
- 手をつけた参考書のうち、最後まで終わったのは何冊か
- 学習が止まった時期はいつで、何が原因だったか
- 出願した大学と方式は、自分の得点の取り方に合っていたか
このうち2番目がいちばん大事です。
「知らなかった」ならインプットが足りず、「知っていたが解けなかった」ならアウトプットの量が足りていません。
同じ不合格でも、必要な対策は正反対になります。
模試や過去問の答案が残っているなら、この作業は捨てずに手元に置いてください。
記憶ではなく答案を見て分析するほうが正確です。
1年間のスケジュールを先に決める
現役の1年を経験しているので、受験までの時間の感覚はつかめているはずです。
その感覚があるうちに、1年分の予定を先に引いてしまいます。
| 時期 | この時期に終えている状態 |
|---|---|
| 4月 | 基礎の抜けを把握し、使う参考書を決め終えている |
| 4月〜6月 | 全科目の基礎参考書を1冊ずつ終える |
| 7月〜8月 | 志望校レベルの標準的な問題集に入る。過去問を1年分解いて差を測る |
| 9月〜11月 | 分野別の対策と過去問演習。共通テストのみで使う科目に着手する |
| 12月〜1月 | 共通テストの演習に切り替え、得点を仕上げる |
| 共通テスト後 | 二次試験・私大入試の過去問に戻す |
浪人生がつまずきやすいのは、4月から6月を「復習の期間」として曖昧に過ごしてしまうことです。
この3か月で基礎の参考書を何冊終えるかを数で決めてください。
数で決めると、遅れているかどうかが自分で分かります。
計画を自分で引くのが難しければ、受験の経験がある人に見てもらってください。
1年の計画は、途中で修正する前提で作るものです。
作らないまま走るのがいちばん危険です。
4月までに基礎を確認する
うまくいかなかった年の原因は、多くの場合、応用ではなく基礎にあります。
ここで大事なのは、自分の実力を過信しないことです。
確認の仕方は簡単です。
基礎レベルの問題集を開いて、最初の数十問を解いてみてください。
判断の基準は次のとおりです。
- 9割以上正解でき、解き方を説明できる:その参考書は飛ばしてよい
- 正解はするが説明できない:もう一度その1冊をやり直す
- 半分も解けない:一段下のレベルから始める
「これは去年やったから大丈夫」と飛ばした単元が、秋になって弱点として出てきます。
1回やったかどうかではなく、いま解けるかどうかで判断してください。
抜けが見つかっても落ち込む必要はありません。
抜けが分かった時点で、埋めればいいだけです。
むしろ4月に見つかったことが利益です。
浪人生が自分で管理する手続き
現役のときは学校がまとめてくれた手続きも、既卒生は自分でやります。
忘れると出願そのものができません。
大学入学共通テストはWeb出願です。
令和9年度の日程は次のとおりでした(大学入試センター 大学入学共通テスト出願サイト(Web出願)について)。
| 手続き | 時期 |
|---|---|
| マイページの作成 | 7月1日10時〜10月2日17時 |
| 出願内容の登録(顔写真のアップロードを含む) | 9月15日10時〜10月2日17時 |
| 検定料の支払い | 9月15日10時〜10月2日23時59分 |
| 受験票の取得(マイページから印刷) | 12月4日以降 |
試験日は令和9年1月16日・17日、追試験・再試験は1月23日・24日です(大学入試センター 令和9年度試験)。
年によって日付は動きますので、春のうちに大学入試センターのページをブックマークしておいてください。
志望校の情報も自分で追う必要があります。
国立大学の場合、入学者選抜要項が前年の7月ごろ、一般選抜の学生募集要項が前年の11月下旬に公開されるのが一般的です(名古屋大学 令和9年度 入学者選抜要項)。
要項が出たら、配点と科目が去年から変わっていないかを必ず確認してください。
春のうちに決めておきたい生活のルール
浪人の1年は、学校の時間割がありません。
時間の枠を自分で作らないと、1日の勉強量が日によって大きくぶれます。
大曽根校の既卒生に春のうちに決めてもらっているのは次の3つです。
- 起きる時間と机に向かう時間を固定する。日によって変えない
- 1日の勉強を「何時間やるか」ではなく「どの参考書をどこまで進めるか」で決める
- 週に1日、進み具合を確認して翌週の予定を組み直す時間を取る
時間で管理すると、机に座っているだけの時間が増えます。
範囲で管理すると、終われば終わりなので集中しやすくなります。
週1回の見直しは、遅れを次の週で吸収するための仕組みです。
よくある質問
浪人が決まったら3月から勉強を始めるべきですか
3月から本格的に参考書を進めるより、今年の入試の分析と1年の計画づくりを先に終えてください。
分析をしないまま始めると、去年と同じ勉強をもう1年繰り返すことになります。
基礎の確認までを4月までに終え、そこから全科目の基礎参考書に入る流れが目安です。
浪人生は共通テストの出願を自分でするのですか
はい。
共通テストはWeb出願で、マイページの作成が7月1日から、出願内容の登録と検定料の支払いが9月15日から10月2日までという日程で実施されました。
現役のときと違って学校がまとめてくれませんので、春のうちに大学入試センターのページを確認しておいてください。
4月からどの参考書を使えばよいか分かりません
先に基礎レベルの問題集を開いて、いま解けるかどうかを確かめてください。
9割解けて説明もできるならその1冊は飛ばし、正解しても説明できないならもう一度やり直します。
半分も解けない単元は、一段下のレベルから始めます。
この判定を科目ごとにやると、使う参考書は自然に決まります。
まとめ
- 浪人が決まって最初にやるのは、勉強ではなく今年の入試の分析です
- 落とした問題が「知らなかった」のか「知っていたが解けなかった」のかで、必要な対策は正反対になります
- 4月から6月に終える基礎参考書の冊数を、数で決めてください
- 共通テストはWeb出願で、既卒生は自分で手続きします。マイページの作成は前年7月からです
武田塾大曽根校の無料受験相談では、今年の入試の答案をもとに何が足りなかったのかを一緒に整理し、4月から共通テストまでの1年間で使う参考書の順番と、いつまでに何を終えるかを1枚の計画にしてお渡しします。
予備校に通うかどうかを決める前の段階でもご相談ください。
大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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