ブログ

愛知大学の入試方式と学部別倍率|名古屋の受験生向けに解説

愛知大学の一般選抜には、スタンダード方式・共通テスト併用方式・最高得点重視方式・2科目方式・共通テスト利用入試があります。
学部や方式によって倍率は1倍台から8倍台まで開きます。
つまり「愛知大学は難しい」「あの学部は穴場」と大学単位で語っても、受ける方式を決めなければ対策になりません。

「愛知大学を受けたいが、どの学部・どの方式で出すと自分に向いているのか分からない」。
武田塾大曽根校の受験相談で、名古屋市北区・東区・守山区の高校生からよく出る質問です。

この記事では、愛知大学の学部構成と校地、一般選抜の方式、そして2026年度入試の学部・学科別の倍率と合格最低得点率を、大学が公表している資料から整理します。
数字はすべて公式の入試結果からの引用です。
大曽根校の校舎長がまとめました。

愛知大学は7学部・3校地

愛知大学は名古屋市東区に本部を置く私立大学です。
「県名+大学」という名前ですが国公立ではありません。
文系を中心に7つの学部があります。

学部 主な学科・コース 校地
法学部 法学科 名古屋
経済学部 経済学科 名古屋
経営学部 経営学科/会計ファイナンス学科 名古屋
現代中国学部 現代中国学科 名古屋
国際コミュニケーション学部 英語学科/国際教養学科 名古屋
文学部 人文社会学科(現代文化・社会学・欧米言語文化)/心理学科/歴史地理学科/日本語日本文学科 豊橋
地域政策学部 地域政策学科(公共政策・経済産業・まちづくり文化・健康スポーツ・食農環境の5コース) 豊橋

出典:愛知大学 学部・学科地域政策学部 各コース

名古屋校地は名古屋駅から歩ける「ささしまライブ」地区にあり、大曽根からは通学しやすい位置です。
文学部と地域政策学部は豊橋校地なので、通学時間を含めて志望を決める必要があります。
車道校地は主に大学院と社会人向けの課程が使っています。
志望学部がどの校地かは、必ず出願前に確認してください。

一般選抜の方式は大きく5種類

2026年度の一般選抜で使われている方式は次のとおりです。
原文で紹介していた「M方式」という名称は、現在の入試結果資料には出てきません。
方式名は改まることがあるので、方式で志望校を語る前に最新の募集要項を見る習慣をつけてください。

  • スタンダード方式:大学独自の試験で判定する、いちばん募集人員の多い方式
  • 共通テスト併用方式:大学独自の試験と共通テストの成績を組み合わせて判定する方式
  • 最高得点重視方式:受験した科目のうち得点の高い科目を重く見る方式
  • 2科目方式:一部の学部・学科で実施される、科目数を絞った方式
  • 共通テスト利用入試:共通テストの成績だけで判定する方式。前期は2科目・3科目・4科目・5科目の各方式、後期は3科目方式

出典:愛知大学 2026年度一般選抜結果(学部別)

大事なのは、併用方式・最高得点重視方式・2科目方式は、スタンダード方式と同じ問題を使って合否の見方を変える設計になっている点です。
1回の受験で複数の方式に出願できるため、「どの方式を追加するか」で合格の可能性が変わります。
追加の可否と条件は年度ごとに変わるので、出願前に募集要項で確認してください。

学部・学科別の倍率と合格最低得点率

2026年度のスタンダード方式の結果を、倍率(受験者数÷合格者数)と合格最低得点率で並べます。
得点率は満点に対する合格最低点の割合です。

学部・学科 倍率 合格最低得点率
経営学部 会計ファイナンス学科 8.6 63.3%
経営学部 経営学科 7.7 66.3%
法学部 法学科 7.0 67.3%
経済学部 経済学科 6.7 65.3%
地域政策学科 経済産業コース 6.1 59.3%
現代中国学部 5.5 57.3%
地域政策学科 まちづくり文化コース 5.4 58.7%
地域政策学科 公共政策コース 5.1 60.7%
文学部 日本語日本文学科 4.8 61.3%
国際コミュニケーション学部 英語学科 4.6 64.7%
国際コミュニケーション学部 国際教養学科 4.4 64.0%
地域政策学科 食農環境コース 4.3 55.0%
文学部 歴史地理学科 3.8 63.7%
文学部 人文社会学科 現代文化コース 3.6 58.3%
文学部 人文社会学科 社会学コース 2.4 55.3%
文学部 人文社会学科 欧米言語文化コース 2.2 55.0%

出典:愛知大学 2026年度一般選抜結果(学部別)

この表から読み取れることは3つあります。

  1. 名古屋校地の法・経済・経営は倍率が高く、合格最低得点率も65%前後と高い水準です。人気が集まる学部ほど、同じ問題で1問の重みが増します
  2. 豊橋校地の文学部・地域政策学部は倍率が2倍台から6倍台まで幅があり、合格最低得点率は55%前後の枠もあります。同じ大学でも必要な得点が10ポイント以上違います
  3. 倍率が低い枠は募集人員も小さいことが多く、少しの志願者増で数字が跳ねます。前年の倍率だけを見て出願先を決めるのは危険です

「穴場」を探す前に確認したい3つのこと

倍率の低い枠を探すことは、志望校選びの一部としては意味があります。
ただし、それだけで決めると出願後に苦しくなります。
大曽根校の受験相談では、次の3点を先に確認しています。

  • 学びたい内容が学部と合っているか:入学後4年間の科目は学科・コースで決まります。倍率だけで選ぶと入学後に後悔します
  • 校地がどこか:名古屋校地と豊橋校地では通学時間がまったく違います。下宿の可否も含めて家族と話しておく必要があります
  • 合格最低得点率に届く見込みがあるか:合格最低得点率が55%の枠でも、55%は「取れば受かる」ではなく「これ以下では受からなかった」数字です。目標は最低点ではなく、そこに10ポイント足した水準に置きます

共通テスト利用入試をどう使うか

共通テスト利用入試は、前期で2科目から5科目まで選べます。
2026年度の結果を見ると、科目数の少ない方式ほど倍率が高く、合格最低得点率も高くなります。
法学部の前期2科目方式は倍率5.1で得点率81.5%、前期5科目方式は倍率1.2で得点率64.0%でした。

科目数が少ないほど1科目のミスが響き、同じことを考える受験生が集まるためです。
国公立との併願で5科目を仕上げている人は、科目数の多い方式のほうが通りやすいことになります。
反対に私立専願で2科目に絞る人は、8割を超える得点率が必要だと分かったうえで出願を決めてください。

大曽根校で伝えている愛知大学対策の順番

愛知大学志望の生徒には、次の順番で進めてもらっています。

時期 やること
高2まで 英単語・英文法の基礎参考書を1冊ずつ終える。文系数学で受けるなら数学ⅠAの基礎問題集も
高3の春 志望学部を決め、募集要項で方式と科目を確認する。国語の古文・漢文の要否をここで確定させる
高3の夏 英語長文と選択科目の標準レベルまで進める。過去問を1年分解き、時間配分を体感する
高3の秋 過去問演習に入る。合格最低得点率に対して自分が何点足りないかを科目別に出す
高3の冬 足りない科目に時間を寄せる。共通テスト利用も出すなら、その科目の演習を並行する

いちばんもったいないのは、方式と科目を確認しないまま「私大文系だから英国社」と決めて進めてしまうことです。
学科によっては数学で受けたほうが得点しやすい枠もあります。
出願の1年前に方式を確認しておくと、勉強の配分そのものが変わります。

よくある質問

愛知大学で倍率が低い学部はどこですか

2026年度のスタンダード方式では、文学部人文社会学科の欧米言語文化コース(2.2倍)と社会学コース(2.4倍)が低い数字でした。
ただし募集人員が16名と小さく、年度によって数字は動きます。
倍率は出願先を決める材料の1つで、学びたい内容と校地を優先してください。

愛知大学は何割取れば合格できますか

2026年度のスタンダード方式の合格最低得点率は、学科によって55.0%から67.3%まで幅があります。
志望学科の数字を公式の入試結果で確認し、そこに10ポイント足した得点率を目標にすると、当日の失点に耐えられます。

愛知大学の対策はいつから始めればよいですか

高2のうちに英単語と英文法の基礎参考書を終え、高3の春に方式と科目を確定させるのが目安です。
科目が決まらないまま夏を迎えると、使わない科目に時間を使ってしまいます。

まとめ

  • 愛知大学は7学部。法・経済・経営・現代中国・国際コミュニケーションは名古屋校地、文学部と地域政策学部は豊橋校地です
  • 一般選抜はスタンダード方式を軸に、共通テスト併用・最高得点重視・2科目・共通テスト利用が組み合わさります
  • 2026年度スタンダード方式の倍率は2.2倍から8.6倍、合格最低得点率は55.0%から67.3%まで開きがあります
  • 倍率の低い枠は募集人員も小さく年度変動が大きいので、学びたい内容と校地を先に決めてください

武田塾大曽根校の無料受験相談では、愛知大学の志望学部を公式の入試結果と一緒に確認し、合格最低得点率から逆算した参考書の順番と、いつまでに何を終えるかの計画をその場で作ります。
学部を決めきれていない段階でもご相談ください。

大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ

入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。

  • 合格までに必要な参考書と、やる順番
  • いつまでに何を終えるかの学習計画
  • 今の勉強法で直すべき点

無料受験相談を予約する(フォーム)

名古屋市北区・大曽根駅の予備校・個別指導塾|武田塾大曽根校
〒462-0810 愛知県名古屋市北区山田1丁目4-30 ファーストヒビノビル2F・4F
地下鉄名城線・JR中央線・名鉄瀬戸線 大曽根駅 徒歩1分
TEL:052-982-6603(受付 13:30〜22:00、日曜休)
Mail:ozone@takeda.tv

関連記事

NoImage

「数学は得意だけど文系に進みたい」「私立大学の入試は英語・国語・社会の3教科だと思っていた」。武田塾大曽根校の無料受験相談で、高2・高3の文系生からよく出る話です。 愛知大学の一般入試には、数学を20 ..

愛知の経済学部6大学を比較|学科と学びの違いを大曽根校が解説

今回は愛知県内の主要大学での「経済学部」比較を行います!名大、名市大、南山、愛大、名城、中京の特色を紹介!

愛知の法学部4大学を比較|学びとコースの違いを大曽根校が解説

法学部が大学別にどんな特色があるのか紹介します!

NoImage

名城大学を志望しているけれど、英語をどの参考書から始めればいいのか分からない。武田塾大曽根校の無料受験相談で、理系の高校生からよく受ける相談です。 結論から言うと、名城大学の英語は「難問を1問解く力」 ..