受験相談の声

高2の夏から名古屋大学に現役合格する勉強計画|大曽根校

高2の夏休みが終わりかけているのに、受験勉強に手をつけていない。
名古屋大学に行きたい気持ちはあるけれど、今から始めて間に合うのか分からない。
武田塾大曽根校の無料受験相談で、この時期にいちばん多い相談です。

先に結論を書きます。
高2の夏からでも名古屋大学の現役合格は間に合います。
ただし条件が1つあります。
「二次試験で使う科目」と「共通テストだけでよい科目」を分けて、前者に時間を寄せることです。

この記事では、名古屋大学が公表している入学者選抜要項の数字をもとに、学部ごとに二次で何が必要かを整理し、高2の夏から入試までの時間の配り方をまとめます。
愛知の受験生を毎年見ている大曽根校の校舎長が書いています。

名古屋大学の入試は科目を2種類に分けて考える

名古屋大学の一般選抜前期日程では、共通テストで6教科8科目または7教科8科目が課されます。
教科数だけ見ると多く感じますが、そのすべてを二次試験のレベルまで仕上げる必要はありません。

同じ科目でも、共通テストで得点できれば足りるものと、二次試験で記述して戦えるところまで持っていくものがあります。
この2つを分けずに全科目を同じ重さで進めるのが、高2から始める人がいちばん時間を失う原因です。

学部ごとの分け方は次のとおりです(名古屋大学 令和9年度 入学者選抜要項)。

学部 二次試験で使う科目 共通テストだけでよい科目
文学部 国語・地歴1科目・数学・外国語 理科(基礎)・地歴公民のもう1科目・情報
法学部 数学・外国語・小論文 国語・地歴公民2科目・理科(基礎)・情報
経済学部 国語・数学・外国語 地歴公民2科目・理科(基礎)・情報
理学部 数学・理科2科目・外国語 国語・地歴公民1科目・情報
工学部 数学・理科(物理と化学)・外国語 国語・地歴公民1科目・情報
農学部 国語(古文・漢文を除く)・数学・理科2科目・外国語 地歴公民1科目・情報

たとえば文学部を志望するなら、理科は共通テストの基礎科目までで足ります。
逆に工学部なら、国語は共通テストだけですが、物理と化学は二次試験の記述レベルまで必要です。

この分け方が分かっているかどうかで、高2の夏からの1年半の使い方が変わります。

学部で配点がまったく違う

もう1つ確認しておきたいのが配点です。
令和9(2027)年度の一般選抜前期日程の配点を、代表的な学部で並べます。

学部 共通テスト 個別学力検査 合計
文学部 950 1,200 2,150
法学部 950 600 1,550
経済学部 950 1,500 2,450
理学部 900 1,500 2,400
工学部 635 1,300 1,935
農学部 950 1,550 2,500

出典:名古屋大学 令和9年度 入学者選抜要項

読み取ってほしいのは2点です。

  • 法学部だけは共通テスト950点に対して個別学力検査600点で、共通テストのほうが重い構造です。個別学力検査の内訳は数学200点・外国語200点・小論文200点で、小論文が課されます
  • 工学部は共通テストが635点に圧縮されます。内訳は国語200点・地歴公民100点・数学100点・理科100点・外国語100点・情報35点で、共通テストの中では国語の比重がいちばん大きくなります

法学部と工学部以外は、二次試験のほうが重い配点です。
つまり名古屋大学の対策は、共通テストの演習から入るのではなく、二次で使う科目の学力をつくることが土台になります。

なお、共通テストには全学部で情報Ⅰが含まれます。
配点は学部により35点から50点です。

高2の夏から入試までの進め方

残りの時間は約1年半です。
何をいつまでに終えるかを先に決めてしまうのが、いちばん確実です。

時期 やること
高2の夏 志望学部の候補を2つに絞り、要項で二次の科目を確認する。英単語帳と英文法の基礎参考書に着手する
高2の秋 数学ⅠAⅡBCの基礎問題集を進める。理系は理科1科目の基礎に入る
高2の冬 英文法を終えて英文解釈へ。理系は数Ⅲに入り、理科の2科目目を始める
高3の春 二次で使う科目の標準レベルの問題集へ。共通テストだけの科目はまだ手をつけない
高3の夏 過去問を1年分解いて、合格ラインとの差を測る。二次科目の演習量を増やす
高3の秋 分野別の対策と過去問演習。共通テストだけの科目(理科基礎・地歴公民・情報)をここから始める
高3の冬 共通テストの得点を仕上げ、終了後は二次の過去問へ戻る

高2の夏に「志望学部の候補を2つに絞る」を最初に置いているのは、二次で理科が2科目必要かどうか、小論文が必要かどうかで、1年半の時間配分が変わるからです。
学部を1つに決めきる必要はありませんが、方向だけは決めてください。

共通テストだけでよい科目を高3の秋からにしているのは、後回しにしてよいという意味ではありません。
二次で戦える学力がある人は、共通テストだけの科目を短期間で仕上げられます。
順番の話です。

授業を増やすより参考書で進めたほうが速い理由

高2の夏から始めると、時間が足りないので「授業を増やそう」と考えがちです。
ですが、同じ内容を身につけるなら、参考書のほうが短い時間で終わります。

理由は3つあります。

  • 読む速度は自分で決められます。すでに分かっている単元は飛ばし、分からない単元だけ何度も読み返せます
  • 授業は聞いた時点では理解した気になりますが、点数になるのは自分で解けるようになってからです。参考書なら、解く時間と復習の時間を最初から自分の予定に組み込めます
  • 授業を受けた分だけ復習の時間が削られます。高2の夏から始める人にとって、いちばん足りないのは説明を聞く時間ではなく、覚えて解き直す時間です

大曽根校で伝えているのは、1冊を完璧にしてから次に進む、という進め方です。
完璧とは「答えが合った」ではなく、解法の方針を自分の言葉で説明でき、なぜその公式を使うのかを言える状態を指します。

高2の夏から始める人がつまずく3つのこと

大曽根校で名大志望の生徒を見ていて、この時期から始めた人がつまずくのは次の3つです。

  • 全科目を同時に始めてしまう。8科目を一斉に走らせると、どれも中途半端になります。英語と数学を先に固めてから科目を増やしてください
  • 基礎の問題集を1周しただけで応用に進む。解けなかった問題を放置したまま次の参考書に移ると、二次試験のレベルで止まります
  • 模試の判定で計画を変える。高2の秋の判定は、まだ範囲を終えていない状態の数字です。判定ではなく、決めた参考書が予定どおり終わっているかで進み具合を測ってください

3つとも、やる気の問題ではなく手順の問題です。
何を、いつまでに、どの状態にするかを紙に書けば防げます。

学校の勉強と受験勉強をどう並べるか

高2は学校の課題も定期テストもあります。
両方を毎日同じ重さで持とうとすると、どちらも中途半端になります。

大曽根校で勧めているのは、週単位でどちらを優先するかを決めることです。
定期テストの2週間前は学校の範囲に寄せ、それ以外の週は受験の参考書を進める。
この切り替えを毎週決めておくだけで、消化不良は減ります。

また、定期テストの範囲を受験用の参考書で先に押さえておくと、テスト勉強が「初めて学ぶ」から「確認する」に変わります。
英文法と数学の基礎問題集は、学校の進度より少し先を走らせておくと両方に効きます。

よくある質問

高2の夏から始めて名古屋大学に現役合格できますか

間に合います。
ただし、二次試験で使う科目に時間を寄せることが条件です。
文系なら英語・国語・数学、理系なら英語・数学・理科の2科目を先に固めてください。
共通テストだけでよい科目(理科基礎・地歴公民・情報)を高2から並行して進めると、時間が足りなくなります。

名古屋大学は共通テストと二次試験のどちらが重要ですか

学部によって違います。
法学部は共通テスト950点に対して個別学力検査600点で共通テストが重く、それ以外の多くの学部は二次試験のほうが重い配点です。
工学部は共通テストが635点まで圧縮され、そのうち国語が200点を占めます。
志望学部の配点を要項で確認してから配分を決めてください。

高2の夏の時点で志望学部を決めるべきですか

1つに決めきる必要はありません。
ただし「文系か理系か」と「二次で理科を2科目使うか」「小論文が必要か」は、この時期に確認しておいてください。
工学部と理学部は二次の理科が2科目、法学部は小論文が必要です。
ここが違うと、1年半の時間の配り方が変わります。

まとめ

  • 名古屋大学の共通テストは6教科8科目または7教科8科目。ただし全科目を二次のレベルまで仕上げる必要はありません
  • 志望学部の要項を見て「二次で使う科目」と「共通テストだけでよい科目」を分け、前者に時間を寄せてください
  • 法学部は共通テストが重く小論文があり、工学部は共通テストが635点に圧縮されます。配点は学部で大きく違います
  • 高2の夏は、英語と数学の基礎から着手し、志望学部の候補を2つに絞るところまでを目標にしてください

武田塾大曽根校の無料受験相談では、志望学部の要項を一緒に開いて二次で使う科目を確認し、高2の今から入試までに何冊の参考書をどの順番で終えるかを1枚の計画にしてお渡しします。
まだ学部が決まっていない段階でも大丈夫です。

大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ

入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。

  • 合格までに必要な参考書と、やる順番
  • いつまでに何を終えるかの学習計画
  • 今の勉強法で直すべき点

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