「志望校は決まっている。勉強しないといけないのも分かっている。それでも机に向かえない」。
武田塾大曽根校の無料受験相談で、名古屋の中高生からいちばん多く聞く言葉です。
結論から言うと、やる気は出るのを待つものではありません。
先に手を動かした後から出てくるものです。
ですから対策も、気持ちを高める方法ではなく、気持ちが乗らない日でも机に向かえる仕組みを作る方向で考えます。
この記事では、大曽根校で実際に生徒へ伝えている4つの方法と、保護者の方からの声のかけ方を、校舎長と講師の経験からまとめます。
読み終えたときに、今日の夜からできることが1つ決まる形にしています。
結論:やる気は行動の後からついてくる
やる気が出ないことを問題にすると、いつまでも始められません。
大曽根校で伝えているのは次の考え方です。
- やる気が出ないのは普通の状態。異常ではない
- 気持ちが乗ってから始めるのではなく、始めてから気持ちが乗る
- だから「始めるためのハードルをどれだけ下げられるか」だけを考える
まずは自分がどのタイプで止まっているかを見てください。
原因によって効く手が違います。
| 止まり方 | よくある原因 | 効きやすい対処 |
|---|---|---|
| 机には座るが集中が続かない | 同じ場所に長時間いる | 場所を変える |
| 何から手をつけるか決まらない | 目標が遠すぎる | 今日やる範囲まで分解する |
| そもそも始められない | 始めるハードルが高い | 1分だけやる |
| 気分の波が大きい | やる気がある状態を基準にしている | やる気がない状態を基準にする |
対処法1:場所を変える
同じ場所に同じ姿勢で座り続けると、集中は切れます。
切れたと感じたら、粘らずに立ち上がって場所を変えてください。
歩いて移動する間に頭が切り替わります。
大曽根校の生徒も、自習席を移ったり、フロアを変えたりしながら勉強している人が多くいます。
人の目がある場所のほうが進むという人もいます。
自分がどこだと進むかは、いくつか試さないと分かりません。
- 家で進まないなら、塾の自習室や図書館に移動する
- 同じ部屋なら、机の向きや座る席を変える
- 移動の前後に、立ったまま単語帳を1ページ読むと再開が速くなる
大事なのは、切れたことを責めないことです。
切れるのは前提として、切り替える手段を用意しておくほうが現実的です。
対処法2:遠い目標を見続けない
志望校がはっきりしているのに勉強できない人がいます。
目標が明確でも、遠すぎる目標を見続けると気持ちは続きません。
山に登るときに山頂だけを見続ける人はいません。
どれだけ歩いても山頂は近づいて見えないからです。
見るのは足元です。
今日の一歩が進んでいることは、足元を見ていれば分かります。
勉強も同じで、見る対象を今日の範囲まで下ろします。
| 見る単位 | 内容の例 |
|---|---|
| 年単位 | 志望校に合格する |
| 月単位 | 英文法の参考書を1冊終える |
| 週単位 | 今週は不定詞から関係詞まで |
| 日単位 | 今日は関係代名詞のページと確認テスト |
武田塾では志望校から逆算して、1日単位でやる範囲を決めます。
今日やることが決まっていれば、志望校のことは一度意識から外して構いません。
長期の目標がはっきりしている人ほど、短期の目標に目を向けたほうが進みます。
対処法3:1分だけやってみる
「どうしてもできない」という生徒には、1分だけやってみようと伝えて自習室に送り出します。
案外そのまま続くことが多いです。
大曽根校の講師の間でも、この方法がいちばん支持されています。
始めるまでがいちばん重いので、その部分を極端に軽くする発想です。
- 単語帳を1ページだけ開く
- 数学の問題を1問だけ解く
- 参考書の音読を1文だけやる
やる気が出ないから始められないのではなく、始めていないからやる気が出ない。
この順番を逆にするだけで、動き出せる日は増えます。
1分やって本当にだめならやめてよい、という約束にしておくと、始めるハードルはさらに下がります。
対処法4:やる気がない状態を基準にする
大阪大学に合格した講師が受験生時代にやっていた方法です。
やる気が出ない状態こそ普通だと受け入れて、やる気を上げようとすることをやめます。
やる気がある日と比べるから、乗らない日がつらく感じます。
乗らない状態を平常運転にしてしまえば、その状態でもできる量が自分の基準になります。
調子のいい日は上乗せ、それ以外の日は基準どおり。
この形にすると、勉強量の波が小さくなります。
やる気に頼っている人ほど、波の下でゼロになります。
波の下でも動く量を決めておくほうが、1か月の合計は大きくなります。
保護者の方からの声のかけ方
「勉強しなさい」と言うほど動かなくなる、という相談もよくいただきます。
大曽根校では、次の3つをお願いしています。
- 時間ではなく範囲で聞く(「何時間やった」ではなく「どこまで進んだ」)
- 終わりを決める(「この範囲が終わったら自由」)
- 結果ではなく、やった範囲を確認する
やることが決まっていない状態が、いちばん動けません。
何をどこまでやるかが決まっていれば、声をかける必要自体が減ります。
よくある質問
やる気が出ないのは甘えですか
甘えではありません。
やる気が出ない日は誰にでもあります。
問題は、やる気が出るまで待つ仕組みで勉強していることです。
やる気がない日でも進む量をあらかじめ決めておけば、待つ必要がなくなります。
やる気が出ない時期はどのくらい続きますか
人によって違いますが、多くは「今日やることが決まっていない」ことが原因なので、範囲を決めた時点で動けるようになります。
1週間以上まったく手がつかない状態が続くなら、参考書のレベルや量が合っていない可能性があります。
計画を作り直したほうが早いです。
勉強のやる気が出ないまま受験生の夏を迎えてしまいました
そこからでも順番を決め直せば間に合う範囲はあります。
まず今の学力で解ける参考書まで戻り、1日単位でやる範囲を決めてください。
残りの期間から逆算して、どこまでやるかを決める作業を、大曽根校の無料受験相談でも行っています。
まとめ
- やる気は待つものではなく、始めた後からついてくる
- 集中が切れたら粘らずに場所を変える
- 見る目標を今日の範囲まで下ろす。志望校は一度意識から外してよい
- 1分だけやる。始めるハードルを極端に下げる
- やる気がない状態を基準にすると、勉強量の波が小さくなる
武田塾大曽根校の無料受験相談では、やる気の話ではなく「今日から何をどこまでやるか」を一緒に決めます。
範囲が決まると、動き出すために必要なやる気の量は驚くほど小さくなります。
中学生・高校生・浪人生、保護者の方だけのご相談も受け付けています。
大学受験の勉強法でお悩みなら、武田塾大曽根校の無料受験相談へ
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、その場で次の3つをお渡しします。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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