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【数学】群馬大学二次試験の出題形式・傾向・対策について(理系編)

こんにちは!
群馬県太田市の逆転合格専門個別指導塾「武田塾太田校」の荻野です!
群馬大学の一般入試二次試験における、数学の出題形式・傾向・対策についてお話をしていこうと思います!

群馬大学の場合は文系と理系、そして、医学部医学科と区分が細かく分かれているので、
今回は理系(理工学部、数学・技術専攻)についてお話をしていきます!

群馬大学 数学

【目次】

群馬大学理系数学の出題形式

群馬大学理系数学の出題傾向

群馬大学理系数学の対策

群馬大学理系数学攻略におすすめの参考書

群馬大学理系数学で合格点を取るためのスケジュール

群馬大学理系数学で合格点を取れる可能性をもっと上げたい方へ

群馬大学理系数学の出題形式

大問は全5問構成で試験時間は120分です。(大問1問あたり平均約24分)
問題と解答用紙が一体となっており、問題の下にある空白に解答を記述する方式です。

解答用紙とは別に計算用紙も配布されるため、細かい計算は計算用紙、記述の大筋を解答用紙に書くといった解答の流れになります。
全ての問題で記述解答が必要になるので、普段の勉強から記述解答の練習が必須と言えるでしょう。
また、解答欄に記述したもの以外は採点の対象外になってしまうので、間違って計算用紙に記述してしまったということが無いように注意しましょう。

 

群馬大学理系数学の出題傾向

数学1A・2B・3の範囲からまんべんなく出題されていますが、特にベクトルは2020年度入試までほぼ毎年のように出題されています。
また、数学3の範囲である極限・無限級数は数列と絡めた出題がなされることが多いので、これらの単元が苦手な人は注意が必要です。
その他の範囲としては、確率・場合の数や微分・積分など、一般的な理系学部の入試で頻出である単元が群馬大学でも出題されやすい傾向にあるようです。

それぞれの大問の構成は、1つの大問に対して小問が3~5問程度と比較的少ない問題数となっています。
小問集合はなく、どの大問も1つの状況設定に対してそれぞれの設問を解いていくことになるため、問題によっては先に解いた設問の条件式などを利用して解くものも出題されます。

問題の難易度としては、地方国公立標準レベル程度のものがほとんどですが、大問によっては煩雑な計算が必要とされるものもあります。
特に難しい状況設定や図やグラフを描きにくい条件が出題されることはほとんどないので、スタンダードな問題をいかに正しく解けるかが問われる試験であると言えます。

 

群馬大学理系数学の対策

群馬大学の理系数学では地方国公立標準レベルの問題が大半を占めているので、最終的な目標は

「地方国公立レベルの問題を疑問なく解きこなせるようになること」です。
そして、それを実現するためには基礎の徹底が非常に重要になってきます。

基礎の徹底というのは、数学1Aから数学3までの全分野において、うろ覚えになっている知識・公式はないか計算の流れや理屈が理解できていない分野はないかを確認し、分析をしたうえで弱点を補強することを指します。
うろ覚えな知識や公式がある状態では、入試本番で思い出せなくなってしまう可能性が非常に高いですし、理屈が理解できていないものは初見の問題で対応できません。
基礎知識は簡単な問題を解くためだけでなく、より難易度の高い問題を解くためにも必ず必要になるので、基礎に自信のない人は最優先で数学の基礎固めをしておきましょう。

 

基礎の徹底が終わったら、いよいよ過去問演習に入ります。
過去問演習では単純に解けたかどうかだけを見るのではなく、「なぜ解けなかったのか、正解するにはどうすればよかったのか」を分析することが大切です。

知識不足、計算ミス、記述解答の完成度が低さなど、原因によってその先の対策は様々なので、最適な対策を取るためにも、間違えた問題に対しての分析を必ず行いましょう。
(知識不足なら基礎がしっかり固められていたかの再確認、計算ミスは計算方法の見直し など)

 

群馬大学理系数学攻略におすすめの参考書

数学の基礎を固めるための参考書

基礎問題精講シリーズ

・数学基礎問題精講ⅠA
・数学基礎問題精講ⅡB
・数学基礎問題精講Ⅲ

数学の基礎的な解き方、考え方を勉強するのにピッタリの参考書です!
数学の有名な参考書である「青チャート」や「Focus Gold」と比較すると、問題の網羅度はあまり高くありませんが、押さえるべきポイントを的確に押さえながらコンパクトにまとまっています。
コンパクトな分、一冊を何周も繰り返して完璧にしていくという勉強法と非常に相性が良く、独学でも基礎からしっかりと固めることが出来ます。

スバラシク面白いと評判の初めから始める数学シリーズ

・初めから始める数学Ⅰ
・初めから始める数学A
・初めから始める数学Ⅱ
・初めから始める数学B
・初めから始める数学Ⅲ Part.1 Part.2

授業の代わりとして使用する参考書は「初めから始める数学シリーズ」がオススメです!
上の基礎問題精講シリーズとは違い、問題数は決して多くはありませんが、それぞれの分野の公式や定理についての解説が語り口調で詳しく説明されているのが特徴の参考書です。
基礎問題精講シリーズで問題演習を積みながら、理解しきれない部分を初めから始めるシリーズで補う、という使い方をすると無駄なく基礎を身に付けることが出来ます!

計算力を鍛える参考書

・合格る計算ⅠA・ⅡB / Ⅲ

素早く正確に計算問題を解く力を鍛えるための参考書です。
より素早く、より正確な計算をするために必要なテクニックを学ぶことが出来ます。
この参考書をマスターすることで、「計算が出来る人」と同じように考え、計算をすることが出来るようになります。

数学の基礎固めが終わってから取り組む参考書

国公立標準問題集CanPassシリーズ

・CanPass数学1・A・2・B
・CanPass数学3

横浜国立大学筑波大学といった難関国公立大学を含む、国公立標準レベルの過去問から良問を集めたのがこのCanPassシリーズです。
実際の入試の過去問から抜粋されているため、基礎問題精講シリーズからさらに問題の難易度は上がりますが、この参考書を完璧にすることで1ステップ上の実力を身に付けることが出来ます。

基礎問題精講シリーズを終わらせた直後の状態では、初見でバリバリ問題を解くのはなかなか難しいかもしれませんが、CanPassは「問題が解けるかどうか」ということよりも「基礎的な知識や考え方をどう活用していくか」がより重要になります。
これまでに身につけた基礎知識を使って実戦問題にどのようにアプローチしていくかを学ぶ参考書なので、初見で解けなかったとしても落ち込まずに、復習をしてさらに力を身に付けるようにしましょう。

 

過去問

群馬大学

上記の参考書を仕上げた後は過去問に挑戦してみましょう。
過去問に取り組む目的はいくつかあり、

1.志望校の一般試験の出題傾向を実際に肌で感じる
2.現状の自分の実力を把握し、合格に必要な実力との距離感を確かめる

などが主な目的として挙げられます。
最終的には過去問のやり込みが一番の入試対策になるので、「過去問でやった問題なら完璧に解答できる」というレベルまでやり込むことを目指しましょう!

 

共通テスト対策用の問題集

共通テスト

二次試験の対策ももちろんですが、国公立大学を目指すうえで欠かせないのが共通テスト対策です。

群馬大学では共通テストと二次試験の点数の割合が900:500と、共通テストの点数割合が大きい点数設定がなされています。
そのため、二次対策だけでなく、共通テストで十分な点数を取っておくことも群馬大学に合格するためには必要です。

群馬大学理系数学で合格点を取るためのスケジュール

4月~8月

まずは基礎を固めることから始めていきます。
難易度の高い問題に挑戦するよりも、正しい解き方、正しい計算方法を身に着けることが最優先です。
学校の進度に合わせて進めていくのもアリですが、基礎を固めるためにはⅠA→ⅡB→Ⅲの順で取り組むのが良いでしょう。
取り組む教材は学校で使用している教科書や問題集でも大丈夫ですが、おすすめの参考書でも紹介した『基礎問題精講シリーズ』『初めから始めるシリーズ』は独学でも勉強を進めやすく、この時期の基礎固めにはピッタリです。

『基礎問題精講シリーズ』であればⅠA、ⅡB、Ⅲそれぞれを約1ヶ月程度で1周することが出来るので、8月末までに3冊を完璧することを目標としましょう。
それ以外の教材で進める場合についても、夏休みが終わるくらいまでには数学Ⅲまでの基礎が一通り頭に入っている状態を目指してください。

9月~10月半ば

基礎知識を固め終えたら、一度群馬大学の過去問にチャレンジしてみましょう。
とはいっても、このタイミングではまだ合格点を取れる人は多くないと思うので、点数にこだわるのではなく「これまで勉強した内容が身についているのか」に注目しましょう。

計算方法や解法、公式が頭に入っているか、なんとなくやうろ覚えになってしまっていないか、などを実際の問題で確認することで「実践でも使えるレベルの知識になっているのか」を確かめることが出来ます。
また、過去問演習はこれまでの知識の確認だけでなく、合格点を取るためには何が必要なのかを分析することで今後の勉強の方針の決定にも役立ちます。
「『合格するためには何をやるべきなのか』を知る」という目的意識をもって過去問演習に臨みましょう。

4月から夏にかけては「基礎を固めて問題演習の準備をする期間」だったのに対し、この時期は「合格までに何が必要なのかを具体的に見極める期間」であるといえます。
基礎が甘いと感じた場合には基礎の参考書や問題集にもう一度戻り、苦手分野や点数が思ったように取れていなかった分野を集中的に復習しましょう。
基礎に問題がなさそうであれば『CanPassシリーズ』やさらにレベルの高い問題集を使用して、地方国公立レベルの問題を解く経験を10月後半~11月ごろまで出来る限り積んでおきましょう。

10月後半~共通テスト本番まで

10月の後半からは共通テストの対策に入りましょう。
センター試験から共通テストに変わったことでどの科目も出題形式や傾向が変わりましたが、数学は特に大きく変更されているので、高得点を取るには事前準備が必須であると言えます。

現在は様々な出版社から予想問題集や対策問題集、実践問題形式の問題集が出版されているので、そちらをメインで使いながら対策を進めていきましょう。
武田塾太田校がオススメするのは、Z会から出版されている『共通テスト実戦模試』です。

数学 共通テスト

二次試験や併願の私立の対策も気になる所ですが、群馬大学に合格するためには共通テストで高得点を取ることが一番重要です。
共通テストで点数が取れなければ、そもそも志望校に挑戦する権利が無くなってしまうこともあり得るので、共通テスト本番が終わるまでは共通テスト対策を最優先に進めていきましょう。

数学の共通テストについては別の記事でもご紹介しているので、良ければそちらもチェックしてみて下さいね!

【数学ⅠA編】試行問題から見る共通テストの出題傾向・対策!

【数学ⅡB編】試行問題から見る共通テストの出題傾向・対策!

 

共通テスト終了~国公立前期試験当日まで

共通テストが終わってからは、再び過去問演習を中心に二次試験の対策に入ります。
9月~10月のタイミングでも過去問演習はやりましたが、ここでの過去問演習では「合格点を安定させること」が非常に重要です。
もちろん弱点を発見することも大切ですが、「何を取れるようになれば合格点に届くのか、そのためには何をすればいいのか」を分析し、何を勉強していくべきかを決めるほうが大切です。

残り時間が限られている以上、やれることも決して多くはありません。
限られた時間の中で合格点に届かせるために、過去問演習をもとにやるべきことの取捨選択をしていきましょう。

 

過去問演習で意識すべきことはこちらの記事でまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:【大学受験】志望校の過去問っていつ使うの?使い方は?

群馬大学数学で合格点を取れる可能性をもっと上げたい人へ

近道

以上、群馬大学数学の出題形式・傾向・対策について書かせていただきました。
合格点を取るためのスケジュールのイメージも掴めたかと思います。

しかし、それでもまだ不安な方は、武田塾太田校の無料受験相談へお越しください。
あなたにとってベストな勉強計画を提示することも可能ですし、その他様々なお悩みを解決します。
1時間~1時間半みっちり相談に乗りますので、とことんお悩みをぶつけてください。

お申込みは下のボタン、もしくはお電話にてお願いいたします。
いつでもお待ちしております。

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ちなみに、「そもそも武田塾太田校ってどんな塾なの?」という疑問をお持ちの方は、こちらの記事を読んでいただけると幸いです。
参考記事:群馬県太田市の個別指導塾【武田塾】太田校ってどんな塾なの?

 

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