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武庫川女子大学の入試 国語の傾向と対策

武庫川女子大学の国語

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国語の出題の様子(一般入試前期、中期日程に基づく)

 第一問 現代文(評論)

 第二問 古文 

 第三問 現代文(評論)

 (国語(1)受験者は第一問と第三問、国語(2)受験者は第一問と第二問を解答する)

武庫川女子 国語

現代文を解く際のアドバイス

 全体の総評

 現代文は2問とも評論文の問題が出題されます。本文自体は抽象度が高く、堅苦しい内容となっています。設問自体も解きづらいものがあり、ただ単に本文をダラダラと読んだだけでは解けないものばかりです。以下では、それぞれの小問についてどのような点を注意すべきかを紹介していきます。

 

 漢字問題

 形式難易度ともにセンター試験レベルの問題が出題されます。常日頃からの漢字問題集などを用いた地道な演習が必要となっています。過去問を解く際には、正解の選択肢の漢字だけでなく、他の選択肢の漢字についても書けるかどうかを手を動かして確認するという姿勢が重要です。

 

 空所補充問題

 空所補充問題は接続詞を補充するもの適切な語彙、キーワードを補充するものの二種類が出題される傾向にあります。問題を解く際には、空欄の前の文だけでなく後ろの文もしっかりと読み、その前後の関係性から論理的に適切なものを選ぶことが必要となります。

 

 語彙問題

 語彙問題はセンター試験国語の第二問のような、選択肢の中から適切な意味を選ぶ形式の問題が出題されます。問われる語彙も「ザ・受験」のような語彙だけでなく、日常生活で何度か聞いたことのあるようなものも出題されます。このような問題に対する適切な参考書というものはあまり見受けられません。したがって常日頃から、知らない単語を勉強中やニュースやテレビなどで見かけたら、なんとなく聞き流すのではなく、お手持ちのスマホなどで逐一意味を調べていくという貪欲な姿勢がとても重要です。

 

 傍線部問題

 傍線部問題も、理由説明問題や傍線部説明問題など形式は多岐にわたります。このような問題では、現代文の「解き方」に基づいて解答を導かなければなりません。つまりは、ただ単に本文を読んで合いそうなものを選ぶのではなく、現代文の特徴を掴み、論理的に解答を選び抜くことが必要です。以下のおすすめ参考書欄の方で、その能力を身につけるための具体的な勉強法を紹介しますので、そちらもぜひ読んでください。

 

 

古文を解く際のアドバイス

 全体の総評

 本文自体は有名な古典から一部引用されたもので、前文の説明もある程度きっちりしているので大変読みづらいということはありません。しかしその分本文を十分理解しなければ解けない問題もあり、かつ文法問題も基礎的なものが出されるので、基礎から実践まで満遍なく演習を重ねる必要があります。

 

 文法/語彙/古典常識

 基礎的なものが数問出題されます。文法については分野としても動詞の活用形から敬語まで幅広く問われるので、一冊の講義系参考書(以下のおすすめ参考書欄参照)を他人に説明できるほどに理解することが不可欠です。逆に言えば、こと文法については一冊で事足りるということでもあります。語彙については単語帳一冊で事足りるものが大半です。ただし数問単語帳に載っていないものもあるため、その際は焦らず、前後の文脈から最も適切なものを選ぶようにしましょう。古典常識についても、単語帳に付録されている古典常識の欄をしっかりと押さえればおおよその問題は解けることでしょう。

 

 傍線部問題

 現代文同様、問い方は多岐にわたります。一般に受験生は傍線部問題において、その傍線部自体をないがしろにする傾向があります。しかしながら設問を解く際の大きなヒントの一つが傍線部それ自体の内容でもあるため、傍線部の文をしっかりと現代語訳したうえで本文の文脈と共に解答を導く、という姿勢さえ崩さなければ大半の問題が解けることでしょう。本文自体も、助動詞助詞敬語単語それぞれを見た瞬間に意味や活用が思い浮かぶ程度の理解が、時間内にしっかりと解き切るために不可欠です。

 

 

 

これから勉強を始める方のためにおすすめの参考書

「きめる!センター現代文」

  上に書いた通り、武庫川女子大学の現代文はセンター試験ととてもよく似ています。したがって武庫川女子大学現代文の対策も、センター現代文の対策と同じものとなります。この「きめる!センター現代文」では、センター型の現代文の読み方、解き方を身につけ、より戦術的に現代文の点数を獲得する方法を知るための参考書です。

 勉強方法は以下の通りです。章ごとに問題が掲載されているため、まずそれをコピーして解き始めてください。各問題を解き終わるごとに、解説が載っているため、解説を読みながら、自分のコピーした問題文にその解説を再現してください。現代文の参考書は、解説が載っているのが基本ではありますが、受験生の陥りやすいミスとして、解説を読むだけ読んでアウトプットの作業をしないため、解説の内容が頭に残らない、ということです。それを回避するため、必ずこの解説の再現という作業を行ってください。

 

「富井の古典文法をはじめからていねいに」

 この参考書はタイトル通り、古典文法を全く知らない人でも理解できるように、分かりやすく解説してくれる参考書です。この一冊で、古典文法についてはセンターレベル以上の力を手に入れられるため、むやみに他の参考書に手を出さず、講義系の参考書についてはこれを隅から隅まで学習することが推奨されます。古典文法に苦手意識をもっている受験生が多いようですが、その苦手意識は古典文法を知らないことそれ自体から生じています古典の学習は決して難しいものではなく、その学習量も他の科目に比べて相対的に少ないです。わからないから勉強しない、ではなく、ゆっくりでもいいので着実に納得していくという姿勢が必要です。

 勉強法については、何度も何度も音読する、自分でまとめノートを作ってみる、それを踏まえたうえで自分が自分よりわからない人に説明できるかどうか試してみる、などさまざまな方法が考えられます。最終的な目標としては、その参考書が端から端まで理解できているか、すなわち隅から隅まで自分が先生になった気持ちで説明できるようになることである、ということを念頭に置いたうえで勉強を進めていってください。

 

 

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