こんにちは、武田塾岡本校の川口です。
今日は今年のこの時期の現役生にありがちな悩み
「休校中は勉強できませんでした。」
「学校が本格的に始まって、勉強時間が確保できません。」
に答えていきましょう。
時間があっても勉強しない。時間がないと焦る。に喝！
「休校期間中にはダラダラ過ごしてしまい、ほとんど勉強しませんでした。」
「学校が始まってみたら、順調に進んでいる同級生がいて焦っています。」
「でも、いざ勉強しなきゃと思ったら、今度は全然時間がないんです。」
「あぁ、休校期間中に戻りたい～。今からでも何とかなりますか？？」
予定をきちんと立てよう
ダラダラの要因は？
休校期間中は、
徹底的に勉強をサボった人もいれば、
ここがチャンスとばかりに粛々と勉強した人で結果が分かれました。
ただ、実際多かったのは、
勉強しなきゃと机に向かうも、 ダラダラと集中できない時間を過ごした
という人ではないでしょうか。
「そうなんです！映像授業を見ていたんですが、
全然頭に入ってこなかったり、気が付いたら寝ていました。」
ダラダラしてしまうのは、明確な目標がなく、
予定を立てずに進めているからではないですか？
「あー、確かに。でも、予定を立てても、
それで満足したり、すぐに狂ってしまうんです。」
どうやって予定を立てればいいの？
まずは、ざっくりな目標を立てましょう。
例えば、今使っている単語帳で、
センター試験(共通テスト)レベルまででいいので、
その範囲から100語抜粋して、訳が言えるかテストしたら、
「自信をもって100点！」 という人は少ないのではないでしょうか。
80点！というなかなか立派な人もいますが、
基礎学習においては目標を100点にしておきましょう。
だって、単語や文法を80%でよしとしてしまうと、
その上に積みあがる英文解釈をいくら頑張っても100%にはなりません。
単語や文法を80%でよしとする人は、
たいてい英文解釈も80%程度の完成度になっていきますから、
長文読解の段階においてはどれだけ頑張っても、
80%×80%=64%しか積みあがりません。
まずは単語で100%を目指しましょう。
もちろん、文法や、他の教科も同様に目標設定しましょう。
目標を達成するには？と考える
その目標を達成できるように予定を組んでいきましょう。
単語は毎日100個、
2か月以内を目安に完成させていきましょう。
「1日100個！？！？」
復習を挟みながら進めていくので、1週間だと400語ですが。
単語以外にもやることがあるので、毎日1時間～1時間半ほど。
1週間で400を覚えたら、3週間で1200です。
この時点で全体が95%以上身についている人もいますが、
まとめてやってみると80%だったり60%だったりするので、
1.5～2倍速、つまり1週間600～800のペースで2周目、
3週目は1週間で全範囲と周回していきましょう。
ほら、これで1か月半～2か月弱で完璧になりますね！
具体的な手順を考えておこう
とはいっても、実際にやらなければ意味がありません。
日々の中で、どのようにやっていくかも考えておきましょう。
まずは、登校中の電車・バス、ホームルームの始まる前など、
その日の範囲をざっとテストしてみましょう。 「2秒悩んだらアウト」の基準で、訳が言えないものにどんどん印をつけます。
で、仮に100個全部覚えなければならないとしても、
休み時間を活用して、放課後までには100個覚えきることができます。
1時間目の後の休み時間に100個のうちから10個を完璧に覚えましょう。
慣れていれば10分で10個覚えるのを2セットして20個覚えられます。
2時間目の後の休み時間にも、次の10個、次の10個、と覚えていきます。
ここまでで、40個ですね。
3時間目の後の休み時間に、さらに次の10個を覚えていきましょう。 50個まできましたね。でも、さすがに最初の方の数十個は忘れかけています。
なので、50個まとめての確認を併せてざっとしてしまいます。
昼休みにも30分ほどとることができれば、同様に、
10個ずつ覚えていって、50個まとめて確認する、ということが
もう1セットできるかと思いますので、これで一応100個いけました。
5時間目の後の休み時間には、100個をもう一度確認していきましょう。
抜けていたものをその場で補うか、放課後少しだけ覚えなおします。
実際、覚える個数が80個や60個で済むのなら、そこまでかかりませんね。
最後は寝る前の10分ほどです。
改めて、100個をざっとテストして、抜けていた数個を完成させて終了です。
1日1時間半もあれば、100個完璧にできますね。
実践しなければ意味がない！
せっかく計画を立てても、実践しなければ何の解決にもなりません。
そして、もっとむなしいのは「やったのに身についていない」です。
どうすればよいのでしょうか。
復習しなければ意味がない！
これで1日100個確実に覚えられるといっても、
やはり、放っておくと忘れていってしまいます。
なので、5日目、6日目は復習日です。
とはいってもやることは変わりません。
ただ400個を先ほどの手順で覚えなおしていくだけです。
400個といっても、4日間きちんと覚えてきたならば、
忘れてしまったものだけ洗い出せば1日分の量と変わりません。
もしそれで、5日目にやっぱり400個全部は完璧にできない、
となってしまうのであれば、4日間のやり方に問題があるはずです。
4日間、毎日100%の状態にまで仕上げましたか？
6日目も同じように400個を完璧にします。
覚えにくいもの数個が把握できるようになってきます。
一度は徹底的に潰しておきましょう。
テストしなければ意味がない！
一番怖いのは、 「やったつもり」「できるだろう」 となってしまっていること。
4日進んで2日復習したならば、週末必ず、 本番を想定したテストをしましょう。
きちんとできていれば当然95～100点は取れるはずですね。
そうなっていないのであれば、 やり方に問題があるのでしょう。
しっかり見直し、修正していかなければなりません。
他の予定は？
こうやって単語を学校の休み時間を中心に仕上げてしまえば、
夕～晩にかけて、5～6時間程度はほかに使うことができそうです。
優先順位の高い科目から
英語は、単語・熟語以外の文法・解釈・読解を1つずつ、 毎日1時間半ほど確保して進めていきましょう。
理系であれば、数学と理科1科目に2時間ずつ、 文系であれば、国語と社会1科目に2時間ずつ、
といったように十分時間は取れるはずです。
このようにメインの科目を8月までに固めていきましょう。
さらに他の科目が必要な人は、休日を活用したり、 8月の夏休みに仕上げにかかりましょう。
まずは主要科目の完成が優先です。
文法はインプットとアウトプットで
『大学入試 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』 であれば、
1日10講、4日進んで2日復習で進めていくと、だいたい1日1時間少々、2週間で完璧にすることができます。
そうすれば、
『大学入試全レベル問題集英文法2』や『Next Stage英文法・語法問題』の「文法・語法」などは
1日2章程度、4日2日のペースで、2～3週間完成です。
このぐらいで行くと、解釈→長文と進んで、
「8月完成」という目標が見えてきます。
数学は『基礎問』を完璧に
学校で『チャート式』のような問題集が配られている場合が多いですね。
『チャート式』をある程度やり込んでいるならそれでいいのですが、
今から始める場合には、やはり問題数が多く、周回しにくい欠点があります。
その場合『数学 基礎問題精講』がおススメです。
1日12～10問、こちらも4日進んで2日復習するペースで、
1Aは3週間、2Bや3はそれぞれ4週間で1周できます。
数学3は1日8問程度でもOKです。
この6月3週目からのスタートなら、8月末で完成ですね。
時間がないことはない！
限られた時間を目標や予定を立てて有意義に過ごしていきましょう。
武田塾では、こういった勉強法の提案、目標設定、計画の策定といったサポートをもとに、
自学自習を進めていってもらいます。
そして、 テストを受けることができます。
進め方に関して相談ができます。本当に身についているか確認してもらえます。
「そういえば、単語ですらきちんとできてなかったな」という人はまずは、
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もちろん、単語はバッチリだけど、他は… という人でも、
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