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現役生は本当に冬に伸びる!?直前期に成績がアップする理由とは?

現役生は本当に冬に伸びる!?直前期に成績がアップする理由とは?

現役生が冬に伸びる理由

こんにちは。

授業をしないでおなじみの武田塾小田原校です!

皆さんは、現役生の学力は冬に伸びるという言葉を聞いたことがありますか。

今回は、そのような言葉の成り立つ背景には、どのような要因が含まれているかについて考察していきたいと思います。

受験範囲の学習が終わる時期による問題

秋

公立高校に所属している場合は、一般的には学校の授業の進度が遅いため、全ての範囲の学習を終えて、本格的に受験勉強に取り組み始めることができるのは、高校3年生の秋頃になります。

それまでは知識を蓄えることに集中した学習となっていたところから、アウトプット系の学習量が増えていくことにより、一気に問題が解けるようになるのが、冬にかけて学力が伸びる一つの要因だと考えられます。

受験範囲の学習については、以下でもう少し細かく見ていきましょう。

数学・理科・社会は特に進捗が遅い

学校の進度の影響が特に大きいのは、知識を増やしていかないと総合的な点数が伸びない数学・理科・社会です。

この中でも一番厄介なのは数学で、知識を蓄えた後に、その知識をスムーズに使いこなせるようにする練習も必要となってくるので、全体的にどうしても時間が不足しがちになりやすいです。

これに対して、基本的な文法や単語の学習を終えたら、あとは問題演習をこなすだけである英語や国語は、高校3年生になることを待たなくてもどんどん学力を伸ばしていけるので、できるだけ余裕を持って学習するようにしたいところです。

中高一貫校生には当てはまらない

中高一貫の進学校に所属している場合は、高校2年生の時点で受験範囲の学習を終えて、3年生になったら受験対策に1年間を使うという場合が多いです。

このことを考えると、進度の問題による公立高校生のラストスパートのようなものは、中高一貫校生の場合はあまり期待できないと言えそうです。

中高一貫校に所属しているならば、高校3年生の早い段階からある程度は安定した成績を取り続けて、そのまま本番の入試に臨むという形が理想となります。

公立高校所属でも、できるだけ先取りする意識は必要

進度が遅いがゆえに、冬からの学習で学力が伸びるということは一つの事実ですが、できることならば、ある程度の余裕を持って学習を進めた方が精神的には楽です。

特に数学は、自学で一通りの学習を終えて、学校の授業は復習として使うような形式にすることができると、非常に理解が進みますので、これから受験を考える1年生、2年生は意識してみてください。

勉強時間が確保できるようになる

勉強時間 確保

現役生はなかなか勉強時間を捻出することが難しいため、どうにかして勉強のを高めることでカバーをする必要がありますが、それだけではどうしても厳しい面もあります。

ところが高校3年生の冬になると、これをクリアしやすくなる条件がいくつか生じてきて、質の高い学習を長時間できるようになり、遅れを取り戻して浪人生を逆転することも狙えるようになってきます。

どういうことか見ていきましょう!

冬ごろから高校の授業時間が減って自由時間が増える

高校においては、受験範囲の学習が終わった頃から時間割に余裕が出てきて、自学に充てることができる時間が増えやすいです。

単純に授業のコマ数が減ることによって時間が生まれる場合もありますし、授業という形式を取りつつも、各自の裁量に任せて自習をさせてくれることによって、学習時間が増えることもあります。

現役生はここで生まれた自由時間を有効活用して、自分の苦手を叩いたり、得意科目をさらに強化したりすることで、冬の時期に一気に学力を伸ばしやすくなります。

受験直前には登校が必要なくなる場合が多い

現役生が学力を伸ばすもう一つのチャンスとして、受験直前期が挙げられます。

受験直前期には登校の必要がなくなる場合が多く、これによって生じた時間は、全て好きな学習に費やすことができます。

生じた時間は完全に自学に使っても良いですし、一緒に受験をする仲間と集まって議論しながら学習を進めても良いと思います。

(※コロナ禍においては、オンライン会議ツール等を用いて代用することが好ましいでしょう。)

欠点としては、学校という束縛がなくなることにより、生活リズムが狂ったり、気が緩んだりしてしまう可能性がある点が挙げられます。

これらに自分が該当する可能性があると思われる場合は、親しい友達と連絡を取って、一緒に勉強する工夫をしてみると良いでしょう。

知識が貯まるのに時間が必要

ちりも積もれば山となる

受験範囲が終わるのに時間がかかるという解説と重なる部分がありますが、学習量と成績が比例関係にない科目が存在するために、時間がどうしても必要という場合があります。

このような科目については、早い段階からコツコツと勉強を続けていたとしても、芽が出るのが冬ごろという可能性もあるので、それには注意する必要があります。

数学・理科は複数の分野の知識を蓄える必要がある

学習量と、成績の目覚ましい向上の間に比例関係がない科目として、数学」と「理科が挙げられます。

数学の場合は、幅広い知識を吸収してから、それを自分が使いこなせるレベルまで昇華させるのに非常に時間がかかります。

特に、問題集のパターンを覚えるだけのような学習で定期テストを乗り切ってきた場合は覚えた知識を実戦で使っていく方法を身につける作業を改めて行わないといけないので、受験までに間に合わなくなる可能性が高いです。

しかしながら、知識の収集とそれらのツールを使いこなす能力を両立できるレベルに届くと、急に受験問題が易しく感じられるようになります。

この状態になるのには非常に多くに時間が必要であるため、受験直前の冬にそれを実感する学生が多いのではないかと思われます。

理科に関しても同様で、表面的な知識の理解だけで解ける問題もありますが、それらを総合した深い内容の理解を伴う問題に答えられるようになるためには、たくさんの学習時間が必要となります。

繰り返しになりますが、数学や理科は時間がかかる科目だということを理解して、早めに自学で先取りするようにできると良いでしょう。

英語や国語は逆に早い段階から対策できる

数学や理科は学校の進度による影響が大きく、かといって独学で先取りするのは非常に労力のかかる科目だと言えます。

一方で、英語や国語に関しては、一通りの文法と単語という基礎を押さえてしまえば、あとは長文に慣れる作業を繰り返すのみなので、比較的早い段階で問題演習を積むことが可能になります。

英語はほぼ全ての受験生が入試で必要とする科目ですし、国語に関しては、その学習を積むことで、他の科目にも良い影響が出ることは過去の記事でも紹介しました。

1年生の段階で基本を押さえることを目標にし、2年生からはどんどん問題演習を繰り返せるようになると理想です。

語学に関しては、どれだけ多くの文章を読んで、それについて考える作業を繰り返したかが、実力を養う鍵となります。

英語や国語は、学校の授業を受けつつも、難易度の高いテキストにも早い段階で目を向けられるようになることを目指すと良いでしょう。

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