ブログ

陸上競技リレーが熱い!知れば4倍楽しめる通な見方を紹介【東京オリンピック】

武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分

大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です

 

東京オリンピックが熱い!!!

皆さんもテレビで応援されている方も多いかと思います(*^^)v

 

さて今回は日本の素晴らしい技術が光る

陸上競技4×100mリレーについて書いていきたいと思います!

これを知れば4倍は楽しめるはず!!

 

自慢ですが私実は日本選手権リレーという大会にも出場したことがあるんです!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/アワワ、、ジマン!?

皆さんにリレーの面白さ、日本がなぜ強いのかをご紹介したいと思います!

オリンピック

陸上競技の花形種目”リレー”とは!?

4×100mリレー(4継とも呼ばれる)

4×400mリレー(マイルリレーとも呼ばれる)

この2種目が現在オリンピックのリレー種目では認定されています。

 

4×100mリレーは400m(陸上トラック1周)を4人でバトンをつないで走ります。

4×400mリレーは1600m(陸上トラック4周)を4人でバトンをつないで走ります。

 

世界リレー選手権では色々な条件を加えたリレー競技も増えていますがまずは上記2つの

4継とマイルリレーを覚えれるだけで楽しめます('ω')ノ

 

今回は男子4×100mリレーについて熱く語っていきますねー!!

 

世界記録・日本記録

日本記録

37秒43 2019年にドーハで行われた世界陸上決勝での記録です

こちらはアジア記録でもあります。

 

世界記録(ジャマイカ)

36秒84 2012年のロンドンオリンピック決勝での記録になります。

ウサイン・ボルトが駆け抜けるシーンを見た方も多いでしょう!

 

日本の活躍が世界のレベルを上げている!?

日本は走力こそ劣るもののバトンパス技術が高いため安定してバトンを継ないで活躍してきました。(敢えて継なぐにしています)

 

リオオリンピックに銀メダルを獲得したことがキッカケで他国の選手たちもリレー種目の練習を増やしたと言われています。

個人種目ではメダルは難しいがリレーならば・・・

と思わせたんですよね。

 

日本記録と世界記録を比較しても個人の走力では日本とジャマイカで1秒以上離れています。

しかしリレーでの記録は約0秒6差なんです。

いかにバトンパスが重要なキーであるかがお分かりになるかと思います。

 

リオオリンピック決勝でメダルを獲得した3チームの100mの個人タイムからチームタイムを引いたタイム(利得タイム)です。

金メダル:ジャマイカ…38秒89ー37秒27=1秒62

銀メダル:日本…40秒38ー37秒60=2秒78

銅メダル:アメリカ…39秒12 ー37秒60=1秒50

 

日本チームがどれだけバトンパスで利得距離を稼ぎ技術力で世界と戦えているのかが分かりますよね!!

日本の技術が世界でも注目され、各国でも取り入れられるようになっています。

 

アンダーハンドパス・オーバーハンドパス

アンダーハンドパス

次走者は腰のあたりで手のひらを下に向けて構え、前走者が下からバトンを渡す技術です。

アンダーハンドパスと比べて利得距離が短くなりますが、次走者はランニングに近いフォームで受け渡しをするので走りやすいです。また、ほぼ手渡しするのでバトンを落下させる危険性が低いです。

アンダーハンド

オーバーハンドパス

次走者は後ろに手のひらを向けて腕を伸ばし、前走者が前に押し出すようにしてバトンを渡す技術です

走者間の距離(利得距離)を長くとれる利点がありますが、次走者は腕を後方に高く上げるので、やや走りにくい面があります。

オーバーハンド

アンダー・オーバーどっちが良いの?

アンダーハンドパス、オーバーハンドパスはどちらも利点があるため選手の特性に応じて使い分けされるようになってきました。

肩周りが硬い選手や序盤に加速に乗りにくい選手はアンダーハンドパスの方が向いています。

 

オーバーハンドパスは肩の高さほどまで腕を後ろに上げますので、硬い選手は手を出した際に若干前傾姿勢になってしまいます。

そうすると大事な加速機で足の接地ポイントがズレて加速に乗れない走りになってしまいます。地面からの反発も前に伝えることができないためスピードが出ません。

 

基本的にはアンダーよりもオーバーの方が"利得距離"を稼げると言われております。

オーバーは腕を曲げずに伸ばすことが基本となっています。距離を稼ぐという利点もありますが腕が曲がっている(関節が曲がっている)と実は相当にブレが生じます

バトンを渡しにくいのと、バトンを手のひらにパチン!と当てるのですが(パチンと当てると人間の反応で手を握りやすくなると言われています)腕が曲がっている状態ですと不安定なので当てた際にもブレることがあります。

 

テレビや動画で見てみるとお分かりになるかと思います。バトン当てているのに落とすという現象はそういったことで起こりやすくなります。

 

それとこれは知っておくと絶対に楽しめることなのですが、、、

オーバーハンドパスは渡し手のバトンを持つ位置も非常に重要になります。

 

バトンは約30cmの長さになります。

2走や3走はバトンを受け取る際に変な位置で受け取ることもあります。例えばバトンの中心部分で受け取るなど。それならまだ良い方で渡し手と握手するように受け取ってしまうとバトンの上側を持つことになります。

そうなると次の走者にバトンを渡す際に、、、分かりますかね?バトンを渡す部分が自分の手が邪魔で渡せないのです。

その状態で次の走者とパスを行うのは失敗をしにいくようなもの。そうならないためになんと全力で走りながらも2つのどちらかで対応しています。

 

1.仕方ないのでバトンを持ち替えて調整する。

2.走りながら引き上がる太ももや腰骨にバトンの下部分を軽く当てながらバトンを持つ位置を下にする

 

という方法があります。

1番は両手を使う必要がありますので減速します。余裕のある大会であればこちらを使いますがオリンピックではあまり使いません。

2番はカッコいいよー!!

あれだけ全力で走っていると見える選手たちですが腕の力、バトンを握る力を少しだけ緩めて2.3回太ももや腰骨をバトンを当てて持つ位置を修正するんです

 

2.3走にバトンパスされたところがテレビでも放送されますからバトンを持つ手の位置にも注目すると楽しめるかもしれません!

 

アンダーハンドパスは手と手を合わせるように渡すのが基本です。そうすることにより基本持つ位置は下ポジションになりますので先程の技術は見られないかもしれません。ただバトンパスの正確性、加速に乗りやすいといったメリットがあるためにアンダーハンドパスが増えています。

しかしアンダーハンドパスの厄介なところは走り出し(スタート)が非常に難しいというところにあります。

 

オーバーよりも腕を伸ばさずに腰の位置で受け渡しをしますのでし手ともらい手が"詰まる"ことがほとんどです。

そのため衝突する可能性があります。ぶつかることを避けるために大きく減速してしまうともらい手は加速に乗りますから1チャンスをモノにできないとバトンパスができなくなります。減速してから加速しても追いつけないんですよね。

 

なぜ他国はそれでもオーバーハンドパスを使うのか

アンダーハンドパスは余程の信頼関係がないと良いバトンパスはできないのです。

 

普段の練習から出るタイミングを練習しますが本番でスピードは変わってくるものです。もらい手は前の走者の微妙な変化に気付き、走り出すタイミングを0.01秒早めたり遅くしたりと調整ができないといけません。

これがアンダーハンドパスに利点があるのに他国であまり流行っていない理由の一つになります。

日本人の協調性や周りを気にするという特性もバトンパスの技術に表れているのです!!!

 

バトンパスなんで詰まるんだよー!離れるんだよー!とヤジを飛ばす方もいると思いますので一つデータを。。

私の100m加速走が9,65でした。加速走とは10m程加速をつけてそこから100mを測るため100mの純粋な記録よりも速くなります。これでもボルトに勝てないなんて本当に化け物ですよ。はい。

 

たとえば100mを10秒切りますので単純計算で1秒で10m進む計算なります。0.1秒でもバトンパスのタイミング(動き出し)が遅れたり早くなってしまうと、、、なんと約1mもズレることになります。

普段の100mの試合見てもわかりますよね?どんな選手でも調子によって0.1秒なんてザラに変わるんです。

それを実際に走りながら周りのライバルも全力疾走してくる中、前の走者の動きを見て、感覚で調整するんですよ!?

これとんでもなく難しいんです!!お分かりいただけるかなー

 

そんな大変なバトンパスが3回行われます。

そのためリレーで決勝に残っているだけで本当にどのチームにも金メダルの可能性があるんです!!

 

リレーの豆知識 走順決めから勝負は始まっている!?

本当に重要な走順

ここで勝負は決まると言っても過言ではありません!!それでは特徴を以下にまとめます。

 

1走

クラウチングスタートから走り出すため純粋な走力が問われる区間。カーブを走るためピッチが速い選手のほうが走りやすい区間でもある。1走が遅れると3,4走に心理的なプレッシャーを与えるために速い選手を起用する国も多い。

 

2走

エース区間とも呼ばれる直線を走る区間。ストライドが出やすいため体格の大きい選手がよく起用される。加速に乗りながら3走にバトンパスをしないといけないため後半までスピードを持続できる選手が向いている。後半バテてしまう選手だと2.3走のバトンパスにムラが出るために失敗しやすいんです・・・

 

3走

一番難しい区間冷静かつ走力ある選手を起用することが多い。バトンを受けるときは直線で前走者が迫ってくるために距離感が掴みにくい、、、それでいてライバルたちである全てのレーンが視界に入るために緊張感は3走が最も感じます。

スタートしてからはカーブに入るため前傾姿勢を保ちながらインをつく技術も必要となる。バトンを受けてからは混戦からバラけ始めるために自分の走りを維持するメンタルも必要になります。もちろん減速幅を最小限にできないとアンカーへのパスを失敗するために冷静に最後まで走り切ることが重要となります。。ハァ・・・3走は本当に大変!!

 

4走

4走は焦らないことが大切です。なぜなら最終区間のため各チームがバラけて入ってきます。少しでも早くバトンを受け取りたい!!と気が先行してしまい早くスタートする走者もいます・・・失格が多い区間でもあります。

受け取ってからはもうバトンパスはないため自身の走りに全集中です!とにかく早くゴールするだけ!!

 

チームの精神的支柱は3走に置くことが多いですね!

北京オリンピックでは高平選手、今では桐生選手が3走ですので人選のイメージが掴めるのではないでしょうか!?

 

陸上競技リレーが熱い!知れば4倍楽しめる通な見方を紹介【東京オリンピック】

さてリレー競技について少しでも皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです( ̄▽ ̄)

武田塾は部活動を頑張る生徒さんに広く支持をされています。

限られた時間を以下に効率良く勉強できるか、結果を出すのか・・・を考えれば自学自習に勝る勉強法は存在しません。

 

溝ノ口校は部活動を頑張る受験生を多く逆転合格させてきました!!

小さな悩み、相談でも構いませんので是非お問い合わせくださいね(*^^)v

~溝ノ口校へのお問い合わせはこちらから~

無料受験相談

 

武田塾溝ノ口校は全国の武田塾の中で最もブログが読まれている校舎です\(゜ロ\)(/ロ゜)/

週間2万ビューを下回ることはありません!!そんな溝ノ口校の注目のブログを紹介しますね~

学校関係

学校の三者面談は危険?やる気なくなる前に見ておきましょう

保護者必見!大学受験を見据えた定期試験との向き合い方

知らねば損をする情報まとめ

映像学習の効果的な使い方、お勧めの映像授業をご紹介

補欠合格ってどれくらい繰り上がるの?可能性について

今更聞けないセンター試験と共通テストの”違い”

閲覧注意~刺激が強いかも~

塾・予備校を辞めようと考えている方へ~転塾では何も解決しない?~

溝ノ口校教務の川上ってどんな人?(渋谷校ブログに飛びます)

 

 

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる