武田塾丸亀校の講師、多田です。
いよいよ来週から関関同立の受験が始まりますね。
そこで、今回は関西学院大学の全学部日程とその英語対策について解説したいと思います。
実際、私も関西学院大学に現役合格しています。
その体験もふまえて解説できればと思います。
関西学院大学はこんなところ！
関西学院大学といえば、皆さんはどのようなイメージを持っていますか？
「おしゃれなキャンパス」
「国際色豊かで留学制度も充実」
「いけてる学生も多い（笑）」
そんなこともあって、丸亀市や坂出市の受験生からも非常に人気があります。
また、神戸大学や岡山大学志望の受験生も併願先として選ばれるなど、幅広い人気がありますよね。
実際、校舎長の三好先生も関西学院大学出身ですし。
関西学院大学の全学部日程の英語問題の特徴
それでは全学部日程の英語について解説をしていきます。
配点ですが、全学部日程では550点満点中、英語は200点です。
試験時間は90分で大問6問。
問題構成は
第1問：長文
第2問：長文
第3問：長文
第4問：文法
第5問：整序
第6問：会話文
です。
長文主体の関西大学と比べ、満遍なく問題が出題されるのが特徴。
そのため、英語に関しては総合力が求められるとも言えます。
対策は関大よりしやすく、上位国立の併願先として選ばれているのも、そういった側面があるからだと言えますね。
そういえば、神戸大学に合格した武田塾丸亀校の生徒さんも関西学院大学を併願校の一つに選んでましたね。
2021年度の全学部日程（2月1日）から大問ごとの傾向を解説！
ここからは、昨年度の全学部日程（2月1日）の問題を各大問ごとに解説していきます。
大問1：長文読解
大問1の長文読解は、問題のバリエーションが豊富です。
言い換え、空所補充、下線部の表現を言い換える問題、8つの選択肢から3つ選ぶ問題などがあります。
こちらの選択肢問題は、かなり細かく聞いてくるため難易度は高め。
ただ、知識問題や言い換え問題はそれほど難易度が高くないと思います。
表現の言い換えや内容一致は時間もかかりますし、レベルも高めな傾向がありますね。
大問2：長文読解
こちらは大問1より文章は短めです。
とはいえ、簡単というわけでもありません。
下線部を言い換える問題、内容不一致問題が出されます。
この内容不一致問題は該当箇所が幅広く、解答根拠も文章の順番通りではないため、思ったより時間がかかってしまいます。
大問3：長文読解
こちらも内容一致問題が肝となります。
空所補充が8問、内容一致が2問です。
内容一致は、本文をかなり正確に読む必要があります。
大問4：文法・語法（空所補充）
こちらは関関同立の受験生にとっては基本的な問題ですので、絶対に落とせません。
NextStageレベルの文法問題集を1冊完璧に仕上げれば対応できるので、まだ十分ではない受験生の方は、早めに仕上げるようにしましょう。
大問5：語句整序問題
語句整序問題では、2番目と7番目にくるものを選びます。
ここも基本的なことができれば問題なく解くことができるはずです。
ただし、選択肢が8択と多いため、時間には気をつけましょう。
大問6：会話文
文法と語法の問題が多いです。
一部、文脈問題もありますがそこまで難しくはない印象です。
基本的には大問4～6はそれほど時間はかかりませんので、大問1～3の長文問題にどれだけ時間を確保できるかが大切になります。
過去問を解きながら、問題形式に慣れよう！
全学部日程は全てマーク式で、記述式の学部個別日程より対策はしやすいと思います。
対策方法は過去問に慣れること。
早めに過去問対策に取り組み、できれば数年分は解いて欲しいです。
基礎的な問題では差がつきにくいため、長文の内容一致問題で差が付く傾向があります。
時間がない人は、長文問題だけ過去問をひたすら解き、問題形式に慣れるのも一つです。
また時間制限を意識して、文法や整序問題は素早く正確に解けるようになり、その分、長文の内容一致問題に時間をかけられるようにしていきましょう。
関西学院大学の英語は基礎を完璧に仕上げれば対応可能！
いかがでしたか？
関西学院大学・全学部日程の英語は長文読解で合否が決まると言えますが、基本的な文法問題で落とさないことも重要です。
時間制限も厳しいですから、過去問を繰り返し解き、なるべく長文問題に時間を割ける時間配分を目指しましょう。
また、文法問題のミスは致命傷になるので気をつけてください。
基本的に関西学院大学の英語は基礎の完成度が高ければ、解けない問題ではありません。
これまでやってきたことを発揮できるように勉強を進めて下さい。
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