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共通テストの勉強はいつ始めたらいいの?|受験応援イベント第4回

こんにちは!

武田塾和泉府中校です。

 

10月21日、和泉府中校生限定で「受験応援イベント第4回」を開催しました。

今回のテーマは、

「共通テストの勉強はいつ始めたらいいの?」です。

 

姫野セミナー

今回話を担当したのは、和泉府中校の姫野先生です。

 

国公立志望の受験生にとって、この時期にかなり悩むのが、

「いつから共通テスト対策に切り替えればいいのか?」

という問題です。

 

共通テストも心配。

でも、2次試験の勉強を止めるのも怖い。

 

今回のセミナーでは、姫野先生自身の受験経験や実際の模試成績も見せながら、

①共通テスト対策を始める時期
②2次試験との両立
③共通テストでよくある失敗
④本番までに知っておいてほしいこと

を具体的に話してくれました。

 

これまでの受験応援イベントはこちらです。

▶ 第1回「過去問を解いて終わりにしない」

▶ 第2回「ゲーム・スマホの誘惑を断ち切れない人へ」

▶ 第3回「英語長文の復習方法を知っていますか?」

 

結論:共通テストを始める時期は「全員同じ」ではない

「共通テスト対策は11月から」

「いや、10月からやるべき」

 

受験情報を見ていると、いろいろな意見があります。

でも、姫野先生が最初に強調したのは、開始時期は志望大学によって変わるということでした。

 

セミナーでは、分かりやすく3つのパターンを使って説明しました。

 

パターン1:2次試験の配点が高く、大学別オープン模試がある大学

例として、京都大学農学部のような大学です。

 

パターン2:2次試験の配点は高いが、大学別オープン模試がない大学

例として、岐阜大学工学部や大阪公立大学のような大学です。

 

パターン3:共通テストの配点割合が高い大学

例として、和歌山大学システム工学部のような大学です。

 

もちろん、この3パターンですべての大学を説明できるわけではありません。

姫野先生自身も「一つの参考として聞いてほしい」と前置きしたうえで説明しています。

講師セミナーの教室風景

2次試験の比重が高い難関大は、できるだけ2次対策の時間を残す

京都大学や大阪大学など、2次試験の配点が高く、問題自体も難しい大学では、2次試験対策に多くの時間を使う必要があります。

 

姫野先生自身も受験生時代、志望校のオープン模試が行われた11月前半頃を一区切りとして、共通テスト対策へ切り替えたと話していました。

 

つまり、2次試験の比重が大きい大学を目指すなら、

「共通テストが不安だから、とにかく早く全部共通テストに変える」

のではなく、2次試験に必要な力を伸ばす時間も確保したうえで切り替え時期を決めます。

中堅・準難関の国公立は「共通テストを軽視できない」

次が、2次試験の配点は高いものの、大学別オープン模試が実施されていない大学です。

 

姫野先生は、このタイプの大学では受験生の共通テスト得点率に幅が出やすいと説明しました。

 

「2次試験で逆転すればいい」と考えたくなりますが、実際の2次試験も簡単ではありません。

思っているほど簡単に逆転できるとは限らない。

 

だからこそ、共通テストで点を取っておけば、その分だけ有利な位置から2次試験へ進めます。

 

このタイプでは、セミナーでは10月上旬~中旬頃の模試を一区切りにしつつ、共通テストが得意か不得意かによって開始時期を前後させる考え方が紹介されました。

 

共通テストが苦手なら、もっと早く始める。

ある程度安定して取れているなら、2次対策を続ける余地もある。

 

大学名だけではなく、自分の現在の得点状況まで含めて判断することが大切です。

共通テスト配点が高い大学なら、早めに始める

和歌山大学システム工学部の例では、共通テスト1100点、2次試験400点という配点を使って説明しました。

 

このように共通テストの割合が高い大学では、共通テストの結果が合否に直接影響しやすくなります。

 

そのため、姫野先生は

「できるだけ早い段階で共通テストの勉強に入るのが理想」

と話していました。

 

今回のセミナーは10月21日に行いましたが、このタイプの大学を志望している場合は、10月に入った頃には対策を始められているのが理想。

まだ始めていなければ、この時期からでも切り替えていこう、という内容でした。

「2次の勉強をしていれば、共通テストも勝手に伸びる」は本当?

ここからが今回のセミナーで特に印象的だったところです。

 

よく、こんな話を聞くことがあります。

 

「2次試験で使う科目は十分勉強しているから、共通テスト対策は特にしなくていい」

「数学は形式に慣れていないだけ。2次の勉強を続けていれば、そのうち取れる」

 

これに対する姫野先生の結論は、かなりはっきりしていました。

 

「ほとんど無理だと思います」

 

もちろん、両方できる人もいます。

しかし、2次試験の力が伸びれば、それに比例して共通テストの点数も自動的に伸びるとは限らない。

 

その理由を、姫野先生は自分自身の受験生時代の成績を使って説明しました。

テキスト

2次数学は伸びたのに、共通テストの数学はついてこなかった

姫野先生が示したグラフでは、記述模試の数学は高い水準を保っていました。

ところが、共通テスト型の数学は同じようには伸びていません。

 

姫野先生自身も、

「2次の数学をやっていれば、共通テストも右肩上がりになると思っていた」

そうです。

 

しかし、共通テスト対策を後回しにした結果、10月にはむしろ共通テスト型の成績が下がってしまった。

 

ここから分かるのが、

2次試験と共通テストでは、求められている力が違う

ということです。

 

2次試験では、自分で考え、答案を記述する力が求められます。

一方、共通テストでは、短い時間の中で大量の情報を処理する力や、計算スピード、資料を素早く読み取る力などが必要になります。

 

同じ「数学」「英語」「国語」でも、試験で要求される力は同じではありません。

では、2次試験の勉強は全部やめるべき?

もちろん、そういう話でもありません。

 

姫野先生自身は、共通テスト数学がかなり苦手だったため、11月から数学は共通テスト対策へ完全にシフトしました。

 

一方で、英語や国語は大きな問題がなく、ある程度安定して得点できていたため、2次試験の勉強も継続しました。

ただし、志望校の2次試験で使わない漢文については、共通テスト用に別途対策したと話しています。

 

つまり、

「全科目を一斉に共通テストへ切り替える」必要はありません。

 

過去の模試結果を見る。

安定して取れている科目と、不安定な科目を分ける。

2次試験で使うかどうかも確認する。

 

そのうえで、科目ごとに共通テストへ切り替える時期を決めていきます。

 

姫野先生も、判断に迷う場合は担当の先生に相談してほしいと話していました。

共通テストの失敗① 分からない1問に時間を使いすぎる

後半では、姫野先生自身の失敗も含めて、共通テストでありがちな失敗を紹介しました。

 

一つ目は、

「分からない問題に時間をかけすぎること」です。

 

姫野先生は本番の数学IAで、図形の問題が解けず、大問1つに20分ほど使ってしまったと話していました。

 

その結果、後ろの問題へ使える時間がなくなり、確率は十分に考える時間が取れなかった。

 

分からない問題に固執すると、時計を見るたびに焦ります。

焦ればさらに考えにくくなる。

 

そこで勧めていたのが、最初から問題を2周するつもりで解く方法です。

 

1周目で解ける問題を先に取り、時間がかかりそうな問題はいったん飛ばす。

2周目で戻ってくる。

 

「1周ですべて完璧に解き切ろう」とするより、時間に余裕を持って進める方が、焦りによるミスも防ぎやすくなります。

共通テストの失敗② 社会科目を後回しにする

二つ目は、社会科目を後回しにすることです。

 

英語・数学・国語に目が向きすぎて、社会のインプット開始が遅れる。

あるいは、知識を入れるだけで終わって、問題演習まで進めない。

 

姫野先生は、社会のインプットは思っている以上に時間がかかると話していました。

 

だから、10月の段階でまだ十分に進んでいないなら、今からでも進める。

そして冬休みにはアウトプットへ入れる状態を目指します。

共通テストの失敗③ 「1000点中何点」だけを見る

そして、今回姫野先生が

「今日、一番言いたかったこと」

として挙げたのが、志望大学の共通テスト配点です。

 

模試が返ってきたとき、

「1000点中700点だった」

「80%取れた」

という総合点だけを見ていませんか?

 

国公立大学では、共通テストの各科目をそのままの点数で使わず、大学独自の配点に圧縮・換算することがあります。

 

つまり、同じ100点でも、志望大学では80点分として扱われる科目もあれば、30点分、40点分として扱われる科目もある。

 

セミナーでは、姫野先生が受験した昨年の阪大法学部の配点を例に説明しました。

 

その例では、理科基礎100点分が80点として扱われる一方、リスニング100点分は30点、情報100点分は40点として扱われていました。

 

同じ1時間を勉強に使うなら、どの科目を伸ばしたときに志望校の得点へ大きく反映されるのか。

 

「志望校の配点を見て、勉強時間の使い方を決める」

ことが重要です。

テキスト2

本番で知っておきたいこと① 休み時間が長い

最後に、本番で知っておきたいことも紹介されました。

 

まず、共通テスト本番は休み時間がかなり長いこと。

 

資料では、休み時間は平均でも50分程度あると説明されています。

模試とは時間割の感覚がかなり違います。

 

その時間を何もせず過ごすと長く感じるので、姫野先生は普段使ってきた参考書を持っていくことを勧めていました。

 

「自分が使ってきた参考書は、お守りみたいなもの」

という話もありました。

本番で知っておきたいこと② 暑さ・寒さの対策をする

1月の試験なので、防寒対策も必要です。

 

姫野先生自身は、試験会場で教室へ入れるまで外で20分ほど待った経験があるとのこと。

 

一方で、教室に入れば暖房が効きすぎて暑いこともあります。

 

寒い人は上着を用意する。

暑がりなら脱いで調整できる服装にする。

 

自分で温度を調整できる準備をしておくことが大切です。

本番で知っておきたいこと③ 前の教科を引きずらない

そして最後が、

「前の教科でくよくよするな」

です。

 

姫野先生自身、数学IAがうまくいかず、そのことを引きずった結果、次の数学IIBでも普段より低い点数になった経験があります。

 

終わった科目の点数は、その場では変えられません。

 

「マークミスしたかもしれない」

「あの問題を間違えたかもしれない」

 

と考え続けても、次の科目の得点にはつながりません。

 

終わった科目は一度切り離し、次の科目に集中する。

本番では、これも重要な力です。

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残り3か月でも、点数は変わる

セミナーの最後、姫野先生は今年受験する生徒に向けて、

「残り3か月でも全然得点は変わるので、最後まで諦めないでほしい」

と伝えていました。

 

一方、高1・高2生には、今すぐ共通テストばかりを勉強するという意味ではなく、

自分が受験生になったとき、いつ共通テスト対策へ入るのかを逆算しておく

ことを勧めています。

 

共通テスト対策を始める時期は、全員同じではありません。

 

志望校の共通テストと2次試験の配点。

自分の得意・不得意。

これまでの模試の推移。

2次試験で使う科目・使わない科目。

 

これらを見ながら決めていく必要があります。

「自分の場合はいつから?」と迷ったら

今回の話を読んで、

「自分の大学はどのパターン?」

「共通テストの数学が苦手だけど、もう切り替えた方がいい?」

「2次の英語を続けても大丈夫?」

「志望校の圧縮配点を見ても、どこを優先すればいいか分からない」

 

と感じた人もいると思います。

 

今回のセミナーでも姫野先生が話していたように、こうした判断は一人でするのが難しいことがあります。

 

武田塾和泉府中校では、志望校や現在の成績を確認しながら、今どの科目を優先して勉強するべきかを一緒に整理していきます。

 

「共通テストはいつから?」ではなく、「自分はいつから?」を考える。

 

今回の第4回受験応援イベントは、そんなことを考えるきっかけになるセミナーでした。

 

武田塾和泉府中校では、これからも受験生が「実際の受験経験から学べること」を持ち帰れる受験応援イベントを開催していきます。

 

武田塾和泉府中校では無料受験相談を行っています。

 

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