【浪人】は不利？2025年共通テスト変更点【武田塾　富士校】

皆さんこんにちは！武田塾富士校の広瀬です。

本日は、来年2025年に受験を控えている
高校2年生の皆さんと、既卒生の皆さんに向けて
2025年の共通テスト変更点についてブログを書いていきます。

気になる変更点を現在判明している範囲で紹介しますので、
参考にしてみてください。

旧課程

浪人生は不利？？

2023年の共通テストを受験した人の中には、
浪人して2025年度の新課程入試を迎えた場合はどうなってしまうのか？
と心配になる方もいると思います。

確かに2025年の新課程入試に向けて変更点もあるのですが、
浪人生には旧課程受験者に対する救済措置もあります。

例えば「情報」も、旧課程と新課程の２つの問題が用意されており、
浪人生はどちらかを選択して受験することができます。

この措置は浪人生に限られたものなので、
人によっては随分助かるのではないでしょうか。

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共通テスト新課程の各科目の変更点

国語　（変更あり）

変更点①：試験時間
80分から90分に変更

変更点②：問題内容
近代以降の文章の大問が１問増設され、
近代以降の文章３題、古文１題、漢文１題に変更。
増えた近代以降の文章では「実用的な文章」を中心に出題される予定。

変更点③：配点
旧課程では、近代以降の文章：100点、古文：50点、漢文：50点だったものが、
近代以降の文章：110点、古文：45点、漢文：45点に変更予定。

英語　（特に変更なし）

英語は、旧課程と比べて特に大きな変更はなさそうです。

数学ⅠA　（変更あり）

変更点①：問題内容
数学ⅠAでは旧課程では大問１、２が必答で、大問３〜５は「図形の性質」、
「確率」、「整数の性質」の３題から２題を選択して解答する形式でしたが、
新課程では大問が４つしかなく、全問必答となる予定です。

変更点②：出題範囲
旧課程の範囲から、「整数の性質」が消失。
「確率」の分野に数ⅡBから「期待値」が移動して加わります。

数学ⅡB　（変更あり）

変更点①：試験時間
60分から70分に変更

変更点②：科目選択
旧課程では、数学Ⅱか、数学ⅡBのどちらかを選択し、解答する形式でしたが、
新課程では数学ⅡBCの一括りになりました。

変更点③：問題内容
旧課程では大問１〜３が必答で、大問４〜６は「数列」、「ベクトル」、
「確率分布と統計的な推測」の３題から２題を選択して解答する形式でしたが、
新課程では、大問１〜３が必答で、大問４〜７は「数列」、「ベクトル」、「統計的な推測」、
「平面上の曲線と複素数平面」の４題から３題を選択して解答する形式に変更予定です。
結果的に合計解答大問数が５問から６問に増えます。

変更点④：出題範囲
旧課程の範囲から、「期待値」が数ⅠAに移動して無くなり、
「平面上の曲線と複素数平面」が選択問題として選択可能になる予定です。

理科　（変更あり）

変更点①：科目選択と時間
旧課程では基礎科目とそうでない理科とでは試験の実施時間が別でしたが、
新課程では理科で一つの時間帯にまとめて実施する案が予定されています。
すると、「物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎（この中から2つ選択）」
「物理」「化学」「生物」「地学」の5科目から最大2科目を選択する形となり、
1科目なら60分、2科目なら130分（解答時間120分）で受験することになります。

社会　地理歴史　（変更あり）

変更点①：選択科目
旧課程では「日本史」「世界史」「地理」に大別されていましたが、
新課程では「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」「地理総合、地理探究」
「地理総合、歴史総合、公共」という新学習指導要領にのっとった選択科目に変更されます。

変更点②：出題範囲
いずれの科目も旧課程と新課程では出題内容が異なるので、新課程の対策が必要になります。

社会　公民　（変更あり）

変更点①：選択科目
旧課程から「現代社会」がなくなり、新課程では「公共」が設置されました。
また、旧課程では1科目から受験に使えることが多かったですが、
新課程では「公共、政治・経済」、「公共、倫理」、「地理総合、歴史総合、公共」
のいずれかで受験することになります。

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