新学年が始まる前の3月・4月に手を付けるべき科目は、英語・数学・現代文の3つだけです。
この時期にあれこれ広げると、どれも仕上がらないまま夏を迎えます。
この記事では、春休みから新学期にかけて何をやるか、逆に何をやらないほうがよいかを、武田塾安城校(JR安城駅南口から徒歩2分、校舎長・宮下純弥)が科目別に整理します。
講師が毎年この時期に生徒へ伝えている内容です。
学年に関係なく使えますが、特に新高3・新高2の方に向けて書いています。
3〜4月にやるべきこと
① 英語・数学・現代文を最優先にする
なぜこの3科目かというと、仕上がるまでに時間がかかり、かつ後の科目の土台になるからです。
理科・社会は後半でも巻き返しが効きますが、英語と数学は積み上げに時間がかかります。
英語
文系・理系を問わず受験の軸になります。
まずは英単語から始めてください。
単語が入っていない状態で長文に進んでも、問題演習が成立しません。
単語がある程度仕上がっている人は、熟語・文法へ進み、そこから演習に入ります。
数学
理系はもちろん、国公立文系でも必要になります。
一方、私立文系で数学を使わないと決めているなら、数学に時間をかけすぎず、英語・現代文に配分してください。
注意点は、公式の暗記から入らないことです。
重要なのは覚えているかではなく、使えるかどうかです。
解き直したときに途中式を省かず、解答までの道筋を自分の言葉で説明できる。
ここまで再現できて、はじめて理解したと言えます。
現代文
語彙・漢字・設問の処理の型を早い時期に固めると、その後の伸びが安定します。
後回しにされやすい科目ですが、共通テストでも私大でも配点が大きく、早く固めるほど得をします。
進度の目安
| 科目 | 3〜4月で到達したい状態 |
|---|---|
| 英語 | 英単語・英文法・構文/解釈の基礎教材を完璧にする |
| 数学 | 『基礎問題精講』などの基礎固め系を1冊やり切る |
| 現代文 | 語彙・漢字・解法の型を定着させる |
※表の進度と、この記事に出てくる時期は志望校と学年で前後する目安です。
ここでの「やり切る」は、1周したという意味ではありません。
全問正解でき、なぜその答えになるかを説明できる状態を指します。
文法と理系科目は特に、解説の根拠を理解してから次に進んでください。
② 共通テストの本試・追試を、時間を測って解く
模試を受けたことはあっても、共通テストの本試験・追試験そのものを解いた経験がある人は意外と少ないはずです。
制限時間つきで解くと、次の3つが手に入ります。
- 今の実力での得点感覚(模試の偏差値ではなく、素点で分かる)
- 本番の難易度の肌感
- 必要な処理速度の体感
点数が低くても問題ありません。
むしろ、この時期に危機感が持てるほうが有利です。
焦りは、4月なら行動に変えられます。
③ 第一志望の過去問に一度だけ触れる
過去問演習の本格的な開始は、多くの場合10月以降です。
それでも、この時期に一度「見ておく」価値があります。
- 出題形式・難易度の肌感がつかめる
- 記述があるのか、時間配分はどうなるかが分かる
- どの力がどれだけ必要かの見積もりができる
この段階では点数は気にしなくて構いません。 目的は目標のかたちをつかむことです。
ゴールの形が見えていると、日々の勉強で何を優先すべきかの判断が変わります。
気をつけたい進め方
① 同時に手を広げすぎる
春は気持ちが前向きになる時期なので、参考書を何冊も買い、全科目を並行して始めたくなります。
そして、どれも中途半端で終わります。
まずは英語・数学・現代文に絞って仕上げてください。 主要科目の完成が見えてきたタイミングで、副科目を追加します。
なお、優先順位は志望校によって変わります。
配点と必要科目は募集要項で確認してください。
共通テストの比重が高い国公立志望と、3科目の私大専願では、配分が大きく変わります。
② 復習をしない
人は忘れます。
復習は例外なく必要です。
- まずは3学期の履修範囲を重点的に復習する
- 可能なら模試の解き直しをする(弱点がはっきりしている分、効率がよい)
- 「解いて終わり」にせず、直す → もう一度解くで再現できる状態にする
同じ問題を出されたときに確実に解けるまで、何度でも繰り返してください。
③ 計画を細かく作りすぎる
分刻みの計画は、1か所ずれた時点で崩れます。
週単位で「今週やり切る範囲」を決め、日々の配分は当日決める形にすると、調整の余地が残ります。
よくある質問
新高3です。3月から始めて間に合いますか
間に合わせられます。
ただし条件があり、英語・数学の基礎を夏前までに終えることです。
ここが夏にずれ込むと、演習と過去問の時間が足りなくなります。
3月・4月は、そのための土台を作る期間だと考えてください。
現在の学力によって必要な量は変わります。
何をどの順で進めるかが決められない場合は、無料受験相談でご相談ください。
LINEでも相談を受け付けています。
武田塾安城校の公式LINE
新高2です。まだ受験勉強を始めなくてもいいですか
始めることをおすすめします。
ただし、新高3と目的が違います。
高2でやるべきことは、志望校対策ではなく、英単語と数学の基礎、そして毎日机に向かう習慣を作ることです。
この2つが高2のうちに済んでいると、高3の1年の使い方がまったく変わります。
志望校がまだ決まっていません
3月・4月の段階では、大学名まで決める必要はありません。
決めておきたいのは次の3点です。
- 国公立を目指す可能性があるか
- 共通テストを使うか
- 文系か理系か
この3つで、やるべき科目と配分がかなり絞れます。
大学名は夏までに固めれば間に合います。
参考書は何冊買えばいいですか
科目ごとに1冊です。 同じレベルの教材を複数持つと、どれも中途半端になります。
1冊を完璧にしてから次に進んでください。
まとめ
3月・4月の合言葉は次の3つです。
- 志望校・学部の方向を決める(国公立か/共通テストを使うか/文理)
- 時期別のざっくりした計画を作る(夏前・夏・秋〜12月・共通テスト後の4区切り)
- 英語・数学・現代文の基礎を徹底する
早く始めるほど、夏以降に余裕が生まれます。
逆に、春に土台を作らないと、夏に基礎と演習を同時にやることになります。
「何から始めればいいか決められない」「今使っている教材でいいのか不安」という方は、武田塾安城校の無料受験相談をご利用ください。
現在の学力と志望校の方向をうかがったうえで、最初に取り組む1冊と、夏までの進め方を一緒に決めます。
この記事は、武田塾安城校(校舎長 宮下純弥)が、春休みから新学期の勉強を決めたい高校生に向けてまとめました。
※2026年10月時点の内容です
武田塾安城校 無料受験相談のご案内
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、次の3つを一緒に整理します。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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