「志望校の配点、見たことがありますか」。
武田塾安城校の受験相談でこう聞くと、半数近くの高校生が「ない」と答えます。
結論から言うと、配点を見ないまま勉強するのは、点数の取り方を決めずに走っているのと同じです。
同じ100時間でも、配点の高い科目に使うか低い科目に使うかで、合格点への近づき方が変わります。
この記事では、配点とは何か、どこで調べるのか、調べた後に何を決めるのかを手順で説明します。
武田塾安城校 校舎長の宮下純弥が、志望校の受験計画を作るときに生徒と実際にやっている作業をそのまま書きます。
まだ志望校が決まっていない高1・高2でも使える内容です。
配点とは何か
配点とは、各科目が入試全体でどれだけの比重を占めているかを示したものです。
「英語200点、国語100点、社会100点」と書かれていれば、英語1問の重みは国語1問の2倍です。
どの科目で点を取れば合格に近づくのかを示した地図だと考えてください。
実は、この配点を把握していない受験生がかなりいます。
理由を聞くと、こう返ってきます。
- 志望校が決まっていないから調べていない
- そもそも配点というものを知らなかった
- 学校や塾が教えてくれると思っていた
共通しているのは「自分で調べていない」ことです。 受験は情報戦です。
少し調べれば分かることを人任せにしたまま本番に向かうのは、武器を持たずに試合に出るようなものです。
配点の調べ方
配点は、大学の公式ホームページに載っています。
手順は3ステップです。
| 手順 | やること | 見るページ |
|---|---|---|
| 1 | 志望大学の公式サイトに入る | 「受験生の方へ」「入試情報」 |
| 2 | 受験する方式を選ぶ | 一般選抜/共通テスト利用/共通テスト併用 など |
| 3 | 試験科目と配点の表を開く | 入学者選抜要項・学生募集要項(PDF) |
このとき見るのは、次の5点です。
- 科目ごとの配点(満点が何点か)
- 科目の選択ルール(必須か、選択か、高得点科目採用か)
- リスニングの有無と、その配点
- 外部検定(英検など)のスコアを使えるか
- 共通テストと個別試験の比率
まとめサイトではなく、大学の公式サイトを見てください。 年度によって配点が変わることがあり、古い情報のまま勉強を進めると計画ごとずれます。
実際の配点表がどう書かれているかを見ておきたい人は、たとえば中部大学 特別奨学生入試の公式ページを開いてみてください。
「学力検査300点、書類審査20点」と配点が明記されています(2026年9月26日確認)。
どの大学も、こうした形で配点を公開しています。
学部・方式で配点は変わる
同じ大学でも、学部が違えば配点は違います。
同じ学部でも、方式が違えば配点は違います。
ここを見落とす人が多いところです。
次の表は、配点表をどう読むかを示すための例(実在の大学の数字ではありません)です。
| 方式 | 英語 | 国語 | 地歴 | 合計 | 読み取れること |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 200 | 100 | 100 | 400 | 英語が全体の半分。英語で決まる |
| B方式 | 150 | 150 | 100 | 400 | 英語と国語の2本柱 |
| C方式(共テ利用) | 200 | 200 | 100 | 500 | 共通テストの得点がそのまま反映 |
同じ大学の同じ学部でも、A方式で受けるかB方式で受けるかで、優先する科目が入れ替わります。
自分が受ける方式のページを開くこと。 これだけで判断の精度が上がります。
とくに私立大学は、前期・後期・共通テスト利用・共通テスト併用と方式が多く、配点の差も大きくなります。
志望校が複数あるなら、方式ごとに1行の表を作って並べてください。
配点を見た後にやること
配点を確認したら、優先して勉強する科目を決めます。 ここまでやって初めて、調べた意味が出ます。
決め方の手順は4つです。
- 合格に必要な得点率を確認する(公表されていれば合格最低点、なければ得点率の目安)
- 科目ごとに「今の得点率」と「必要な得点率」を書き出す
- 配点 × 伸ばせる幅 で、増える点数を見積もる
- いちばん増える科目から時間を配る
3番目が要点です。
配点が高い科目でも、すでに得点率が高ければ伸びしろは小さい。
配点が低くても、今の得点率が極端に低ければ伸びしろは大きい。
「配点の高さ」と「伸びしろ」の掛け算で決めてください。
| 科目 | 配点 | 今の得点率 | 伸ばせる幅 | 増える点数 |
|---|---|---|---|---|
| 英語 | 200 | 70% | 15% | 30点 |
| 国語 | 100 | 40% | 30% | 30点 |
| 地歴 | 100 | 30% | 50% | 50点 |
この例なら、まず手をつけるのは地歴です。
配点だけを見て英語に全部の時間を使うと、増える点数は逆に小さくなります。
配点を見るタイミング
「志望校が決まっていないから調べられない」という人へ。
候補が3つあれば、3つとも調べてください。 決まってから調べるのでは遅くなります。
- 高1・高2:候補校を3〜5校挙げて、科目数と配点の傾向だけ見ておく。文系理系の選択や科目選択の判断材料になります
- 高3の春:受験する可能性のある方式をすべて洗い出し、配点表を1枚にまとめる
- 高3の秋:出願する方式を確定させ、残り期間の時間配分を決め直す
高1・高2のうちに一度見ておくと、「この大学は英語と数学で決まるのか」と分かった時点で、日々の勉強の意味が変わります。
よくある質問
志望校が決まっていなくても配点を調べる意味はありますか
あります。
候補を3校挙げて配点を比べると、共通して重い科目が見えてきます。
多くの場合それは英語です。
志望校が変わっても無駄にならない科目が分かるので、今から何に時間を使うべきかが決まります。
配点はどこに載っていますか。募集要項が見つかりません
大学サイトの「入試情報」「受験生の方へ」から、入学者選抜要項または学生募集要項のPDFを探してください。
多くの大学は前年の要項も残しているので、最新年度のものかどうかを表紙で確認してください。
見つからない場合は大学の入試課に問い合わせても構いません。
配点の高い科目だけ勉強すればいいですか
違います。
配点が高くても、すでに得点できている科目に時間を足しても点は増えません。
「配点 × 伸ばせる幅」で見て、増える点数が大きい科目から手をつけてください。
また、足切りや科目ごとの最低点を設けている大学もあるので、要項の注意書きも読んでください。
共通テストと二次試験、どちらを優先すべきですか
志望校の比率で決まります。
共通テストの比率が高い大学と、二次の比率が高い大学では、秋以降の時間配分がまったく変わります。
ここは自分の志望校の数字で確認してください。
まとめ
- 配点は「どの科目で点を取れば合格に近づくか」を示した地図
- 配点は大学の公式サイトの入学者選抜要項・募集要項に載っている。まとめサイトを使わない
- 学部が違えば配点は違う。同じ学部でも方式が違えば配点は違う
- 見るのは配点・選択ルール・リスニングの有無・外部検定の利用可否・共テと二次の比率
- 優先順位は「配点 × 伸ばせる幅」で決める。配点の高さだけで決めない
- 志望校が決まっていなくても、候補3校の配点を比べると共通して重い科目が分かる
情報を自分で調べる姿勢そのものが、受験では武器になります。
まずは候補校の入試情報ページを1つ開いてみてください。
武田塾安城校の無料受験相談では、志望校の配点表を一緒に開いて、今の成績と必要な得点率の差を科目ごとに出します。
そこから、次の1か月にどの科目へ何時間使うかまで決めます。
志望校が固まっていない段階でも構いません。
LINEでも相談を受け付けています。
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この記事は、武田塾安城校(校舎長 宮下純弥)が、志望校の配点を調べたい受験生に向けてまとめました。
※2026年10月時点の内容です
武田塾安城校 無料受験相談のご案内
入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、次の3つを一緒に整理します。
- 合格までに必要な参考書と、やる順番
- いつまでに何を終えるかの学習計画
- 今の勉強法で直すべき点
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