ブログ

成績が伸びる生徒と伸びない生徒の違い|安城校の講師が見た5事例

成績が伸びる生徒と伸びない生徒の差は、勉強時間でも才能でもありません。
目の前の課題を終わらせてから次に進んでいるかどうかです。
この1点で、ほぼ説明がつきます。

この記事を書いたのは、武田塾安城校で複数年にわたって生徒を担当してきた講師です。
これまで見てきた中から、「このままだと危ない」と感じた3つのパターンと、「確実に伸びた」2つのパターンを紹介します。
統計をとったものではなく、指導の現場で繰り返し見てきた傾向です。

自分に当てはまるものがないか、確かめながら読んでみてください。
当てはまっていても、直せば間に合います。

伸び悩む生徒に共通する3つのパターン

パターン1 確認テストに合格していないのに、志望校の話ばかりしている

先を見据えること自体はいいことです。
ただし、順番があります。

今週の範囲の確認テストに合格できていない状態で、志望校の変更や受験方式の比較に時間を使っても、判断材料がそろいません。
基礎が固まっていないうちの「どこなら受かるか」は、ただの推測になります。

やるべきなのは、今週分を確実に終わらせることです。
それが数週間続けば、伸びのペースが見えてきます。
志望校の判断は、そのペースが分かってからのほうが正確です。

このパターンの人は、情報収集が勉強の代わりになっていることが多いです。
大学の偏差値を調べている時間は、気持ちは動きますが点数は動きません。

パターン2 同じミスを何度も繰り返す

2週続けて同じ問題を間違えるのは、復習が足りていないというより、復習の意味を取り違えているサインです。

よくある復習 本来の復習
間違えた問題の解説を読む 解説を見ずに解き直して、正解できるか確かめる
ノートを見返す 何も見ずに再現できるか試す
「あー、これね」で終わる なぜ間違えたのかを一言で説明する

復習日は「見直す日」ではなく「できるようにする日」です。
この違いを持っているかどうかで、同じ時間をかけても結果が変わります。

見分け方は簡単です。
復習した範囲を、1週間後に何も見ずに解けるか。
解けなければ、その復習は足りていません。

パターン3 自分の弱点を言葉にできない

「英語が苦手です」と言う生徒に、何が苦手なのかを聞くと、答えられないことがあります。

英語ができない原因は、少なくとも次のように分かれます。

  • 単語を知らない
  • 文法のルールが入っていない
  • 一文の構造(どこが主語でどこが動詞か)がとれない
  • 一文は読めるが、文章全体の流れを追えない
  • 読めているが、時間内に終わらない

原因が違えば、やるべき参考書も違います。
ここを特定しないまま「英語をがんばる」と決めても、効きにくい勉強に時間を使うことになります。

弱点を特定する方法は、模試の問題を解き直してみることです。
解き直して正解できるなら「時間」が原因、解説を読めば分かるなら「知識」が原因、解説を読んでも分からないなら「基礎」が原因です。

あわせて、勉強内容だけでなく集中力・生活リズム・勉強時間も見直してください。
成績が上がらない理由が、勉強のやり方ではなく睡眠不足だったケースも実際にあります。

確実に伸びた生徒の2つのパターン

パターン1 宿題を「説明できるレベル」まで仕上げてくる

「言われたことをやってきた」と「理解して説明できる」の間には、大きな差があります。

個別指導の口頭試問で、なぜその答えになるのかを自分の言葉で説明できる生徒は、例外なく伸びます。
逆に、答えは合っているのに理由を聞かれると黙ってしまう生徒は、模試で形式が変わった途端に点が落ちます。

自分で確かめる方法があります。
その日やった内容を、誰かに教えるつもりで声に出してみてください。
詰まったところが、理解できていないところです。

パターン2 質問の中身が具体的

勉強が進んでいる生徒ほど、質問が細かくなります。

伸び悩む生徒の質問 伸びる生徒の質問
この問題が分かりません この英文の、ここからここまでの構造が取れません
英語の勉強法を教えてください 単語は覚えたのに長文で意味が取れないのはなぜですか
数学が苦手です この解法を選ぶ理由が分かりません。別の解き方ではだめですか

質問が具体的になるのは、自分で一度考えた証拠です。
すぐ聞くのではなく、まず自分の頭で考えてから聞く習慣がある生徒は、質問するたびに理解が深くなっていきます。

とはいえ、考え込んで手が止まるのも損です。
目安は10分。
10分考えて糸口が見えなければ、そこまでに考えたことを持って質問に行くのがちょうどいい使い方です。

模試の復習を、点数の確認で終わらせない

伸びる生徒にもう1つ共通しているのが、模試の使い方です。
点数と判定を見て終わりにせず、「なぜ間違えたのか」まで分解して次の行動に反映しています。

手順は2段階です。

手順1:時間を測らずに解き直す

時間さえあれば正解できたのか、そもそも知識が足りなかったのかを切り分けます。

  • 時間があれば解けた → 処理速度の問題。演習量を増やす
  • 時間があっても解けなかった → 知識・解法の問題。教材に戻る

ここを切り分けないまま「とにかく演習量を増やそう」と決めてしまうのが、伸び悩む生徒の典型的な動き方です。

手順2:ミスの原因を3つに仕分ける

ミスの種類 やること
まだ学習していない範囲 今後の学習計画に組み込む
覚えたが忘れていた範囲 今週中に短い間隔で反復し、すぐ取り戻す
解法ミス・読み違い 解説を読み、自力で最後まで再現できるまでやり直す

この2手順を毎回やると、次の模試での得点の安定度が変わります。点数が上下しなくなるのは、間違いの原因を潰しているからです。

もう1つ、伸びた生徒に共通していたのは基礎教材を切らなかったことです。
演習期に入っても単語帳や文法書を手放さず、毎日短時間でも触れ続けていました。
演習に移った瞬間に基礎教材をやめると、夏以降に取りこぼしが増えます。

今の自分を確かめる5つのチェック

節目のタイミングで、次の5つを確かめてみてください。
夏休み明けや模試の返却後など、区切りのある時期がおすすめです。

チェック項目 できている/できていない
今週やる範囲を、今週中に終わらせているか
先週間違えた問題を、何も見ずに解けるか
自分の苦手を、科目名ではなく分野名で言えるか
今日やった内容を、人に説明できるか
質問するとき、自分の考えを一緒に伝えているか

5つのうち2つ以上できていないなら、勉強量を増やす前にやり方を直したほうが早いです。

よくある質問

勉強時間は足りているのに成績が上がりません

まず疑うのは、復習の中身です。
上のパターン2に当てはまっていないか確認してください。
次に疑うのは、参考書のレベルです。
今の自分に対して難しすぎる問題集を使っていると、時間をかけても定着しません。

苦手科目を後回しにしてしまいます

苦手科目は、1日の最初に置いてください。
後半に置くと、疲れを理由に飛ばす日が出ます。
1回15分でも構いません。
毎日触れている状態を切らさないことが優先です。

模試の判定はどれくらい気にすべきですか

判定は今の位置を示す目安で、合否の予告ではありません。
見るべきなのは判定の文字より、合格に必要な点数と今の点数の差、そしてどの分野で落としたかです。
判定に一喜一憂する時間を、原因の仕分けに回してください。

秋から成績を上げることはできますか

できます。
ただし、新しい教材を増やすやり方ではなく、すでにやった教材の抜けを埋めるやり方に限ります。
秋以降は演習と復習の時間が競合するので、手を広げるほど1つあたりの仕上がりが浅くなります。

参考書を変えたほうがいいですか

伸びていない時期に参考書を替えるのは、いちばん多い失敗です。
今の1冊を最後までやり切れていないなら、替える判断はまだできません。
判断に迷うなら、実際の進み具合を見てもらうのが確実です。

やり方を直せば、今からでも間に合います

伸びる生徒と伸びない生徒を分けているのは、才能ではなく習慣です。
目の前の課題を終わらせる、説明できるまで仕上げる、弱点を言葉にする。
この3つは、今日から変えられます。

武田塾安城校の無料受験相談では、今の勉強のやり方を聞いて、どこで止まっているのかを一緒に特定します。
「勉強しているのに伸びない」と感じている人ほど、話してみる価値があります。

LINEでも相談を受け付けています。
武田塾安城校の公式LINE

武田塾安城校について

武田塾安城校は、愛知県安城市朝日町14-1 朝日ビル101号、JR安城駅南口から徒歩2分にあります。
自習室は約30席、月〜土は13:00〜22:00、日曜は10:00〜18:00に開いています。
安城・安城東・安城南・安城学園・刈谷・刈谷北・知立・知立東・岡崎・岡崎城西・西尾・星城などの高校に通う生徒が在籍しています。
校舎長は宮下純弥です。

無料受験相談へ

「勉強のやり方がわからない」「どの参考書を使えばいいのかわからない」「授業を受けても意味がない気がする」。
受験に関するあらゆる悩みに、無料で個別にアドバイスします。
公式LINEからもお問い合わせいただけます。

この記事は、武田塾安城校(校舎長 宮下純弥)が、勉強しているのに成績が上がらない高校生に向けてまとめました。

※2026年10月時点の内容です

武田塾安城校 無料受験相談のご案内

入塾を決めていなくても受けられます。
志望校と今の学力を確認して、次の3つを一緒に整理します。

  • 合格までに必要な参考書と、やる順番
  • いつまでに何を終えるかの学習計画
  • 今の勉強法で直すべき点

無料受験相談を予約する(フォーム)

公式LINEで相談する

安城市・安城駅の予備校・個別指導塾|武田塾安城校
〒446-0031 愛知県安城市朝日町14-1 朝日ビル101号
JR安城駅南口から徒歩2分
自習室:約30席、月曜〜土曜 13:00〜22:00/日曜 10:00〜18:00
TEL:0566-91-3330

関連記事

受験生がやってはいけない行動3選|安城校が見た伸び悩みの原因

「勉強時間は取っているのに成績が動かない」という相談を受けたとき、安城校でまず確認するのは勉強の中身ではありません。勉強していない時間の使い方、模試のあとの行動、勉強中の環境の3つです。伸び悩んでいる ..

分からない問題の正しい対処法|安城校が教える5ステップ

問題集を解いていて手が止まる。解説を読んでも腑に落ちない。そのまま飛ばして次に進む。この繰り返しで、気づくと「分からないまま置いていった問題」が積み上がっていきます。 分からない問題が出ること自体は、 ..

夏休み明けの切り替え方|安城校が教える秋の学習リズム

夏休みが終わったあと、最初の2週間で失速する受験生がいます。夏に頑張った人ほど、学校が始まった瞬間に勉強時間が半分になり、そのままペースが戻らない。毎年よく見る形です。 この記事は、武田塾安城校の講師 ..