[蕨・川口の高3生]浪人すると不利になる？今年で決着つけるべき？

「成功と失敗の一番の違いは、途中で諦めるかどうか」

～蕨・川口で大学受験対策と言えば！武田塾蕨校！～

蕨・川口地域にお住いの皆さんこんにちは、武田塾蕨校です。

今回はタイトルにもある通り、

「浪人すると不利になる？今年で決着つけるべき？」

というテーマでお届けしてまいります。

いま現在高校3年生の皆さんは、いよいよ入試本番へ向けて受験勉強真っ只中だと思います。

いまこの記事を開いているあなたは、

『あと1年あれば…！』

『今年は厳しそうだな…』

『正直浪人してやり直したい』

なんて考えているのではないでしょうか？

今回はそんな蕨・川口地域にお住まいの高3生に向けて、

次年度浪人する場合についてお伝えしていけたらと思います。

それではいってみましょう。

浪人すると不利になる？今年で決着つけた方が良い？

早速ですが巷でよく囁かれているこちらの内容についてお伝えしていきます。

結論から申しますと、

「実は有利」

です。

まさかの回答に驚かれた方も多いのではないでしょうか？

なぜ冒頭からこんなことが言えるか、以下で解説してまいります。

浪人すると有利になる理由➀：旧課程履修者には「経過措置」が取られる

ご存じの通り、いま高3生の方と高1高2生の方では履修している「課程」が異なります。

2025年1月～3月に大学受験するのは主にいまの高2生の代なので、当然のことながら入試問題は新課程に合わせて作成されます。

しかし、

''新課程の生徒はやっているけれど、旧課程の生徒はやっていない''

こういった単元履修のズレから生じる差をなくすために、「経過措置」というものが取られます。

簡単に言えば、

''旧課程履修者は旧課程の範囲のままから受験できるようにする''

という制度です。

☆「経過措置」がある科目☆

➀数学

②地歴公民

③情報

この記事をご覧になっている人の中で最も気になっているポイントはやはり数学ではないでしょうか。

まず数学ⅠAに関しては、旧課程履修者は以下のように受験科目を選択することが可能です。

・「数学ⅠA(旧)」「数学Ⅰ(旧)」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅰ」の中から1科目

新課程の方々が「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅰ」から1科目選択のところ、旧課程の方々は上記4つの中から1科目を選択できます。

また数学ⅡBに関しては、旧課程履修者は以下のように受験科目を選択することが可能です。

・「数学Ⅱ・数学B・数学C」「数学Ⅱ・B(旧)」「数学Ⅱ(旧)」「簿記・会計(旧)」「旧情報関連基礎」

新課程の方々が「数学Ⅱ・数学B・数学C」の1科目選択のところ、旧課程の方々は上記5つの中から1科目を選択できます。

新課程の方々は数学Cまで勉強しなくてはならないところ、旧課程の方々は、全体的に選択肢が多いのです。

※ただし「経過措置」がとられるのは''2025年の入試のみ''である点に注意※

経過措置があるからといって油断はできません。

この措置がとられるのは、''2025年の入試のみ''である点に注意しておきましょう。

これは共通テストだけの話ではなく、多くの私立大学でも同様です。

2浪以上してしまうと、新課程科目での受験を余儀なくされます。

''浪人は1年まで''

浪人を覚悟している高3生は、この言葉を強く意識しておきましょう。

※「経過措置」が''ない''科目もある点に注意※

油断できないポイントはもう一つあります。

それは以下科目には経過措置がない、ということです。

・英語

・国語

・理科

しかし理科に関しては必要に応じて旧課程科目での受験は可能とも言われています。

浪人すると有利になる理由②：過去問が豊富にある

浪人するとむしろ有利になるもう一つの理由として、

「過去問が豊富にある」

という点が挙げられます。

「新課程の入試が始まる＝出題傾向が変わる」

ため、新課程の方々は入試本番で新しい傾向の問題を解くことになります。

一方旧課程の方々は上述した「経過措置」により、旧課程の出題範囲のまま問題を解くことができます。

つまり、事前に過去問をうまく活用することで対策を練ることができます。

個人的にはこれはかなり大きな利点だと考えます。

とは言ってもやはり現役で進学するに越したことはない

ここまで浪人した場合の良い点ばかりに焦点を当ててお伝えしてきました。

しかしながら、''とは言ってもやはり現役で大学に進学するに越したことはありません。''

自分は浪人して1年余分に高校生の勉強を続けている中、周囲の友達は大学へ進学し楽しい日々を過ごしています。

加えて、

浪人したことで同年代とズレた1年間は、大学だけでなく就職した後もずっと続きます。

会社に入っても、自分1人だけは''同期''とは異なるポジションになります。

実はこの1年間の遅れは大学生活だけでなく、その先もずっと続いていくのです。

この記事を書いている当方は、浪人経験者です。

『自分も現役で大学へ進学していれば、あの先輩(同年齢)と同じ日々を同じように笑えていたのになぁ。。。』

なんて思うこともしばしばありました。

できることなら、なるべく現役で大学へ進学することをお勧めします。

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