今回は、高1・2生へ向けて現時点の参考書進度から、難関大学に合格できるかどうかを具体的に解説します。
文系・理系それぞれの参考書進度目安をチェックし、自分の勉強が順調か確認しましょう！
最難関大を目指している高２生
東京一科のような最難関大を目指している人が高２の秋でやっておきたい参考書や達成し たい目標についてです。
英語
英語では二次試験向けの英文解釈の勉強を始めていたり、基礎のレベルをクリアして国公立やMARCHのような入試問題を解き始めていたりするというのが理想の状態です。
参考書なら、東進の「英語長文レベル別問題集のレベル５」、「英語長文ポラリス２」、「大学受験のための英文熟考」などにあたります。
数学
数学に関してです。
まず、秋の目標は、記述模試で数ⅠAⅡBの範囲の偏差値が70になることです。
高３の春から夏にかけて徹底的に難問対策をやりたいところです。
これを考えてペースを逆算すると高２終わりに典型問題が出るトップ層の大学であるTOCKYは解けていることが理想であります。
そのため、今は入試で使うための武器をそろえている段階にあるということが理想のペースであるというように考えられます。
文系数学だったら「基礎問題精講」や「青チャートのコンパス３の問題」のような教科書の例題＋αの基礎的 かつ典型的な問題は完璧になっている状態が理想です。
アウトプットができていないなら「大学入試数学 落とせない必須１０１題」や「解法のエウレカ」をやってアウトプットをし、模試で目標の偏差値を取れる実力 をつけましょう。
これに加えて、日東駒専の入試問題を解ける状態にし、「文系の数学重要事項完全取得編」と「実践力向上編」、「標準問題精講」、「1対1対応の演習」のような入試問題の典型の練習を始めていてほしいです。
入試問題の典型の練習を仕上げるには半年くらいかかるので、高2秋には始めましょう。
理系数学は数ⅢCの先取りを進める人と数ⅠAⅡBを極める人で分かれると思います。
高３になると学校の授業では数ⅢCが始まります。
難関大の数学の問題を解くための学力を手に入れるためには演習量が必要です。
しかし、学校のペースでは演習量が間に合わないのでできるだけ先取りしたいところです。
数ⅢCを先取りする人は１０月時点で終わる目途がつくようにしましょう。
あとは微積をやるだけ、という状態であることが理想です。
目標は「基礎問題精講」や「青チャートコンパス３」の問題の解き方をマス ターしている状態で、いわゆる日大レベルまで仕上げている状態です。
数ⅠAⅡBを極めるという人は「数学良問問題集」、「文系の数学実践力向上編」、「プラチカ」のような参考書を終えていて、１０月末までに数ⅠAⅡBを仕上げるという状態が理想です。
記述模試の数ⅠAⅡBで偏差値７０をとることを目標にしましょう。
旧帝大やTOCKYのような上位国公立大学やGMARCHを目指している高２生
旧帝大やTOCKYのような上位国公立やGMARCHを目指す人が高２の秋でやっておきたい参考書や達成したい目標についてです。
数学
数学は基礎問題精講数ⅡBを進めている段階であればOKです。
英語
英語は単語と英文法解釈の基礎が終わって長文を読み始めている段階、参考書でいうと「the rules1,2」を進めている段階であることが理想です。
ここで大事になってくるのが「the rules２」をただ解いただけで終わっていないかということです。
上位国公立に合格できる可能性を高めるためにやってほしいのが、
● コピーしてSVOC振りができるかの確認
● 文章中のthatの役割といった文法事項を説明できるか
● 段落ごとの内容を説明できるか
● 全体の説明ができるか
● 設問の解説ができるか
● 構文が取れるか
です。
特に、構文が取れるかというのはしっかり意識してやってほしい部分です。
これが意識してできていない人は「はじめの英文読解ドリル」を使って練習をして構文を１文ずつ取れるようになりましょう。
この状態で「the rules2」を進めると上位国公立に合格できる可能性が高くなります。
以上がどのくらいのレベルの参考書を進めていればよいのかの目安の参考書や目標についてです。
その参考書を進めているラインにいれば絶対合格できるというわけではありませんが、あくまで目安とし て考えてください。
また、０から始める人でも勉強法を間違えなければ上位国公立など上の大学を狙うことは可能です。
正しい勉強法でしっかり学習を進めていきましょう。
英検対策
中には旧帝大以上を志望している人も多いと思います。
旧帝大以上を狙うにはそれ以上の努力が必要です。
特に早慶に関していうと英語の入試がとても難しいです。
これに太刀打ちするために、高２で英検２級を取得することを目標としましょう！
そして、できれば英検準１級まで取得することを目標にしましょう。
文化祭など行事ごとで忙しいですが、この記事の目安の参考書や達成してほしい目標をベースに 自分の志望校に向けて逆算して目標を立てて、勉強を進めてくださいね。
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