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大阪公立大学の入試制度まるわかり!偏差値はどれくらい変わる??

こんにちは。

武田塾堺東校です!

今回は大阪公立大学の入試について分かっている範囲で情報をまとめ、予想してみました\(^o^)/

大阪公立大学を目指している、気になっているという方は、ぜひ、この記事を読んで見てくださいね!!

 

大阪公立大学の入試について

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大阪公立大学になったことで大きく変わったところは、、、?

個人的第1位は、どちらの大学にも存在していた学部の入試です!!!

どちらの大学にもあった学部は、

 

工学部(大阪市立大学工学部+大阪府立大学工学域)

経済学部(大阪市立大学経済学部+大阪府立大学現代システム科学域マネジメント学類)

理学部(大阪市立大学理学部+大阪府立大学生命環境科学域理学類)

看護学部(大阪市立大学医学部看護学科+大阪府立大学地域保健学域看護学類)

生活科学部食栄養学科(大阪市立大学生活科学部食品栄養科学科+大阪府立大学地域保健学域総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻)

があげられます。

 

大きなポイントは入試日程募集人数そして気になる偏差値です!

それでは、これからそれぞれについて説明していきます!!!

                           

 

入試日程について

まずは入試日程です!

 

簡単に中期日程について話そうと思います。

公立大学には、国立大学とは違って前期と後期の間に中期日程を設けれる権利があります。

全国に公立大学は多くないため、中期日程がある大学はごくわずかです。その結果、全国の受験生が中期日程のある大学に殺到し、倍率が跳ね上がります。

 

統合前では、市立大学では中期日程はなく、府立大学では工学域にのみ中期日程が設定されています。

工学部は志望者が多い学部なので、「府大の中期日程」は全国的にも有名で、多くの理系難関大志望者が府大の中期日程を受験しています。

 

ここで、話を戻します!

大阪公立大学も公立大学の1つなので、中期日程を設けることができます!!!

では、前期試験のみだった市立大学と中期試験のみだった府立大学が統合された大阪公立大学工学部の受験日程はどうなるのでしょうか??

 

大学側の情報によると、なんと、前期試験も中期試験も両方行う!!!とのことです。

つまり、大阪公立大学工学部は最大2回受験できるチャンスがあるということです!!!

 

さらに、また工学部の話になるのですが、工学部は受験時に専攻学科が決まる点も以前の府立大学とは異なる点です!

 

以前の府立大学の工学域では、受験時は、機械系学類、物質化学系学類、電気電子系学類の3つのうち第1希望と第2希望を書いて受験し、合格した学類に入学しました。

その後、2年生から3年生に進級するタイミングで、

機械系学類は、航空宇宙工学課程、海洋システム工学課程、機械工学課程、

物質科学系学類は、応用化学課程、化学工学課程、マテリアル工学課程、

電気電子系学類は、情報工学課程、電気電子システム工学課程、電子物理工学科課程、

というようにそれぞれさらに3つの課程に分かれていました。

 

つまり、工学という学問の中でも大学で専攻する分野の大枠は受験時に決め、その先の細かい課程については大学に入ってある程度工学というものについて学んだ後決定できるという制度だったのですが、今回の合併に伴い、細かい先の課程まで受験時に決めなければならなくなったのです。

 

なので、大阪公立大学の工学部を受験しようと思っている受験生の皆さんは、自分が将来どんな仕事をしたいのか、大学でどの分野を学びたいのかを決めておく必要があります。

大学のホームページを見たり、オープンキャンパスがあればそういう機会を使って、積極的に大学生の先輩方のお話しを聞くと参考になることがたくさんあるかもしれません!!!

 

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募集人数について

次のポイント、募集人数についてです!

募集人数にしては、市立大学のみにあった学部、府立大学にのみあった学部はそのままの人数両方の大学にあった上記5つの学部は、両大学の募集人数を合計した人数が募集人数となっています。

 

つまり、募集人数が増えたということです。ラッキーかと思いきや、実は落とし穴があります…

受験者数も合算されてしまうのです。。。

 

やはり市立大学と府立大学では、全く同じ偏差値というわけではなく、学部によって差があります。

そのため、今までだと、「今の成績ではちょっと市立大学には届かないから府立大学受けよう」とか、その逆パターンができたのですが、それが出来なくなります。

 

当然、偏差値が上の大学の受験生の方がレベルが高いため、分かれていた状態なら下の方の大学でギリギリ受かってたかも!という人が受からなくなるケースが考えられます。

つまり、大学としてのレベルは、各学部、合併前の上位だった方に偏るだろうと予想されます。

 

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気になる偏差値の話

受験生にとって、一番気になるところはやはり偏差値でしょう。

これはあくまで僕の予想になりますが、先ほど募集人数のところでチラッと書いた通り、偏差値は両大学のいいとこどりになり、さらにそこから少し上がる可能性が考えられます。

 

この理由としては、以下の2点です。

1.今まで、各大学の偏差値に沿って、分散していた受験生が合併されたことに1つの大学を受験すること。

2.大阪府在住の指定の条件を満たす学生を対象に、入学金と授業料を無償化すること。

 

まず、理由1からですが、これの理由は先述した通りです。

次に理由2についてです。指定の条件の詳細は以下に記載しました。

府内に3年以上居住する年収590万円未満の世帯を対象に入学金と授業料を無償化する。新制度では年収590万円未満の世帯が入学金と授業料が無償になるほか、年収590万円~800万円未満の世帯は子ども1人なら3分の1、2人なら3分の2支援し、3人以上なら無償となる。年収800万円~910万円未満の世帯は子ども1人なら支援がないが、2人なら3分の1、3人以上なら3分の2を助成する。

 

特に2の理由によって、大阪府に在住している経済的にあまり余裕のない学生が大阪公立大学を狙ってくる可能性は高くなると考えられます。公立大学とはいえ、4年間ないし6年間在籍すると、200~300万円以上の学費が必要となります。

実際のところ、私の周りでも奨学金を借りて学費を支払っているという学生もいます。

 

奨学金を借りると、社会人になってから返すまでに何十年もかかってしまったりということもあるため、この入学金および授業料無償化の制度は、かなり魅力的なものであり、これを理由に大阪公立大学を志望する学生も増えるといっても過言ではないでしょう。

さらに、市立大学と府立大学の統合によって、かなり幅広い学部学科が揃っているため、志望者側からしても志望校の選択肢の1つに入りやすくなると予想されます。

 

また、目新しいものが好きという人にとっては、新設大学と聞くと興味が湧くことでしょう。

2025年に完成予定の新キャンパス「森ノ宮キャンパス」は新築なので、他の国公立大学と比較してかなり綺麗な設備が使用できるところも惹かれるポイントです!

これらのことを踏まえると、合併したことにより大阪公立大学を避ける理由があまり見当たらず、むしろ魅力的な部分が際立つことが分かります。

 

避ける理由として考えられるのは、大阪公立大学が人気になり、倍率が増加すると予想して、あえて他の同程度のレベルの大学に出願するというケースです。

近畿圏の人で実家から通える範囲で考える人だと、おそらく大阪大学か大阪公立大学、もしくは神戸大学か大阪公立大学和歌山大学と大阪公立大学で悩む人が多くなると予想されます。

 

共通テストリサーチや全国模試での志望人数などのデータを集め、分析することが1つの重要な目安になるでしょう!!!

さらに、二次出願の時期になると、大阪公立大学の出願数や倍率をこまめにチェックするとともに、同じレベルぐらいの大学への出願状況にも要注意です!

 

すごく負の感情を煽ってしまうような記事になりましたが、偏差値は上がるとしても少しだと予想します!

というのも、もともと阪大や京大といった最難関大学を目指されている方は、大阪公立大学には目もくれず、上位の大学を目指して受験するでしょう。その上位層の中に、「経済的に余裕がなくて、大阪公立大学の方が…」という人が果たして何人ぐらいいるのかということですが、そもそもその上位層自体かなり人が少ないし、その中で理由2の条件を満たしている人はそこまで多くないと推測します。

 

なので、決して弱気になることなく、大阪公立大学に挑戦してみてください!!

過去問が無いのは不利と思われがちですが、それは全受験生平等なので、今までの大阪市立大学および大阪府立大学の過去問を参考にすると良いと思われます!

 

この記事をここまで読んでくださった方は、大阪公立大学に興味がある方だと思うので、この統合の機会にぜひ目指されてみてはいかがでしょうか?

 

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